【復活求む!】惜しくも解散してしまったバンド|J-ROCK編

作曲の勉強をしています。

西洋楽理本は多くありますが邦楽理本について
あまりお目にかかったことがありません。

西洋楽理でいう対位法や和声学にあたるような
作曲技法のような邦楽理について参考著書やHP等があれば
お伺いしたいです。

純邦楽といってもジャンルは様々ではありますが
琉球音楽や日本民謡等があればたすかります。

明治や当時の方々、もしくは現代邦楽の方々は
何をもって作曲していたのか参考になればと思います。

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A 回答 (3件)

コメント拝見しました。


先に訂正ですが、田辺尚雄「邦楽化のための音楽理論」は、「邦楽家」の変換ミスです。回答を送ってしまった後で気が付きました。また、尺八のリンクの一つが、直接使用できなくなってしまっていますが、URLをコピーしてアドレスに入れていただければつながります。
あと、沖縄音楽について、NHKの音源集と、音階について少し触れているサイトがありました。あとのものは、専門家によるものではなさそうなので、参考程度にしてください。

http://www.nhk.or.jp/churauta/database/
http://www.asahi-net.or.jp/~hb9t-ktd/music/Japan …

音階についてですが、私個人としては、音階論は何か不毛な感じがします。小泉文夫はテトラコルドによる理論にこだわっていたようですが、大学時代の私の師の一人はかなり批判的でした。

先に御紹介した文楽の本に詳しいのですが、日本の伝統音楽の美の特質として、音色、間、息、の3つが挙げられています。西洋音楽には基本的にはない美学です。もちろん、若干似た部分はあります。音色の追及は、近代以降は行われていましたし、アゴーギクなどの微妙なテンポの揺らぎなどは、わずかながら、「間」と通ずるところがあるような気がします。しかし、これらの要素は、理論化ができません。音色や間について書かれた楽理というのはないでしょう。師から弟子への口伝だけだと思います。また、雅楽を聞いているとわかりますが、篳篥と竜笛が、まるで陽旋法と陰旋法を同時に演奏しているような状態になっていて、その音のぶつかりで独特の音色が出てきます。これを西洋の楽器で演奏しても様になりません。また、能楽では、音色や表現のために、まるで音階そのものを否定するがごとき発展をしているのもユニークなところです。

私は、伝統邦楽を理解するためには、楽理にこだわるよりも、できるだけたくさん、しかもジャンルにこだわらず、ありとあらゆるものを聞いて耳を肥やすことだと思います。私も、代表的なジャンルだけでなく、各種琵琶音楽(薩摩、筑前、盲僧、平曲)、神楽、祭囃子、日本全国の民謡等、片っ端から聞きました(ちなみに、琉球音楽については、沖縄本島より、宮古や八重山の方に魅力を感じます。日本古来の文化が、北端と南端に残っている可能性が指摘されていますが、琉球民謡の細かい装飾や裏声が、北方の追分に通ずるように思います)。さらに、日本以外の民族音楽を聴くのも、いい勉強になります。

それから、西洋音楽になれた耳で邦楽を聞いても、音色や間の魅力には気が付きません。また、それを感じ、よいと思えるようになるには、感性が必要です。私は、ヨーロッパへの留学滞在も長かったのですが、西洋人でも、感性の鋭い人ならば、日本の音楽の良さをわかってくれます。なまじ感性の劣っている日本人よりははるかに理解していると思います。留学時の私の師は、能や芭蕉、禅の公案などいろいろ知っている人で、インドのリズムを使って作曲をしたり、芭蕉の句を作品に使ったりするような人でした。能の音楽を聴いて、非常に論理的にできている、と言っていましたし、人間のすることは、みな論理的なんだよと言われ、日本音楽を単に情緒的ととらえるのは、落とし穴に落ちるようなものかもしれないと思いました。また、特に親しくしていた友人も、高橋竹山の愛聴者でした。

私は、あくまでも西欧音楽の作曲をしているので、いくら伝統邦楽から影響を受けたといっても、先にあげたような、音色や間はなかなか取り入れることはできません。先輩作曲家たちもいろいろな試みをしていますが、成功していないと思うものもたくさんありました。最初はそれでも、記譜法を工夫して、かなりのところまで迫ることはできましたが、演奏家にその都度邦楽の録音を聴いてもらったり、リハーサルで細かく指示しなければならなかったりで、やはり限界を感じました。現在は、西洋音楽の書法と矛盾のない範囲でやっています。なお、私は、ヨーロッパで作品を発表したことはありますが、帰国後、プライベートでいろいろな問題に悩まされることがあり、活動は軌道に乗っていません。作品をお聞きいただける機会も今のところはないのです。また、いま日本で主流になっている作曲のスタイルとも違いますので、認められにくく、ほとんどヨーロッパへ送っています。

