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アミノ酸の研究をしている理系大学生です
芳香環の静電的な相互作用のとりえ方について分からない点があります

ベンゼン環は電離、分極も生じておらず、疎水性が高い分子です
疎水性が高いといことは水溶媒においても水分子と水素結合を介さないはずです

しかし、ベンゼン環は陽イオンなどとπ-カチオン相互作用や、π-π相互作用を取り得ることが分かりました

どちらも静電的な相互作用のはずなのに一方はとりえて、他方はとりえないのはなぜでしょうか

ベンゼン環は分極は生じていないですが、π電子雲と呼ばれる電子がベンゼン環の上下方向に存在していて、この電子雲が関係しているのだろうと思うのですが、よくわかりません

詳しく教えていただけないでしょうか

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A 回答 (2件)

基本的には、質問者さんがお考えになっている通り、ベンゼン環や他の芳香環は疎水性が高いものです。


たとえば、ベンゼンを水に混ぜ込んだ場合、相分離してしまってベンゼンと水はお互い弾きあうでしょう。これは、水は水同士で相互作用(水素結合)した方がはるかにハッピーなので、あえてベンゼンを中に入れたがらないためです。質問者さんが描かれている通り、ベンゼンと水の相互作用(水素結合なり双極子相互作用なり分散力なり・・・)は弱いため、水分子間のネットワークを壊してまでベンゼンとなじむ必然性がありません。
この現象を、我々は疎水性相互作用と呼びます。実際に相互作用の大半を担っているのは、水同士の強い相互作用であって、別に疎水性化合物同士で強い相互作用をするということではありません。
ようするに、水が大量にいる(溶媒のように)なっている場合、こうした非常に弱い、芳香環と水(あるいは他のプロトン源)の相互作用は無視しうるほど弱いものです。ですが、有機溶媒の中、タンパク質分子の中や、高分子の網目の中、あるいは結晶の中のように、水がほとんど存在しない状況にあるベンゼン環はどうでしょうか。
質問者さんが書かれているとおり、芳香環には上下にパイ電子があります。これは電子というくらいなので、正電荷と相互作用します。真上に近い位置にプロトンなりカチオンなりを置いた場合、静電的に引き合うでしょう。実際に、ベンゼン環の真ん中は負に帯電していることは知られており、ちょうど良い位置に存在する正電荷と引力相互作用を生じ舞ます。アルコールなどの水素原子は正に分極しているため、正電荷よりは程度は弱いでしょうが、ベンゼン環と静電相互作用しうるでしょう。
なお、この手の現象で有名なものに、アントラセンなどのアセン類の結晶構造があります。隣の分子のC-H結合が、別の分子のパイ電子系に向かって位置する形で結晶化します。これは、C-H結合がわずかにH+に分極するため、C-H-パイ相互作用を起こすからです。
なお、パイ-パイ相互作用はまた別の話です。質問者さんはベンゼンの水素結合の例で出していますが、間違いです。これは水素結合のような通常の静電相互作用とは違うものとされていて、誘起双極子間の相互作用(いわゆる、分散力、ロンドン力と呼ばれるもの)として説明されています。ちょっとわかりにくいのですが、これもパイ電子に起因しています。隣り合う二個のベンゼン環を考えた場合、パイ電子の分布は瞬間ごとにゆらいでいます。一個のベンゼン環のパイ電子のゆらぎは、隣のベンゼン環のパイ電子分布に影響し、結果として瞬間的に電荷同士の引き合いが生じます。これが延々と繰り返されて、両者の間に引力が生じるというものです。
なお、上述したように、普通の芳香環を混ぜた場合は、C-H-パイ相互作用する形、ようするに両者は積みかさらない形が一般には有利ですが、芳香環が大きくなったり、何かむりくり積み重なるような工夫をすると、パイ-パイ相互作用した構造になります。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます
おかげ様で少しずつわかってまいりました

