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パーキンソン病である67歳の父が、7月末に誤嚥性肺炎で入院しました。

それまでは飲み込みづらいこともあったものの、自力で食事はできていました。しかし入院以後は誤嚥性肺炎の再発防止を最優先とする治療方針により、鼻からの経管栄養補給と点滴のみの状態が続きました。

肺炎は1ヶ月程度で炎症もかなり消滅し、ほぼ回復したのですが、体重が40kgまで落ち、体脂肪率は1%となり、飲み込む反射が弱く、飲み込んだ場合は飲食物が食道ではなく肺に流れてしまうため、自力では何も飲めず食べられず、鼻からの経管栄養補給と点滴のみの状態が続いています。

9月末に急性期病院から回復期リハビリテーション病院に転院しましたが、そこでのリハビリも3ヶ月が期限と言われています。

胃瘻という方法もあるのでしょうが、父はまだ60代と若いため、病院側からの胃瘻の提案もありませんし、まだ嚥下回復の可能性がある状況と信じています。

とにかくまず少しでも自力で食べられれば体力もつけていけるし、本人のリハビリのモチベーションも上がると思うので、なんとか自力で飲み込み(嚥下)の力を回復できないかと思っています。ただ、あらゆる本を調べ、ネット検索もしましたが、有効な方法がわからない状況です。

この医療技術が進んだ時代なのに、飲み込む力すら回復できないものなのでしょうか。回復した事例や方法をご存知の方がいらっしゃればぜひ教えていただきたく、藁にもすがる思いで質問しました。

飲み込みを補助する方法や薬などの情報でもいいので、教えて頂ければ幸いです。

何卒よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

 肺炎が落ち着き、体力が回復することで筋力も戻り、ある程度、嚥下機能が改善することは期待できるかも知れません。


 ただ、パーキンソン病は「変性疾患」です。アルツハイマー病、パーキンソン病などが変性疾患の代表です。
 変性疾患は、「いずれも完治は困難であり、様々な医学的アプローチが検討されているが、現在のところ一時的な症状改善や進行を遅らせる程度にとどまっている。」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC% …)のが現状です。

 Wikipediaの嚥下障害のサイトに記載されておりますように(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9A%A5%E4%B8%8B% …)、ある種の薬剤は嚥下機能を改善させます。
内科的治療:
 「ドパミンーサブスタンスP系の賦活:アンデオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)はサブスタンスPの分解を阻害するため咳反射が高まり、嚥下反射も改善する。L-DOPAも嚥下反射を改善させる。アマンタジンなどもドパミン放出を促進し嚥下反射を改善させる。
 その他:シロスタゾールは嚥下反射改善効果が知られている。」

 高血圧で降圧剤を服薬されているようでしたら、高血圧と嚥下障害の改善目的でアンデオテンシン変換酵素阻害薬の使用も検討できます。
 脳梗塞を併発されているようでしたら、シロスタゾールの開始を検討しても良いかも知れません。
 L-DOPA、アマンタジンについてはパーキンソン病の治療薬ですので、もう既に投薬されているかも知れません。
 因みに、外科的治療に記載されております「気道食道分離術」という手術を行えば、誤嚥する危険性は全く無くなります。ただし、手術により「発声機能」も失いますから、嚥下障害に対して気道食道分離術が実施されることは極めて例外的です。そこまでせずに「胃瘻」などで対応することが多いと思います。

 因みに、誤嚥性肺炎の多くは夜間寝ている間などに唾液が気管に入り込んでしまう不顕性誤嚥が誘因になっており、それが肺炎の主因である場合には、胃瘻を行っても誤嚥性肺炎は予防できません。
 胃瘻によって防止できる肺炎は、嚥下能力そのものが低下したことによる誤嚥性肺炎ですので、食事の際にムセ込みが目立つようなケースにおいては胃瘻造設が有用であることが多いです。

> 胃瘻という方法もあるのでしょうが、父はまだ60代と若いため、病院側からの胃瘻の提案もありませんし、まだ嚥下回復の可能性がある状況と信じています。
 胃瘻造設(PEG)を実施し栄養状態が改善し体力が戻ることで嚥下機能が回復し、胃瘻が不要になるケースはあります。
 ただし、変性疾患ですので、胃瘻を造設すると外せないことが一般的には多いですので、ご本人が望んでいない「延命治療」に繋がる可能性を医師は懸念しているのではないでしょうか。
 本人の明確な意思として「延命治療は望まない」という事前指示があるようでしたら、PEGは控えた方が良いかも知れません。しかし、前述のように、胃瘻造設(PEG)を実施し栄養状態が改善し体力が戻ることで嚥下機能が回復し、胃瘻が不要になるケースはあります。
 ただ、回復のためにと願い実施した胃瘻がそのまま延命治療に移行してしまうことが多いのが現状です。それだけに判断(治療の選択)が難しい場合が多いです。
 担当医師としっかりとその辺りを話し合い、治療方針を決めることが大切となります。
 

