【お題】絵本のタイトル

以前、友達と話をしていて少しバトルになった話です。
大阪ッ子の主張は(私もですが)「~してはる」は敬語なので
例えば、「先生が作りはってん。」みたいに話してます。
けど、京都ッ子は「お父さんが作らはってん。」と言うんです。
私からすると身内に尊敬語をつかってるようで、
すごい違和感を感じるんですが、
私だけではなく大阪の友達は敬語だと言う人は多いです。実際どうなんですか?
私のなかで「~はる」をつけるときはかなり尊敬語なんですが・・・
他にも「髪の毛が伸びはんねん。」と言う人もいました。おかしくないですか?
これが京都弁なんでしょうか?

A 回答 (9件)

 「~はる」という表現方法は大阪、京都でともに敬意を表す尊敬表現として使われているようです。

ただ、両者の間には使用法における若干のニュアンスの違いのようなものがあるようです。
 大阪では「~はる」は基本的に尊敬表現であり、相手への敬意を示す最も一般的な言い方です。
 一方、京都でも「~はる」は基本的に尊敬表現ではありますが、その使われ方が大阪に比べるとやや複雑なようです。京都で最も敬意の程度が高いとされている表現方法は、現実に日常生活の中で使うか使わないかは別としても、「おいでやす」、「おくれやす」などに見られる「お~やす」で、これは純粋に相手への敬意を表した尊敬表現です。「~はる」は「お~やす」に比べると敬意度が低く、また、京都では自分の側、つまり自分の身内に対して「~はる」を付ける言い方も存在し、この場合はその身内に対して敬意を表していると言うよりも、話し手が聞き手に対して自分とその身内との親密さ、親近感を伝えている表現という方が適切なようです。ただ、話している本人としてはあまりそういったことを意識せずに使っている場合が多いようです。また、tawdaさんがおっしゃっているように第3者に関することを話し手が聞き手に意見を求めているような場合に使われる「~はる」は、やや皮肉混じりの意味合いで使われることが多いようです。また、人間以外の物や動物などに使われることもあり、その場合も話し手が聞き手に対してその物への愛着を示したり、あるいは意見を求める、その物への注意を促す時などに使われるようです。
 このことは恐らく大阪と京都が歩んできたそれぞれの歴史や文化の成立過程の差で現れてきた違いだろうと思います。大阪と京都のことばに共通していることは、相手に対する「気配り」の表現方法が豊富であり、全体的にYES、NOをはっきりさせるような言い方を好まず、曖昧にぼかしたり、単刀直入に表現することを避けたりして、相手を傷つけないでおこうとする柔らかさがあります。その一方、ことばの中に多くの意味が含まれていて、後でゆっくりじんわりとこたえてくるというところがあります。肝心なところをぼかしながらも、実は事の本質をついているのです。大阪のことばは歴史的、文化的に商人気質の色が強い庶民的な言葉なので、相手に細かく対応して、相手の機嫌を損ねないように微妙に使い分けをしながらも、相手に対して分かりやすいことばが好まれてきたために、「~はる」の使い方もほぼ尊敬表現の一本で通されているものと思われます。一方、京都では一口に京都のことばと言っても、もともと御所ことばと町方ことばの差別化があり、また町方ことばも室町商家のことば、西陣の職人ことば、祇園花街のことばなどの複雑な区別があったため、「~はる」の使い方も大阪に比べるとより複雑な人間関係の中で多様性を持つに至ったと思われます。
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この回答へのお礼

うわ☆回答有難うございます!!!
ふーーん、なるほど、ふむふむ。
京都ではかなり複雑なようですね。歴史的、文化的に説明してくださったので
とてもわかりやすいです。京言葉にランクがあるのも初めて知りました!
これで身内や動物に「~はる」をつけるのも納得です♪
元は同じで地方により使い方が変化したととらえて良いでしょうか?

お礼日時:2001/06/10 13:19

私は京都人です。



まず、大阪弁は「~してはる」「~しやはる」だと思いますが、京都弁は
「~したはる」「~しゃはる」と言います。

で、今回の質問を読んで実際どう使ってるかなぁって私なりに考えてみたん
ですが、面と向かった相手に対して「~したはる」とかの表現を使うときは
敬語と言っていいと思います。そのときは、必ず、たとえば「どこ行かはる
んですか」のようにですます調になります。敬語なんだけど、「どこへ行か
れるんですか」よりはくだけてるというかやわらかい感じになります。

質問文にある「お父さんが作らはってん。」は、上記の敬語的な使い方とは
ちょっと違います。話してる当事者以外のことを話題にするときにそういう
言い方をします。お父さんでも友達のことでも。
つまり、たとえば、お父さんに面と向かって[お父さんが作ったのかどうか]
を聞くとしたらけっして「お父さんが作らはったん?」とは言わずに「お父
さんが作ったん?」といいます。(ま、ちょーキビシイ家とかでお父さんに
対して常に敬語を使ってるとかなら知りませんが。)でも、聞く相手がお母
さんなら「お父さんが作らはったん?」となります。
同じことが友達同士にもあてはまります。AちゃんとBちゃんとの会話でC
ちゃんのことを話していたら「Cちゃんは行かぁらへんのかなぁ」とかって
いう言い方をしますが、Cちゃん本人には「Cちゃんは行かへんの?」って
聞きます。でもそれが○○先生だったら、友達同士で話すときは「○○先生
は行かぁらへんのかなぁ」で、先生本人に聞くときは「○○先生は行かぁら
へんのですか」となります。

説明が下手ですが、なんか、ふんいきわかってもらえたでしょうか???
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この回答へのお礼