ベンゼン環同士のπ-π相互作用のご説明で疑問に思ったのですが、ベンゼン環のπ電子とは誘起双極子なのでしょうか、(永久?)双極子という認識でいたのですが…

水分子とベンゼン環の相互作用について、いまだ分からない点について再度質問してもよろしいでしょうか

(1)例えば水分子一つとベンゼン一つだけが存在する系と水分子二つのみが存在する系を比べた場合、系内の双極子/双極子相互作用だけで考えるとどちらも同様に取り得るのでしょうか
どちらも取り得るが、電気陰性度などの電子の偏りの度合いの違いから、水分子同士の方が静電的な相互作用は強いのでしょうか

(3)(1)の観点以外にも、双極子/双極子相互作用以外にも結合に関わる因子が存在して、その因子の寄与も全部含めると、ベンゼン環と結合するより、水同士で結合していた方が安定ということでしょうか

(2)さらに、実際に溶液中で水分子は大きな水素結合ネットワークを形成しているために、相乗効果による別の力が働き、水素結合自体を強めているのでしょうか

質問が多くなってしまいましたが、もしご存知であればよろしくお願いいたします

お礼日時:2014/12/01 21:30

補足についてです。



>ベンゼン環のπ電子とは誘起双極子なのでしょうか、(永久?)双極子という認識でいたのですが…

ベンゼンには双極子はありません。そもそも、分子の中の電子が双極子というのはおかしいです。
ベンゼン環の電子分布は対称でどこにも双極子はありません。分子が対称なので当たり前です。
もちろん置換ベンゼンだと大なり小なり双極子は生じますが、パイ電子の関与する相互作用に話を絞ればそんなに違いはありません。

コメントが不足していましたが、C-H-パイなどのパイ電子を含む相互作用の場合、C-H(O-Hでもなんでも良いですが)は永久双極子ですが、パイ電子側は双極子によって誘起された誘起双極子の源となります。
パイ電子はσ電子に比べるとはるかに動きやすい(分極しやすい、柔らかい)ため、容易に他の双極子(電荷でも良いが)の影響を受けて誘起双極子を生じ得ます。ベンゼンのみならずパイ電子化合物の特徴の一つです。

(1)例えば水分子一つとベンゼン一つだけが存在する系と水分子二つのみが存在する系を比べた場合、系内の双極子/双極子相互作用だけで考えるとどちらも同様に取り得るのでしょうか
どちらも取り得るが、電気陰性度などの電子の偏りの度合いの違いから、水分子同士の方が静電的な相互作用は強いのでしょうか

水同士だと通常の水素結合になります。永久双極子ー永久双極子の相互作用で、非常に強いものです。
(ただし水素結合は指向性が高い相互作用であるため、単に静電的なものとしてとらえるのは間違いですが)
水とベンゼンだと、永久双極子ー誘起双極子となってずっと弱くなるでしょう。定量的な値は専門的な論文を当たる必要がありますが。

(3)(1)の観点以外にも、双極子/双極子相互作用以外にも結合に関わる因子が存在して、その因子の寄与も全部含めると、ベンゼン環と結合するより、水同士で結合していた方が安定ということでしょうか

水素結合というものを全て双極子の相互作用に含めて良いのか?という問題がありますが、水と水(あるいはアルコールなど)の相互作用は、ベンゼンとのそれにくらべ圧倒的に強いことは間違いないでしょう。
どれくらい強いのか?ということは今でも専門的な研究が理論・実験の両面でされている問題です。
多環芳香族のカゴ構造の中に閉じ込めた数個の水分子の場合でも、水同士が強い水素結合によって氷のような構造を取ることは知られています。

(2)さらに、実際に溶液中で水分子は大きな水素結合ネットワークを形成しているために、相乗効果による別の力が働き、水素結合自体を強めているのでしょうか

数個の水分子クラスターの個々の水素結合に比べ、巨大なネットワークを作っている時は結合強度が高まっているのでは?ということでしょうか?私も専門外なので分かりかねます。
一本一本の結合の強さは孤立したクラスターの方が強いのではないかと思うのですが、はっきりとしたデータは持ち合わせていません。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまいました

アミノ酸の研究をしていますが、このような分野についての専門知識を持っていなかったため大変助かりました

おかげ様で、研究のために今後勉強するべき内容の指針も大まかに立ちました

ありがとうございました

お礼日時:2014/12/07 13:41

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QChem Drawの使い方

初期設定のまま、何もいじってないのですが、
ベンゼン環など構造を書くとやたら大きくて、
すぐスペースが埋まってしまいます。

ある程度縮小して書きたいのですが、
どのようにすればいいのでしょうか?

