プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は犬を飼うのは初心者ですが、シェパードの魅力に引き込まれました。初めて犬を飼うのには、難しい犬種と聞いたのですがどうしてもこの犬種がいいです。
家族との1年に及ぶ相談のうえ、昨日やっと了承してくれました。

そこで、質問なのですがシェパードはいろんなトレーニングが必須なんですよね?どのくらいの時期から始めた方が良いでしょうか…。
子供の頃はどの程度の躾でいいですか?
それと、可愛がるのと主人として振舞うメリハリはどうやってつけるのでしょうか?←大人になった場合でも
また、やっぱりシェパードは家の大黒柱である父になつくのでしょうか?←私がお世話します

たくさんの質問で申し訳ありませんが、経験者の方々ご回答よろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

まず始めに。


シェパードについては知人が入院する時に預かった経験と、咬傷事故を起こした犬の社会復帰を支援トレーニングしただけで、生涯飼育したことはありません。
ですので生涯を通してという部分は、信頼できるブリーダーさんを探し、そのブリーダーさんに相談してみてください。
以下、間違いなく文字数が足らなくなりますので抽象的なこと、ポイントだけになります。ほぼ全ての項目は過去に書き込んだことがありますので、具体的なことは必要に応じて回答履歴を参照下さい。

>初めて犬を飼うのには、難しい犬種

これは枝葉を落として集約すると『失敗をだましだまし付き合えない』という所に集約されます。
シェパードに限らず、身体能力が特に優れた犬、もっと端的に言えば戦闘能力というべきものを持っている犬は全てそうです。
一生の間にまず起こらないだろうという万が一を想定して、万が一の事態でも踏みとどまることが出来るというのが重要です。

例えば所有権の主張に纏わりますが、自分の餌を守ろうとする。
これは人間ですら持っているもので、比較的多い家庭犬のトラブルですが、こういったことも『万が一』に入ります。
ご家族なりtokaku58さんが躓いて餌を入れるボールをひっくり返すかもしれませんし、転んだ拍子に餌の中に手を突っ込むかも知れません。
『気をつければ良い』というだけで防ぎきれないのが事故が事故たる所以です。

小型犬なら人間のルールを伝えることに失敗し、同じような万が一が起こったとしても多くは全治数日間程度の怪我。病院に行くことすら必要ないかも知れません。酷くても縫合で済む怪我、最悪が重なって腱の損傷で五指等に後遺症が出るという辺り。
すぐさま生命の危機に直結する事態には早々至らないのが小型犬です。
ところが身体能力が優れた犬というのは、生命の危機も想定されます。
こういった失敗が許されないという点と、失敗を早期に気づき正しい道に軌道修正するということが非常に重要になります。

もう一点。
飼い主であるtokaku58さんと犬の両者にとって、想定外の非常事態に遭遇したとき、これをすぐさま解決する能力が求められます。
例えば散歩していたら、塀の上から子供が振ってきた。
『なんだそれ?』というのが普通でしょうが、子供が近道のために塀を跳び越えてきたら、こういう状態になりますよね。
それが犬の上だったら、まさに万が一の状態です。
ベストは『飼い主も犬も平然としている』ですが、ちょっと難しいです。
おおよそ一番あり得るのが『犬が驚く。酷ければパニック』
この時に犬をパニックから平常に引き戻すのが飼い主の役目です。


大前提を書きましたので本題に。

>シェパードはいろんなトレーニングが必須なんですよね?どのくらいの時期から始めた方が良いでしょうか…。

遊びの感覚を重視して、三ヶ月ぐらいから短時間を一日数度に分けて行う方法をおすすめいたします。
犬から見て遊びとなっていること。
これが極めて重要です。
早期からガッツリ訓練を入れるのは勧めません。
逆効果になることが懸念されますし、そうなるほど修正が困難になっていきます。
成長途上で一番学ばなければならないのは『飼い主に遊んでもらうこと』です。
まずは犬から(大好きな飼い主)(一緒にいてると嬉しい存在)になって下さい。

>子供の頃はどの程度の躾でいいですか

数よりも深さが重要です。
『芸も含めて色々できるけど、やるときと、やらない時がある』
これが一番たちが悪いしつけです。

☆『オスワリ、マテ、フセ。この三つだが、いついかなる時でも間違いなくできる』
この方が遙かに重要です。
☆ここに『自分で興奮を静めることができる』というのが極めて重要になります。
身体能力、一歩間違えて戦闘能力となる犬でも、おおよそルール作りの基本は完了です。

