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ヴァイオリンの初学者です。いろいろあって、独学を続けています。

ポジション移動についてなのですが、なぜポジション移動が必要なのか、それはファースト・ポジションだけでは出せない音があるから・・・

それはもちろん分かるのですけれども、だとすればE線だけがポジション移動が必要なわけで、G線、D線、A線はすぐとなり上の線に移れば済む話です。

でも、G線やD線やA線でもポジションをしなければならない(というのが演奏の常識?)のは何故なのでしょうか。

ネットで検索しても、「どうすればポジション移動がうまくできるのか」という情報ばかりで、そもそも何故、G線やD線やA線でそれが必要なのかを分かりやすく、納得できるように紹介しているところが見当たらなかったので、思い切って質問してみようと思いました。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ヴァイオリン歴:17年です・・。


家庭の経済的理由で断念しましたが、一応、ソリストを志していました。

何故、ポジション移動が必要なのか?。
一言で、ご説明すると、「曲」をスムーズに演奏するのに不可欠だからです。
4分音符や8分音符などは、比較的、余裕が有りますが。
それ以上の、音符の場合は、いちいち次の弦に移動するよりも。
そのまま、左手全体を、スライド移動させて行く方が「合理的」だからです。

解り易い例が・・。
「G線上のアリア」です。
この曲は、「原曲」は「G線」のみで演奏されます。
それだけ、ヴァイオリンの1本の弦は「音域」が広いのです。
いちいち、他の弦に移動してポジショニングをやり直すよりも。
同じ弦で、出せる音は出す。
この方が、合理的だと想いませんか?。

また、その弦の「特有の音」が存在します。
より、「深みのある音」を出したい時には。
ファーストポジションから、次の、「高音弦」に移動するよりも。
そのまま、「低音弦」で弾き続けた方が豊かな音色が響きます。

今は、私のご説明にも納得が行かれないと想います・・。
しかし、「基礎」を習得されて、「難度の高い曲」を弾き熟せるレベルになられたら。
きっと、この意味をお解り頂けると考えております。
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この回答へのお礼

とても的を射たご回答をいただきまして、ありがとうございます。

曲をスムーズに演奏する、というレベルにも未だ達していない状態ですが、たしかに「同じ線の上で移動させたほうが弾きやすい曲」や、「同じ線上で指を移動させたほうがムダがなく、効率的で弾きやすい(たとえば、凄く速く続けて異なった音を出しやすい)」というのは、想像の範囲内ですけれど、分かったような気がします。

>より、「深みのある音」を出したい時には。
>ファーストポジションから、次の、「高音弦」に移動するよりも。
>そのまま、「低音弦」で弾き続けた方が豊かな音色が響きます。

なるほど。こういう考え方というか、発想はありませんでした。あらためて気付きがありました。

ご指摘のように、もっと上手になって、より難度の高い、それこそ「深みを要求される曲」がきちんと弾けるようになりたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/23 10:49

はじめまして♪



ヴァイオリンに限らず、極端に言えばエレキギターでも同じ事。

線が違うと太さが違って、同じ音程でも他の線とは、微妙に音色が違って来ます。
このため、同じ線を行ったり来たり、または違う線と行ったり来たり、曲に依ってどちらが適しているかなど、それぞれ違って来ます。

また、単音だけではなく、複数の線を使って和音を使い場合も有りますね。

いろんな曲で、いろんな表現方法を利用するためにも、テクニック的にいろんな事を身につけておく、というのが基本に成ります。

なお、個人の趣味、というだけであれば、定番の基本から外れた、独自の奏法だとしても、なんらモンダイは有りません。
(ただし、合奏などでは弊害が出て来たりしますので、基本や基礎は、やはり身につけておく方が良いと思います。)

余談ですが、管楽器などでも吹奏楽やオーケストラでは、基本通りの演奏が求められます、しかしポップス系のソロ、あるいはジャズなどは、異端な演奏を旨く組み合わせたケースも多い。(トランペットって、3つのバルブしか無いのですが、その組み合わせを通常と違う、そういう使い方をした場合、口がわ(アンブッシャー)の変化に依って、同じ音程が得られる部分が有ります、弦楽器の線を変える、のと同じ様な物で、音色的に違いが出て来たりします。3本のバルブは管を迂回させ、基音から音程を下げて行く方向、半音分、1音分、1本半、という3つで構成しています。兵隊ラッパなどはバルブなしで、口側の変化、基音だけで構成されています。)

ヴァイオリン曲は、ヴァイオリンの基本奏法を元にして、よりよい音色も出るように作曲されているのですから、基本的な手法でそのまま演奏した方が、結果的には良い演奏と成って来るのが一般的です。
(近年の映画音楽や、ポップス系のヴァイオリンパートなど、キーボードやコンピューターで作曲しちゃい、現実には良い音で演奏しにくいケースも多いそうです、エレキギターやエレキベースパートも、実現不能な部分が有ったりして、レコーディングには多重録音、ライブには奏者を増やす、などという事例もあるとか、、、)

余談が多過ぎて、脱線。
ゴメンナサイ。
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この回答へのお礼

たいへんご丁寧なアドバイスをいただきまして、ありがとうございました。

やはり共通してご指摘をされるのが「表現の領域を拡大させる」という点だと分かってまいりました。

単に旋律を弾くだけなら(現状、それもままならないところがありますが)ポジション移動はさほど要求されなくても、弾きやすさ、スムースさ、表現力、そして音色を追求するのであれば、ポジション移動は不可欠ということですね。

ともあれ、この技術は大きな壁ですが、その向こう側をめざして地道に努力したいと思います。

かさねて、ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/26 15:30

こんにちは


 σ(^.^)は、ヴァイオリン弾きではありませんが弦楽四重奏やギトリスさんを良く聴く者です。
 G線やD線やA線でもポジション移動が必要なワケは、ひとつは歌いかたの問題、ひとつは楽器の都合の理由があると思います。
 歌いかたには、ポルタメントやグリッサンド奏法がありますよね。その場合はポジション移動は不可欠では?
 楽器として音程を作る場合は、平均律とは限りませんよね。特にヴァイオリンのようなソロ楽器は、平均率から少しずれたメロディ音階を使うと思います。その時とる音程は[指何本分]というような習いかたをすると聞いたことがあります。また、細かい音符の音階をかけ上がるようなときはハッキリとした音程変更が必要ですからポジション移動の必要はないと思います(*^_^*)
 外していたらご免なさいm(__)m
 
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この回答へのお礼

実践的な観点からのご回答をありがとうございます。

たしかに、ポジション移動を前提にするからこそ、新しい奏法が生まれたり、可能性も広がるわけですね。

単にきちんと弾く、というのではなく、もっと叙情的にというか、表現的にというか、歌い上げるようにというか、

そういう見方をあまりしていなかったので、こういった着眼が乏しかったのだと思いました。

参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/23 10:55

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