それから、Chem Drawの画面で表を書きたいのですが、等間隔で線を引いたり出来るのでしょうか?
出来るのでしたら、やりかたを教えて頂けると助かります。

よろしくお願いします。

Aベストアンサー

No.1です。もう少し詳しく書きましょうか。
>ある程度縮小して書きたいのですが、・・
もっとも単純な方法としては、その分子を選択し、適当な大きさになるまで右下の印をドラッグする方法があります。その後、"Do you want・・"の画面で、"Scale settings"を選択すれば、以降もその大きさで書くことができます。
もっとまじめに設定を変えたいなら、File→Document settingsを選択し、その中のDrawingを変更します。Fixed Lengthで結合の長さが変更できます。線の太さや二重結合の間隔等もここで変更できます。
また、Captionsで文字のフォントやサイズ等を変更できます。また、Atom labelsで化学式中の文字のフォント等が変更できます。
ここで、変更した設定がこの文書内での標準になります。
また、特定の雑誌で指定されている書式をそのまま利用するのであれば、File→Apply document settings from→・・・で雑誌名を選ぶこともできます。

線を等間隔にするには、等間隔にしたいすべての線を選択した上で、Object→Ditribute→Vertically(またはHorizontally)とします。左端を揃えたいなら、Object→Align→Left edges(またはRighyt edgesまたはR/L center)を選びます。

日本語マニュアルがあればそれを読むのが手っ取り早いですし、ヘルプもついてますよね(英語ですが)。
上述の操作は、versionによっては、少し違うかもしれませんが、基本的なことは同じですので、色々なところを探してみて下さい。

No.1です。もう少し詳しく書きましょうか。
>ある程度縮小して書きたいのですが、・・
もっとも単純な方法としては、その分子を選択し、適当な大きさになるまで右下の印をドラッグする方法があります。その後、"Do you want・・"の画面で、"Scale settings"を選択すれば、以降もその大きさで書くことができます。
もっとまじめに設定を変えたいなら、File→Document settingsを選択し、その中のDrawingを変更します。Fixed Lengthで結合の長さが変更できます。線の太さや二重結合の間隔等もここで変更できます...続きを読む

Qエクセルで計算すると2.43E-19などと表示される。Eとは何ですか?

よろしくお願いします。
エクセルの回帰分析をすると有意水準で2.43E-19などと表示されますが
Eとは何でしょうか?

また、回帰分析の数字の意味が良く分からないのですが、
皆さんは独学されましたか?それとも講座などをうけたのでしょうか?

回帰分析でR2(決定係数)しかみていないのですが
どうすれば回帰分析が分かるようになるのでしょうか?
本を読んだのですがいまいち難しくて分かりません。
教えてください。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるための指数表記のことですよ。
・よって、『2.43E-19』とは?
 2.43×1/(10の19乗)で、
 2.43×1/10000000000000000000となり、
 2.43×0.0000000000000000001だから、
 0.000000000000000000243という数値を意味します。

補足:
・E+数値は 10、100、1000 という大きい数を表します。
・E-数値は 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表します。
・数学では『2.43×10』の次に、小さい数字で上に『19』と表示します。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%95%B0%E8%A1%A8%E8%A8%98
・最後に『回帰分析』とは何?下の『参考URL』をどうぞ。→『数学』カテゴリで質問してみては?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E5%88%86%E6%9E%90

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるた...続きを読む

Q共役の長大=長波長シフト?