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9A%A5%E4%B8%8B% …
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個人的な意見ですが、私の場合でしたらハスミワクチンや丸山ワクチンを無駄となっても躊躇なく使用します。


なぜなら、パーキンソン病も何らかのウイルスが原因となる疾患というのが正しいと思いますし、免疫の活性が起きればウイルスの排除において、なにがしかの改善も期待できると思うからです。

パーキンソン病は、脳の黒質という部分の神経細胞が減少することが原因です。
この神経細胞は「ドパミン」という神経伝達物質を作り、「ドパミン」を使って体を動かす機能を調節する働きをしています。黒質の神経細胞が減るとドパミンも減.るため運動の情報が伝わらず症状が出たものです
その原因として、自己免疫と、ボルナ病ウイルスが関与するという以下の研究報告が見られます。
このことは、そのウイルスが感染している神経細胞を白血球が異質細胞として破壊している病気=自己免疫疾患を示しています。
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/neurol/myweb6/g …
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/11157215.ja.html
http://www.jsvetsci.jp/05_byouki/infect/11-Borna …
自己免疫疾患の中でも膠原病についてはハスミワクチン・丸山ワクチンとも有効な症例を聞きますが、パーキンソン病については少数と思われます。が、自己免疫の理論は同じであり試す価値はあると考えます。
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No.2の方がきちんと説明していらっしゃいますので、最近の胃瘻の考え方と、本の紹介を。


先般の診療報酬改定で、厚生労働省は、将来食べれるようになる患者に胃瘻を作れと言っています。今まで胃瘻増設は10,070点でしたが、ある一定の要件を満たす施設では8,570点、満たさない施設では6,856点になりました。要件の一つに経口摂取率(おそらく抜去のこと)35%以上があります。嚥下機能評価を行い、嚥下訓練を行えば、1日185点、専従のSTがいればさらに1日185点とれますから、積極的に嚥下リハビリを行って、経口摂取に持って行く施設は優遇しましょうと言う考え方です。つまり、これからの胃瘻は食べるための胃瘻ですと言うことを明確にしていますが、将来食べれるようになっても多くの専門家は胃瘻を抜去したがらない(薬の確実な投与などの目的で)こともちゃっかり見越した、上手な減額です。ちなみに抜去率は日本で一番熱心な施設でも10%程度です。何が言いたいかというと、胃瘻は経口摂取に持って行くための一時的手段であるというのが最近の考え方ですが、本人と家族が望めば延命治療のための胃瘻増設という選択肢もあると言うことです。
次は嚥下の本のご紹介。医療関係者じゃなくても、わかりやすい本多と思います。「臨床の口腔生理学に基づく摂食・嚥下障害のキュアとケア」という本で、ちょっと高いけど、かなりわかりやすいです。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4263731204/re …
ついでに著者の先生の講演がかなり良かったので、ホームページもご紹介しておきます。http://d.hatena.ne.jp/DocTak/
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元 介護職員です。



(1)食材を こまかく刻んで下さい。

(2)薬局に行き「病院で使われてるような

とろみをつける粉をください」と言い

それを買い 食材に付けて下さい。


これは 施設や病院で 嚥下障害のある方に

食べていただく 食事です。

*とろみをつける粉の分量は商品により違いがあります

ですから 薬局でよく聞いてくださいね☆
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問題は、パーキン病で、主治医は何かの医師、薬の血中濃度は測っていたのか、ということだと思います。



精神科の医師で、正しく、薬の適正量が血液に含まれていたなら、病気の進行と考えるべきで、家族からお願いして、胃瘻などの方が、安全でしょうね、管理が正しくできれば、10年は生きられますよ、

病院の後、どこでみるか、、、そこも問題でしょう、家で見るのか、施設に入れたいのか、施設なら、胃瘻があれば厳しいでしょう。

かといって、経管、胃瘻のように長く生かすのも難しいでしょうね。

家で見るなら、胃瘻が安全ですね。

あとパーキンソンの薬の名前と血中濃度、聞いてみるべきでは、、、。その辺が答えられない医師なら、見れてない、と判断すべきでしょうね。
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