それから、私がいくら伝統邦楽に興味を持って研究してきたといっても、あくまでも作曲の参考に、専門の研究家の方々が著した書物から学ぶのが精いっぱいでした。一度、能の音楽について書こうと思ったことがあり、留学中でしたので、ドイツ語による論文の断片で終わりました、そもそも私は、作曲と演奏の両方をやるので、自分の仕事で手一杯、邦楽に関する知識を書籍やHPにまとめるなど、とても力の及ぶところではありません。こういったことを音楽学者の方がもう少しやってくれるといいのですが、どうも学究的な研究に偏りがちで、実用的な研究をしてくれる人はほとんどいません。御紹介した書籍の中では、文楽と雅楽の各書籍が、そういう意味で優れていると思います。

最後に、もう1冊書籍を御紹介します。音楽の本ではないのですが、昨日たまたま書店で見つけて購入したもので、前回の日本文化の御質問にある程度関係する内容です。

リチャード・E・ニスベット 「木を見る西洋人 森を見る東洋人 - 思考の違いはいかにして生まれるか」

この本のまえがきの最後にある言葉、「東洋人と西洋人がともに向上していくために、それぞれが得意とする思考のツールを交換しあえるようになること」は、私が常日頃考えていることそのままです。

以上、御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

文楽については大変興味深いお話ですね。

いわゆる職人の技術や作法は実践を通して垣間見れるもので
言葉によって著述される性質のものではない、という事なのでしょう。

ここは非常に仏教や儒教文化が反映されていると思います。
ただ読めば理解できる等というような類のものではない、
つまり経験し実感することで事の大事さを分からなければ本来理解した事にはなりませんからね。

当時始めて西洋音楽を聴いた時の反応として、うるさいと表現したエピソード等は
仰るように休符という概念とは少し違う、いわゆる「間」を聞いている日本人からすると、
良くも悪くもなんとも音のデカイ、密度の高い音楽なのだと感じたことでしょうね。

「間」は日本人の沈黙、清寂、情緒等の美意識を論理的に体系化したものだと思われますし
静かな季節の変わり目からくる侘しさとも呼応している気が致します。

ともかくご回答有難うございました。

お礼日時:2014/09/07 18:44

続きです。



文楽に関しては、次の書物を持っています。

茂手木 潔子「文楽 声と音と響き」
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E6%A5%BD-%E5%A …

日本の楽器の使い方に関しては、次のものが有名です。私は未購入ですが、いずれ購入しなければならないと思っている本です。

三木稔「日本楽器法」
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A5 …

民謡についての本もいくつか持って入るのですが、今確認できません。すぐ思いつくのは、岩波文庫の「日本民謡集」くらいです。
HPも、知っているものをご紹介しておきます。

雅楽関係
http://www.gagaku.net/
http://www.nihongagakukai.gr.jp/
http://gagaku.blog.ocn.ne.jp/
http://www.d2.dion.ne.jp/~kaz/gagaku/
http://www.geocities.jp/gagaku_ryuteki/index.html

序破急について
http://homepage2.nifty.com/~bunko/s/196912.htm

能楽関係
http://www.the-noh.com/jp/index.html

篠笛について
http://homepage2.nifty.com/iwatake/scale/book.html

日本音楽の旋律
http://sky.geocities.jp/stokoji2ooo/index.html

尺八
http://home.att.ne.jp/green/kozan/step_2.html
http://尺八.net/shaku_fu.html
http://www.kochyo.co.jp/onritsu/

探せばもっと見つかると思いますが、これくらいにしておきます。

御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

あちらはこれというのもはないと半ば分かった上での質問でしたので
締め切らせていただきました。

ご詳細にお答え頂き真に有難うございます。大変参考になります。
あの質問については仰るとおり音楽から出てきた疑問です。

小泉文夫さんや千葉優子さんの著書等を読んでいくうちに
西洋音楽との何か決定的な違いが逆に可能性となると感じております。

一聴するとすぐに分かるというか、感じる事ではありますが
それが一体何なのか?いわゆるテトラコルドの様な音型だけでは
個人的にやはり不十分だと思います。

http://www.sankyoku.jp/term.php
でもあるようにやはり西洋楽理等で邦楽を理解するのは
まったく参考のならないどころか
目指している音楽観がまったく違うにも関らず
結局はつまらない、もしくは西洋よりも劣っているという
大きな誤解を生んでいるのではないかと考えております。

