NHKの朝ドラのマッサンは宣伝ではないのか？

Question

NHKの朝ドラのマッサンは、人名や商品名は変えているものの、実際のウイスキーの宣伝ではないのでしょうか？
「日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝とその妻リタがモデル」としていますが、実際にニュースでは「ニッカウヰスキーの「竹鶴」など一部商品が、予想以上の売り上げ増で生産が追いつかない状態にある。」とありました。
NHKでは商品の宣伝となるようなことはNGだと思うのですが、こういったドラマはOKなのでしょうか？

parts · Accepted Answer

面白い質問です。

まず、一つ逆に質問ですけど。商品の宣伝はNGとなる理由は、何故だと思いますか？公共放送だからでしょうか？だとしたら、それをダメだと決めるのは誰でしょうか？

そこが大事です。実を言えば特定の企業が出てきたり、何か商品が出る番組ドラマは全てNGになります。また、音楽番組もNHKのために作曲してくれないと出来ませんし、小道具なども全て何らかの加工が必要になります。音楽は別として、昔は確かにやっていましたけど。

この広告禁止の根拠は、放送法に基づく規定によって日本放送協会（NHK）がスポンサーから収入を得て広告する行為を禁じていることにあります。（後述）
そもそも、宣伝そのものがいけないわけではありません。放送法に基づき広告などのスポンサーからの収入を得ることができず、それ故に直接的にここの会社良いと言った話は避けているのです。逆に言えば、コーヒーと言えばUCCだとか、ネスレだと言ってもすぐに裁かれる訳ではなく、それを言うことでUCCから何かお金の供与があるといった事実があれば、それは法的に問題となります。

放送法第83条
協会は、他人の営業に関する広告の放送をしてはならない。

同条2項
前項の規定は、放送番組編集上必要であつて、かつ、他人の営業に関する広告のためにするものでないと認められる場合において、著作者又は営業者の氏名又は名称等を放送することを妨げるものではない。

これが、根拠です。

では、何故このように広告放送を認めないかというと、放送の中立性を確保するためです。誰かの利益になる放送を視聴者（国民）から集める受信料で放送することは、避けるべきです。特に、放送の際に金銭の授受が発生すると悪い結果となります。そのため、中立性の観点から、このようになっています。

このケースはどうかというと、基本的には法律には抵触しないと考えられます。
間接的にCM効果が発生したとしても、それを問題視するだけの法的根拠はないでしょう。この辺りはある程度計算されていますので、マッサンでは今のところは問題ないでしょう。むしろ、これを訴えると敗訴するリスクが高く、訴えた人が、視聴を楽しみにする人から、叩かれるという酷い結果もあり得ます。

尚、生放送などでお店の名前も言って尚且つ、何かを無料で振る舞われた（ように見えた場合）といった場合は、抗議や法的に問題視することは可能でしょう。むしろ、危険な放送はドラマなどより、生放送のニュース番組や、タレント番組（バラエティ番組）に可能性は高いです。生の場合には本気で目や耳を凝らして見ていると、不味い番組があるかもしれません。

star-dog · Answer

誰でもご存知の企業ですが竹鶴政孝と妻のリタさんについては、ほとんどの方が知られていません

現在ではなく過去の事をドラマ化しているのでＯＫなのではないでしょうか
人名や団体名は変えているのは、有名人の伝記的なドラマでも行っていますし

ＮＨＫで企業の宣伝的な番組がＮＧなら「プロジェクトＸ」なんか放送できませんでした
＞ＶＨＳビデオレコーダー・・・・日本ビクター
＞胃カメラ・・・・・・・・・・・オリンパス
＞ＣＶＣＣエンジン・・・・・・・・本田技研工業
＞コンビニエンスストア・・・・・セブンイレブン
＞ロータリーエンジン・・・・・・マツダ
＞液晶ディスプレイ・・・・・・・シャープ
＞カーナビゲーション・・・・・・パイオニア
などなど、中にはそれほど遠い過去のテーマではないものもありましたよ

savanya · Answer

NHKでは商品の宣伝となるようなことはNGだと思うのです
民法であれば問題ないのでしょうか？

NHKであっても「プロスポーツ」も放送しています
「プロスポーツ」は企業宣伝です

音楽番組で「プロ歌手」が歌っています
これも宣伝でしょうね。
紅白で歌って大ヒットになった歌手もいます

ドラマだけが取り上げられるのはおかしいですね
それにこれまでの朝ドラでも原作が売れ
ベストセラーになった「窓ぎわのトットちゃん」など
がありますがこれもNGということですか

tzd78886 · Answer

今までだってやってきましたから。

カーネーション⇒小篠姉妹の服飾デザイン

てるてる家族⇒日清食品

ゲゲゲの女房⇒水木しげる作品

澪つくし⇒ヤマサ醤油

マー姉ちゃん⇒長谷川町子の作品

DJ-Potato · Answer

人名や商品名などを変えているので、商用広告には該当しないから大丈夫、という判断ではないでしょうか。
内容も、過去の偉人の伝記のレベルで、現実に宣伝目的とは思えないかと。

それを言ったら、あまちゃんで特定の地域だけに恩恵のある地方活性化の効果が得られたことの公共性を問われてしまいかねない。

NHKの朝ドラのマッサンは宣伝ではないのか？

面白い質問です。

誰でもご存知の企業ですが竹鶴政孝と妻のリタさんについては、ほとんどの方が知られていません

NHKでは商品の宣伝となるようなことはNGだと思うのです

今までだってやってきましたから。

人名や商品名などを変えているので、商用広告には該当しないから大丈夫、という判断ではないでしょうか。

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