あとは警戒心の鈍化と、所有権・所有欲の鈍化。
家庭犬として共に暮らすならば、このふたつに本腰を入れて取り組んで下さい。
特に警戒心の鈍化を学ぶのは、生後三ヶ月~四ヶ月にかかっています。
時間を惜しんで色々なもの、人、犬、人工物・自然のもの、ありとあらゆるものに慣れさせてあげてください。
ここに性格上で注意すべき事を観察し、選択追加していくことをお勧めいたします。

いきなり完全にするのは不可能です。(無理は犬を歪めます)
ですので『遊びを通して自ら興奮を静める練習』
これを不断かつ、一生継続して伝えて下さい。
いっそ生後五ヶ月までは、これだけでも良いぐらい重要です。

様子を見ながら、『オスワリ、マテ』続いて『フセ』
これを徐々に伝えて下さい。

いずれにせよ犬を歪めないためにも、目の前の犬を観察することが何よりも重要です。
トレーニングの手法も含めて、一律に決めたり頼ったりせず、答えは犬から求めて下さい。それには愛犬の観察が重要になります。


>可愛がるのと主人として振舞うメリハリはどうやってつけるのでしょうか?←大人になった場合でも

これはシェパードに熱意を持っていらっしゃるので簡単です。
クサイこと、お花畑と思われるかも知れませんが愛情です。

間違っても『俺は主人だと言うことを犬に解らせようとする』
こんなことは辞めて下さい。
これが成功するのは『屈するタイプの性格』です。
与えられた刺激に対して『反抗するタイプの性格』だったときは、ストレートに反抗として噴出してきます。(つまり人間から見ると敵対行動)

率直にいうと、屈するタイプの性格で、その犬を屈せさせることが出来れば、強烈に作用します。(いわゆる主従関係を使うトレーニング手法です)
人間で言うと、昨今話題のブラック企業の社員さんと同じ状態ですね。これは確かに強烈ですが、犬は人間と違い退職することができません。
つまり犬を産業動物の一種としてみていた時代に、失敗という損失を計算の上で使われていた面があります。

犬の性格によって成功したり失敗したりするような手法には頼らないで下さい。
☆重要なのは『主人として認めるのは犬』という事実です。
あなたが認めさせるのではなく、犬から認められるような人間になることが答えです。


犬は全くの自然状態、現今ならパリヤ犬やドール、オオカミすらそうですが、この群れは家族で作ります。(ボスを決定するオオカミは、保護等で1ヶ所に集められた人為的介在。無理矢理に群れにされた状態です。自然状態はあくまで家族構成が元です)
簡単にいえば『とーちゃんとかーちゃんと、その子供』ですね。
自然状態というのは本来の性質を示し、もっとも無理せず導けるということです。

ですので、これを利用して下さい。
☆『擬似的な親子関係を結ぶ』(人ができること。とどのつまりは愛情です。プラス自然な姿を見せて尊敬されれば良いだけです)
親子関係というのは、犬の躾でよく言われる信頼関係の究極の姿です。

擬似的な親子関係を結ぶことに特殊なテクニックはいりません。
興味がありましたら『愛着理論』で調べてみて下さい。
動物と人間に結ぶことが普通にできるとご理解頂けるはずです。

擬似的な親子関係を結ぶと、

>可愛がるのと主人として振舞うメリハリ

これを自然と成し遂げることになります。
求められるのは子育ての能力で、それを犬に応用しているだけです。
要するに、人間が家族を持ち、子供を持つと『可愛がる、一家の主として振る舞う』この状態に意識せずとも自然になりますよね。

人間が普通に持っている能力です。
『甘やかす』だとか『厳しくする』という事をことさら意識する必要はありません。
特に意識せず『愛情を持ち、普通の対応で、ルールを伝える』というのが、実はもっとも手間がかかりまずが、もっとも無理せずに伝えることができます。

擬人化することなく、子供を育てるように犬を育ててください。
時として厳しくすることが必要になるのは、子供も同じです。厳しくする必要がないのに厳しくすると性格が歪むのも同じです。
悩んだら下手な犬の躾本を読まずに、発達心理、子育ての本を読んでください。
ほぼ答えになっていることを学べるはずです。


