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水資源賦存量の計算方法について教えて下さい


水資源賦存量は、理論上、人間が最大限利用可能な水の量で、
降水量から蒸発散によって失われる量を引いたもの

と定義されています。


そこで、水資源賦存量を計算したいのですが、
蒸発散量はどのようにして計算するのでしょうか?
式で表せば、

水資源賦存量=降水量(m)×面積(m^2) - 蒸発散量

となります。
降水量と面積はデータから求められますが、
蒸発散量は、「降水量(m)×面積(m^2)」に係数を掛けたものになるのでしょうか?

具体的な計算方法などありましたら、
ご教授願います

宜しくお願いします

A 回答 (1件)

>蒸発散量は、「降水量(m)×面積(m^2)」に係数を掛けたものになるのでしょうか?


そうはなりません。最大の理由は、蒸発散量の単位はmであるため。
(降水量-蒸発散量)×面積 です。

>蒸発散量の具体的な計算方法
比較的簡略に求める場合は、
ハモンの式(日照時間と日平均気温から求める)
ソーンスウェイトの式(日照時間と日平均気温と湿度から求める)
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no32/32b2/a3 …
※1日当たりのmmであらわす式なので、mに換算するときの係数に注意。


注意すべき点:
0.水面からの蒸発量=丸裸の地面からの蒸発量=植物がある場合の蒸発散量 である。
 畑に作物を植えれば発散の分が増えるように感じるが、式の上では増えない。
 それくらい大雑把な近似式であることに注意。
1.この式は、あくまで、蒸発散する水があれば(=水面or土中に水分があれば)
 の場合の式なので、沙漠(あえて、沙を使います。)のように地面がカラカラであれば
 式にかかわらず蒸発散量はゼロ。
 ゆえに、半沙漠地帯だと、雨季=それなりの水資源 乾季=全部蒸発
 年間では降水より蒸発が多いケースでも、雨季の水資源があるので、ゼロにはならない。
2.地域ごとに、(降水量-蒸発散量)×面積 を計算し、集計する必要がある。
 (世界平均降水量-世界平均蒸発散量)×全陸地面積 ではない。
 上式で計算してしまうと、たとえば、日本国内の余剰水が外国の沙漠で蒸発してしまう計算となる。
3.洪水などで利用することなく海に流れてしまう水も水資源としてカウントされる。
 (理論上の値なので、こでれよい。)
4.ダムを砂漠地帯に作った場合。(たとえばアスワンハイダム)
 砂漠地帯(今までは、沙漠であるがゆえに蒸発量は微小)に巨大な湖ができたわけだから
 蒸発散量は増える。降水量は変化なし(いや、若干増えてるが、ここでは無視。)
 結果的に、ダムを作れば、理論水資源賦存量は「減る。」
 洪水でムダに流れる水が減る効果のほうが大きいから、実用上の水資源量は「増える」
 のであり、ダムがムダというわけではない。
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