
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
哲学書を読むのに近道なんてありません。
繰り返し、繰り返し読むしかありません。
私は哲学に限らず文学でも、書いた人の全集をそろえて隅から隅まで読むことにしています。
若いときには理想社から出ていたカント全集を全巻そろえて10年間、カントと格闘しました。
なかでも、三大批判書と言われる「純粋理性批判」や「判断力批判」などは何度繰り返して読んだかしれず、ページはボロボロ、鉛筆の書き込みで真っ黒になりました。
どんなに難しい哲学書であっても、10年間も読んでいれば、慣れてくるもので、カントの考え方が自分にも染み込んで、カントが言っているのか自分が言っているのか分からなくなります。
そうなったらしめたもので、カントの言っていることが自分のことのように思えてきて、理解できるようになります。
そうやって私はハイデガーの選集を、理想社のそれを、やはり10年間をかけて隅から隅まで読みました。
また、マルクスも大月書店のマル・エン全集をそろえて10年間悪戦苦闘しました。
ウイトゲンシユタインは大修館の全集で、今はほとんど読んで、あと少しで読み終わります。
フッサールは翻訳されているものは全部そろえて読みました。
だいたい、一人の哲学者に10年間を費やすのが私のやり方です。
繰り返し、繰り返し読む、それしかありません。
No.4
- 回答日時:
お返事有り難うございます。
僕は偶々大学の専攻の関係上(化学系)、第二外国語がドイツ語だっただけです。従って、ドイツの文学や哲学に惹かれるのも当然の成り行きでした。因みに、医学と化学は理論、実践共に大抵ドイツ人の発見によりますので、第二外国語はドイツ語が必修です。ドイツ哲学でしたら、他に(余り知りませんが)A・ショーペンハウエル辺りがお薦めです。通っている教会でお世話になった神父様(現在は隠居の身)がフランス語が専門の方でしたのでフランスの文学、哲学共に非常に詳しいです。フランス哲学で歴史に名を残した方って何方ですか?E・カントは何人ですか?最後に、(ドイツの哲学では無く宗教の分野ですが)M・ルターが特にお薦めです。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/10/13 13:55
二度目の回答ありがとうございます。
医学、化学はドイツ語必修なんですね。
私は文系なので知らなかったです……
お薦めまで教えていただき、本当に有難いです。
No.3
- 回答日時:
初めて読む領域の本は、いきなりそれっぽい難しいのを読むのではなく
優しくて全体を書いてるものから入るのがお薦めです。
目安は薄い本です。
なんとなく全体が見えた感じですね。
その後、中ぐらいの厚さ、その後より詳しいものに進んでいく。
ご自分に予備知識がないものは、できる限り優しい所から入るのが懸命です。
今の本は、ひとまず置いておいて
分かりやすそうなのを探してみてください。
No.1
- 回答日時:
僕は心の病の経験者(何故か現患者に逆戻りしました)で、クリスチャン(カトリック)でもあります。
(プロフにも書いてますが)哲学も好きです。聖書、哲学書、医学書等は、言い換えれば全てが専門書です。専門書を読み解くには、事前によく勉強して、ある程度の専門用語等の予備知識が必要不可欠です。例えば、ご質問の哲学書。個人的には、K・マルクス、F・ニーチェ等のドイツ哲学が大好きです。中でも、数々のマルクス(大抵はF・エンゲルスとの共著です)の中でも、特にお薦めは「共産党宣言」です。これを読み解くには、幾つかの専門用語の意味をきちんと理解しておく必要があります。因みに、原著はドイツ語です。(共産党宣言を含めて)マルクスとニーチェは原著で読みました。質問者さんは、何か外国語を学んだ経験が有りますか?僕は英語とドイツ語です。原著は外国語で、翻訳されてる専門書を読むと、翻訳の関係上幾つかの誤解を生じる恐れが有ります。その点は、十分に気を付けて下さい。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/10/13 09:33
回答ありがとうございます。
なるほど、他の書物と比べて専門書は読むのに時間がかかりそうですね。
外国語は英語とフランス語が少しできる程度です。やっぱり哲学といえばドイツ、というイメージですね。
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