>やっぱりシェパードは家の大黒柱である父になつくのでしょうか?←私がお世話します

犬はそんな簡単な動物ではありませんし、特殊な動物でもありません。
感情の発露による脳の反応が人間とほぼ同じというのは、MRIで判明している事実です。
あくまで個別に判断します。
(犬)→(父)
(犬)→(母)
(犬)→(娘)
三人家族なら、こういう形で見ます。
ここに(母から見た、父)(娘から見た、父)
こういう形が加わってきます。

ですので『母親から信頼されているとーちゃんであり、娘から尊敬されているとーちゃん』
こうなっていて、犬からも信頼を受けていれば当然、父親になつきます。
母親や、娘も同じですね。


そもそもトレーニングという概念すらない、それこそ紀元前から人間と一緒に暮らしてきたのが犬です。
特殊なテクニックを必要とする動物でないという事をご理解ください。
冒頭から書きました大前提も、やんちゃな男の子に教えることと同じです。
産まれた時から一般的に凶暴とされる特定犬と過ごしてきましたし、75%血統のウルフドッグとも過ごしました。
犬というのは、そう特殊な反応を示す動物ではありませんので、過剰に考えすぎないようにしてあげてください。

トレーナーに頼ることをお勧めしますが、これも様々です。
まずは良い、信頼できるトレーナーを探すことに全力を。
幸福な犬との生活をスタートされることをお祈りいたします。
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この回答へのお礼

具体的で、人間に例えた例もあげてくださりありがとうございます。とても分かりやすく、心に響く文章でした。
特に「人間が家族を持ち、子供を持つと『可愛がる、一家の主として振る舞う』この状態に意識せずとも自然になりますよね。」この部分は私が犬をほんとに犬としてしか見ていなかった事に気付かされました。本やネットの知識だけではなく、その子と向き合ってよく理解し合っていきたいとおもいます。
また、犬に認められるような飼い主にもなりたいです。

一年かけての両親の了承が出て、嬉しさのあまり焦り過ぎました。まだ時間を置いて信頼できるブリーダーやトレーナーを探します。父が知人に一人心当たりがあるのでまずはその方からお話を聞きたいとおもいます。

私の拙い文からでも、質問の主旨へのストライクな回答、とても参考になりました。
本当にありがとうございます。私が犬でしたら、あなた様のような方に家族として飼われたいくらいです。

お礼日時:2014/11/16 02:39

こんにちは



他の方の回答にありますように、トレーナーの方に相談されたほうが
賢明です。
それとご自身ももっと知識と飼い方を身につけないと
凄く大変だと思います。

まず犬も飼ったことないのですよね?

女性か男性か判りませんが、成犬になったら散歩も大変ですよ。
その辺りは考えてますか?

あながお世話したとしても、犬は群れを作る動物ですから
自分の中で家族の優先順位をつけます。
これは絶対にその犬が家人より下のランクにいるという事は
示さないといけません。
可愛がり過ぎると誰のいう事も聞かなくなります。

小型犬や中型犬と違いますから外でのトラブルを防ぐためにも
本やネットでもっと犬や大型犬の飼い方を学んだほうが
いいと思います。

因みに、子供の頃2頭いましたが、散歩は祖父でも大変なくらいでした。
勿論、訓練所には入れていたみたいですが・・・。

エサなども含め色々勉強されてくださいね。

シェパードは警察犬にも選ばれているくらい、体力もあり利口な犬ですから
上手く飼うといい家族になれると思います。

この回答への補足

主従関係をつけるの際に、どうやったら父が犬にとってリーダーとならないか教えてください。ウチの場合亭主関白なので不安なのです。

可愛がりすぎるとだめというのも勿論知っているので、躾との割合を教えてください。よろしくおねがいします

補足日時:2014/11/16 01:56
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シェパードのトレーナーさんに相談なさることをお勧めします。



犬のトレーニングって、8割方は飼い主のトレーニングです。
本も出ているようなものを、こんなところで全部説明できるはずもありませんし、質問者様の思う「程度」と実際のトレーナーさんの思う「程度」がずれていないか判断するすべもありません。
同一犬種でも、個体差も当然ありますしね。

気の合う子に巡り合えるといいですね。

この回答への補足

質問の仕方が悪かったですかね^^;

躾の仕方などはネットで知り得ましたが、可愛がるのとどのくらいの割合でしたらいいのでしょうか?特に子犬ときのことが知りたいです。

よろしくおねがいします

補足日時:2014/11/16 02:02
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