芳香族多環化合物で、π電子共役系が伸びることによってなぜHOMO-LUMO差が縮まるのかがわかりません。
π電子共役系が伸びるとUV吸収スペクトルの吸収極大は長波長シフトすることは実験的にわかります。そして、長波長シフトはHOMO-LUMO差が縮まることによって引き起こされることも理解できますが、なぜHOMO-LUMO差が縮まるのかがわかりません。
なるべく量子化学に踏み込まずに、単純に説明できる方がいらっしゃいましたらお願いします。

Aベストアンサー

例えば、水素原子二つから水素分子ができる場合、それぞれの電子軌道を
下図のように描いたと思います;


↑      ─σ*    ←軌道の重なりで生じた反結合性軌道
|    /   \  
|1s─       ─1s ←軌道が重なる前のエネルギー準位
|    \   /
|      ─σ     ←軌道の重なりで生じた結合性軌道

|  Ha      Hb
 (Ha、Hbはそれぞれ水素原子)


π電子共役系でもこれと同様に考えると、感覚的に理解できるかもしれません。
まず、その共役系の4つの原子の、π結合にあずかる4つのp軌道について、
それぞれ2個同士で軌道の重なりを考えます;


↑        ─ πab*           ─ πcd*
|      /   \           /   \  
|     /      \        /      \  
┼ 2p─          ─2p 2p─          ─2p
|     \      /        \      /
|      \   /           \   /
|         ─ πab           ─ πcd

   Ca         Cb    Cc         Cd
 (Ca~Cdはそれぞれ炭素原子、πab・πab*はそれぞれCa・Cbのp軌道の
  重なりで生じた結合性軌道・反結合性軌道。πcd・πcd*も同様)

次に、このπab・πab*とπcd・πcd*との間の軌道の重なりを考えます。
このとき、先程のp軌道同士の場合に比べると、軌道の重なりは小さいため、
エネルギー準位の分裂幅も小さくなります(因みに、重なり0→分裂幅0);

                 _π4
E            /       \
↑  πab* ─                ─ πcd*
|           \       /
|                ̄π3

|               _π2
|           /       \
|   πab ─               ─ πcd
|           \       /
                  ̄π1
   Ca         Cb    Cc         Cd

 (元のp軌道は省略、そのエネルギー準位は左端の『┼』で表示)


この結果、Ca~Cdの炭素上にπ1~π4の4つの軌道ができます。
元のp軌道よりエネルギー準位の低いπ1・π2が結合性軌道(π2がHOMO)、
高いπ3・π4が反結合性軌道(π3がLUMO)になります。
(軌道が重なると、「重なる前より安定な軌道」と「重なる前より不安定な軌道」が
 生じますが、このように、必ずしもそれが「結合性軌道と反結合性軌道となる」
 とは限りません;その前に大きな安定化を受けていれば、多少不安定化しても
 結合性軌道のまま、と)

このように考えれば、それぞれのHOMOとLUMOのエネルギー差は、CaとCbの2つの
π電子系で生じた時に比べ、Ca~Cdの4つのπ電子系の方が小さくなることが
理解していただけるのではないかと思います。


<余談>
このようにして共役系が延長していくと、軌道の重なりによる安定化幅はさらに小さく
なっていくため、「軌道」というよりは「電子帯(バンド)」というべきものになります。
また、HOMO-LUMO間のエネルギー差も縮小し、常温で励起が起こるようになります。
これによって、芳香族ポリマーや黒鉛などは電導性が生じているわけです。

例えば、水素原子二つから水素分子ができる場合、それぞれの電子軌道を
下図のように描いたと思います;


↑      ─σ*    ←軌道の重なりで生じた反結合性軌道
|    /   \  
|1s─       ─1s ←軌道が重なる前のエネルギー準位
|    \   /
|      ─σ     ←軌道の重なりで生じた結合性軌道

|  Ha      Hb
 (Ha、Hbはそれぞれ水素原子)


π電子共役系でもこれと同様に考えると、感覚的に理解できるかもしれません。
まず、その共役系...続きを読む

QW/V%とは?

オキシドールの成分に 過酸化水素(H2O2)2.5~3.5W/V%含有と記載されています。W/V%の意味が分かりません。W%なら重量パーセント、V%なら体積パーセントだと思いますがW/V%はどのような割合を示すのでしょうか。どなたか教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

w/v%とは、weight/volume%のことで、2.5~3.5w/v%とは、100ml中に2.5~3.5gの過酸化水素が含有されているということです。
つまり、全溶液100ml中に何gの薬液が溶けているか?
ということです。
w/v%のwはg(グラム)でvは100mlです。

Q水素結合とはどういうものですか?