回答、有難うございます!
雰囲気は充分つたわってます♪

京都の友達は「良いところのお嬢さん」で育ちのせい?と
思ってました(笑)。
確かに育ちは良い?(私から見るとですが)
おばぁちゃんは茶道の先生、伯父さんは京響・・・。
私の中の「京都」を凝縮したような環境の持ち主です。その子が言うには
お祖母ちゃんは「ホンマの京都の人」だそうです。いったいどんな方なのだろう?
「お抹茶」を飲みにいつでもおいでと言われたけど、作法が全くわからないので、
ちょっと、怖いんですよね(苦笑)自分が失礼なことをしそうで・・・

お礼日時:2001/06/11 15:50

3年ほど京都に住んでいて、おもしろい言い方だなあとずっと思ってました。

皆さんの回答に補足する余地はもう殆どないのですが、在住経験から気づいた2点は、

1)さすがに京都の人も、自分に対して「~はる」とは言わない。
2)家庭教師先の子達も、様々な対象に「~はる」を使っていたが、飼っている犬に対してだけは、「~よる」で一貫していた。

です。2)などは、飼い犬と飼い猫とで違いもでるようで、難しい問題と微妙な味わいがあるようです。(猫は言うことを聞きませんが、犬はしっぽを振る…。)やはり敬語起源の影響はまだまだ残存しているような気がしました。
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
飼い犬と飼い猫とでも違いが?★そうなんですか。
最近、使い方も様々なようですね。
京都の子はペットの時はどう言ってたかな。

お礼日時:2001/06/10 13:43

みなさんの回答で間違いなく、今更回答の余地もないのですが、、


面白い質問だったので参加してみました。
私も京都人ですが、「~してはる」は京都弁というよりは常用語という感じです。
敬語的にも使いますが、本当に目上の人にはあまり使わないかも?(あくまで標準語ではないので・・)
ちょっと一目置いてたりとか、タメ口では話さない人などに使います。
あと場合によって「~はる」は他人事のように聞こえるので、第三者に対しても使います。
「髪の毛が伸びはんねん」とはあまり聞いたことないですが(笑)
同様に「お芋さん」とか、物に「さん」付けもよくありますよね。
多分、京都人にとっては当たり前のように使ってる言葉だから無意識に出たんでしょう。
とりあえず「~はる」は少なからずソフトな印象を与えるので、ちょっと目上にも他人にも使えて非常に便利な言葉だと思っています。
京都の「~してはる」って大阪の「~してやる」と同じようなものではないでしょうか?
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
皆さんの回答を読みながら京都では常用語なんだと思いました。
これは、バトルになっても結論が出るわけないですね。
大阪「そんなん、敬語やん!おかしいやん!」
京都、滋賀の子も「えー、普通やで。」
大阪「普通ちゃうって!なんで普通なんよ。」
この繰り返しでした(笑)。

>「髪の毛が伸びはんねん」とはあまり聞いたことないですが(笑)
京都の方でもそう思います?髪の毛が自主的に伸びるみたいに聞こえる。

おイモさんやアメちゃんみたいにおかしいと言われても・・・と同じなんですね。
うん、そうか♪

お礼日時:2001/06/10 13:39

大阪の大学に通っていました。


大阪では完全に敬語として使用していました。

上下関係がわりと厳しいクラブだったのですが、先輩に対してはこの「~はる」ですべてOKでした。逆に、同じ回生や年下には決して使うことはありませんでした。とても楽だったです。

もっと厳しいクラブではこの「~はる」は敬語としてみなされず、禁止でした。
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
同回生や年下には使いませんよね。うん。うん。

>もっと厳しいクラブではこの「~はる」は敬語としてみなされず、禁止でした。
「~はる」が使用禁止だったんですか?なんでですか?
ポロっとでたら?!後が怖そうですね。(@_@)

お礼日時:2001/06/10 13:06

京都出身者です。

確かにちょっとソフトな言い方ではありますが、敬語と言うほどではありません。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
確かにやんわりとした言い方ですよね。

お礼日時:2001/06/10 12:57

代々のネイティブ大阪人です。


『~してはる』『~したはる』は大阪では敬語として扱いますネ。
一方京都では立場(上下関係)が不明な相手にも使うことが無難であることから普通に使われ始め、『犬が吼えてはる』『赤ちゃんが泣いてはるえ』といったような使い方までが比較的一般化してしまっています。
しかし、根本的には敬語に類するものと考えていいでしょう。
標準語のような動詞によって異なる変化などを考えなくとも、『~してはる』をつけるだけで敬語として受け入れられる言葉ですから。
以上kawakawaでした
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
大阪と京都では使い方が違うんですね。
「~はる」、なんと便利な言葉なんでしょう。

お礼日時:2001/06/10 12:45

~してはる。

は第三者的な表現です。冷静に行動を注視している時に使います。対話の中で使う場合は意見を求めているときが多いと思います。
~さんが~とか言ってるけど・・・・・・あなたはどう思う?  こんな会話のときに ~はん~言うてはるで!とか  ~言うてはる・・・・  などという会話があります。参考になりましたか?敬語とかではなく、ちょっと皮肉った表現です。
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
大変、参考になりました。
そう言えば、友達は第三者に対してつかってました。

お礼日時:2001/06/10 12:40

結局のところ、


「大阪では敬語、京都では一般表現」
だと割り切って解釈するしかないようです。
それどころか、京都では人間のみならず動物を対象に使う
のもアリだとか…。

最初から違う言語なのだと思った方が、精神衛生上良いの
かも。

参考URL:http://member.nifty.ne.jp/cyoro/haru.html
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この回答へのお礼

回答有難うございます!
表現方法が違うと思った方がよさそうですね☆
様々な使い方をするんですね。

お礼日時:2001/06/10 12:33

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