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今回、震度6弱の地震が長野で起こりましたが、「糸魚川静岡構造線」の活断層が震源となったようですが、あのあたりは社会の授業でフォッサマグナと習いました。
糸魚川静岡構造線とフォッサマグナの関係はどのようなものなのでしょうか?

A 回答 (3件)

フォッサマグナは、関東甲信越地方にある、日本を二分する巨大な地溝帯のことをいいます。


もっとも、目に見える顕著な形で溝があるわけではありませんが、何百万年、何千万年と地質学の時間スケールで見ると、そこが溝を生じていることになります。
また、地溝「帯」ですから、ある程度の幅を持っています。

糸魚川静岡構造線(糸静線)は、フォッサマグナの西縁にある巨大な構造線です。これを境に地質が大きく分かれています。
すなわち、糸静線の西側が西南日本の地質、糸静線の東側がフォッサマグナです。
また、糸静線はほぼすべてが活断層で構成されています。

糸静線はフォッサマグナの西縁でしたが、フォッサマグナの東縁についてはあまりはっきりとは分かっていません。
だいたい、千葉県、埼玉県、群馬県、新潟県あたりを通っているだろうと考えられています。
つまり、たとえば神奈川県は全域がフォッサマグナそのものに位置していることになります。

フォッサマグナは、北米プレートとユーラシアプレートのプレート境界に相当するものと考えられています(これも異論がありますが)。
海域のプレート境界のように、はっきりと境界線を定めることは困難で、ある程度の広がりを持った「境界域」としてフォッサマグナが存在しています。

かつて、黒部ダムや大町トンネルの工事で、糸静線の存在により多大な苦労と犠牲を生じた際に、糸静線とフォッサマグナを混同してその難工事の様子を紹介されるなど、しばしば糸静線とフォッサマグナは混同されています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
糸魚川静岡構造線とフォッサマグナの関係性について、ご自身の言葉で説明いただき、とてもわかりやすかったです。

お礼日時:2014/11/28 16:07

同じ物です。


外国人の発見から、外来語が当てられました。地殻大構造の変動に起因する断層帯です。
構造線は他にもあるのですが、日本で最初に発見されたのが静岡と糸魚川を結ぶライン上の物だったため、フォッサマグナと糸魚川静岡構造線のみが、イコールで結ばれることになりました。
成因は、ユーラシアプレートと北アメリカ大陸の衝突によるものと考えられています。
中央構造線もフィリピン海プレートの沈み込みとそれによる陸地の隆起や、海底堆積物の付加帯から形成されていますが、フォッサマグナとは呼ばれていません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大きなエリアとその一部分という関係なんですね。

お礼日時:2014/11/28 15:48
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/28 15:46

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