現在、化学を勉強している者です。水素結合についての説明が理解できません。わかりやすく教えていただけないでしょうか?また、水素結合に特徴があったらそれもよろしくお願いします。

Aベストアンサー

要は、「電気陰性度の大きい原子に結合した水素と、電気陰性度の大きい原子の間の静電的な引力」です。
電気陰性度の大きい原子というのは、事実上、F,O,Nと考えて良いでしょう。
電気陰性度の大きい原子と結合した水素上には正電荷(δ+)が生じます。また、電気陰性度の大きい原子上には負電荷(δー)が存在します。

水素が他の原子と違うのは、その価電子が1個しかないことです。つまり、他のイオンとは異なり、H+というのは原子核(通常は陽子)のみになります。他のイオンの場合には、内側にも電子格殻が存在しますので、原子格がむき出しになることはありません。
ご存じと思いますが、原子核というのは原子のサイズに比べてはるかに小さいために、H+というのは他のイオンとは比べ物にならないほど小さいといえます。もちろん、正電荷を持つ水素というのは水素イオンとは異なりますので、原子殻がむき出しになっているわけではありませんが、電子が電気陰性度の大きい原子に引き寄せられているために、むき出しに近い状態になり、非常に小さい空間に正電荷が密集することになります。
そこに、他の電気陰性度の大きい原子のδーが接近すれば、静電的な引力が生じるということです。
そのときの、水素は通常の水素原子に比べても小さいために、水素結合の結合角は180度に近くなります。つまり、2個の球(電気陰性度の大きい原子)が非常に小さな球(水素原子)を介してつながれば、直線状にならざるを得ないということです。

要は、「電気陰性度の大きい原子に結合した水素と、電気陰性度の大きい原子の間の静電的な引力」です。
電気陰性度の大きい原子というのは、事実上、F,O,Nと考えて良いでしょう。
電気陰性度の大きい原子と結合した水素上には正電荷(δ+)が生じます。また、電気陰性度の大きい原子上には負電荷(δー)が存在します。

水素が他の原子と違うのは、その価電子が1個しかないことです。つまり、他のイオンとは異なり、H+というのは原子核(通常は陽子)のみになります。他のイオンの場合には、内側にも電子格殻...続きを読む

Q“ in situ ” とはどういう意味ですか

科学の雑誌等で、“ in situ ” という言葉を見ますが、これはどういう意味でしょうか。
辞書では、「本来の場所で」、「もとの位置に」などと意味が書いてありますが、その訳語を入れても意味が通りません。
分かりやすく意味を教えていただけないでしょうか。

Aベストアンサー

「その場所で」というラテン語です(斜体で書くのが一般的です)。

in vitroとかin vivoと同じように、日本語のなかでも訳さないでそのまま「イン シチュ」あるいは「イン サイチュ」というのが普通でそのほうがとおりがいいです。うまい訳語がないですし。

生物学では、in situ hybridizationでおなじみです。この意味は、染色体DNAやRNAを抽出、精製したものを試験管内、あるいはメンブレンにブロットしたものに対してプローブをhybridizationさせるのに対比して、組織切片や組織のwhole mount標本に対してプローブをhybridizationすることをさします。
これによって、染色体上で特定のDNA配列を検出したり、組織標本上で特定のRNAを発現する細胞を検出したりできます。生体内の局在を保った状態でターゲットを検出するということです。

化学反応、酵素反応などでは、溶液中の反応のように、すべての役者が自由に動き回れるような系ではなく、役者のうちどれかがマトリックスに固着していて、その表面だけで反応がおこるようなケースが思い浮かびます。

「その場所で」というラテン語です(斜体で書くのが一般的です)。

in vitroとかin vivoと同じように、日本語のなかでも訳さないでそのまま「イン シチュ」あるいは「イン サイチュ」というのが普通でそのほうがとおりがいいです。うまい訳語がないですし。

生物学では、in situ hybridizationでおなじみです。この意味は、染色体DNAやRNAを抽出、精製したものを試験管内、あるいはメンブレンにブロットしたものに対してプローブをhybridizationさせるのに対比して、組織切片や組織のwhole mount標本に対...続きを読む