Tastenkastenさんは作曲家という事ですので
もしよろしければ作品を一聴できるところがあればぜひ教えてください。

またこれは希望でありますが
そこまで研究なされている方であれば、それを書籍やHP等を作成してまとめて頂けると
これからの日本の音楽家の大きな参考となるのではないでしょうか。

お礼日時:2014/09/06 20:03

hetikanさん、こんにちは。


昨日、作曲中の作品が一段落付き、先日の御質問への回答を書き始めようと思っていたのですが、締め切られていました。お答えするために参考になりそうな、「ドレミを選んだ日本人」(千葉優子著)という本も見つけ、夕べから読み始めたところでした。やはり、音楽に関する興味が中心にあったのですね。哲学カテゴリーでかえって戸惑われたのではないでしょうか。
さて、邦楽楽理の本なのですが、これはとても難しいです。すでに少しお話しましたが、私自身作曲家で、若いころ、伝統邦楽を学んで、自分独自の様式を作りたいと考えました。しかし、西洋音楽の場合のように、作曲理論が体系化されているわけではなく、また、これ1冊を読めば伝統邦楽の構造が理解できる、というような書籍にはめぐり合いませんでした。その結果、かなり多くの書籍を集めることとなり、実際の邦楽の録音を五線紙に書き取りながら、参考資料と首っ引きで分析していきました。
私が特に興味を持ったのが能楽です。先日の御質問の回答に書くつもりだったのですが、能楽に関しては、構造にかなり細かな決まりがあり、西洋音楽は論理的、邦楽は情緒的、という考えが当てはまらないよい例です。ただし、この構造をわかりやすく書いた書物はありません。謡の詞章の書き方に関する規則や、笛の旋律パターンや鼓のリズムパターンについては、古書店を歩いて、笛の唱歌集や、鼓の手付集を買い集め、自分で書き取った五線譜と照らし合わせて調べていきました。詞章の長さに関しては、各部分で決まりがあり、笛や鼓のパターン(地と呼びます)も、曲のどの部分でどれを使用するかが決まっています。
能楽以外にも、多くの邦楽のジャンルに興味がありましたが、私が使った書物の多くは、現在入手が困難になりつつあります。しかし、一応手当たり次第にご紹介しておきます。なお、民謡について特に知りたいということなのですが、民謡については、採譜された楽譜集はあるでしょうけれど、作曲法というのは無理かもしれません。

まず、東京芸術大学の邦楽概論の教科書として使っていたのが、
星旭「日本音楽の歴史と鑑賞」
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%9F …

です。また、私は見たことがないので、内容はわからないのですが、比較的よく聞いた書物が、

田辺尚雄「邦楽化のための音楽理論」
http://www.amazon.co.jp/%E9%82%A6%E6%A5%BD%E5%AE …

です。他に、日本音楽全般に関するものとして有名なのが、

小泉文雄「合本 日本伝統音楽の研究」
http://www.amazon.co.jp/%E5%90%88%E6%9C%AC-%E6%9 …

です。能楽に関しては、先にお話ししたような、笛の唱歌集や鼓の手付集は省略しますが、私が研究に使った書物や、その後発出版物、類似書は、以下のものです。

横道萬里雄「日本の楽劇」
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81 …

三宅 粳一 「節の精解」「拍子精解」
http://www.amazon.co.jp/%E7%AF%80%E3%81%AE%E7%B2 …
http://www.amazon.co.jp/%E6%8B%8D%E5%AD%90%E7%B2 …

横道萬里雄の能楽講義ノート 謡編
http://www.amazon.co.jp/%E6%A8%AA%E9%81%93%E8%90 …

雅楽に関しては、次の名著がありますが、これも今は古書のみです。

増本喜久子「雅楽」
http://www.amazon.co.jp/%E9%9B%85%E6%A5%BD-%E4%B …

同じ著者に、「新版 雅楽入門 (オルフェ・ライブラリー)」というものがありますが、内容は上の書物より少なくなっています。

字数が足りなくなったので、No.2に続きます。
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