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 もうひとつ言っておくと、L体の糖やD体のアミノ酸もちゃんと存在します。血液型を決める多糖の構成成分にはL-フコースがあり、哺乳動物の脳にはD-セリンとD-アスパラギン酸が存在し、脳の高次機能に関係しているのではないかと考えられています。

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長波長シフトです。

π-π*遷移後の電子状態は、基底状態に比べてより分極しているため(これはわかりますよね?)、基底状態よりも周囲の極性溶媒と相互作用し、安定化するからです(n-π*遷移の場合とちょうど逆です)。

お書きになっている短波長にシフトするという説は、もしかしたら分子構造(あるいは分子を取り囲む特殊な環境)に依存したものではないでしょうか?

QEt3Nの効果について

アミド結合の保護基としてBocを入れる反応をしたのですが、その時Et3NもBocと等量入れました。このEt3Nの寄与がいまいちよく分かりません。反応を促進させている(何かを活性化させている)ために入れているのでしょうけれども、どこにどういった形でアタックしているために、反応が行きやすくなっているのでしょうか?ほかにもEt3Nを入れる反応はいっぱい見るのですが、Et3Nの効果が理解できていません。ご存じの方、是非、教えて下さい。よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

 御質問者からの反応がありませんが,#2 の方の回答を拝見して補足回答いたします。

 この様な反応でのアミンの効果には2種類あると考えられます。1つは,私が回答した求核剤として活性中間体を形成する事による反応の加速です。もう1つは,#3 で触れられている塩基として働いて反応性の高いアニオン種を形成する事による反応の加速です。なお,反応の加速から離れれば,塩基として生成する酸をトラップするという効果を期待している場合もあります。

 ここで3級アミンが求核反応を容易に起こす事は,トリアルキルアミンと塩化アルキルからのテトラアルキルアンモニウム塩の生成が容易に起こる事からも明らかですので,3級アミンがアミド窒素上の水素を引き抜ける程の塩基性を有しているかどうかについて検討します。

 3級アミンとして御質問にあるトリエチルアミンを考えますが,手元の「アトキンス 物理化学(上) 第6版」には,共役酸であるトリエチルアンモニウムイオンの pKa が 10.76 と出ています。一方,アミド窒素上の水素の酸性度については,手元の「Vollhardt-Schore Organic Chemistry 3rd Ed.」に R-CH2-CO-NH2 の CH2 の pKa が約 30,NH2 の pKa が約 22 と出ています。

 したがって,下記の酸塩基平衡を考えた場合,アミド窒素上の水素の酸性度よりもトリエチルアンモニウムイオンの酸性度の方がかなり大きく,平衡は殆ど左に偏っています。これでは,トリエチルアミンが塩基として作用して反応を促進するのは困難と思われます。

 RCH2-CO-NH2 + Et3N ⇔ RCH2-CO-NH(-) + Et3NH(+)

 実際,pKa 約 30 というと,メタノール(pKa = 15.5)よりも弱い酸であり,メタノール等のアルコールからプロトンを引き抜いてアルコキシドアニオンを作るのに強塩基が必要な事を考ええてみても,アミド窒素上の水素を引き抜くにも強塩基が必要と考えられます。

 御質問者からの反応がありませんが,#2 の方の回答を拝見して補足回答いたします。

 この様な反応でのアミンの効果には2種類あると考えられます。1つは,私が回答した求核剤として活性中間体を形成する事による反応の加速です。もう1つは,#3 で触れられている塩基として働いて反応性の高いアニオン種を形成する事による反応の加速です。なお,反応の加速から離れれば,塩基として生成する酸をトラップするという効果を期待している場合もあります。

 ここで3級アミンが求核反応を容易に起こす事は...続きを読む

Q吸光度の単位

吸光度の単位は何でしょうか!?
一般的には単位はつけていないように思われるのですが。。
宜しくお願いします。

Aベストアンサー

物理的には、No.1さんも書かれているように吸光度も透過度も基本的に同じ単位系の物理量どうしの「比」なので「無単位」です。しかし、無名数では他の物理量、特に透過度と区別が付かないので、透過度は"透過率"として「%」を付けて表し、"吸光度"は「Abs(アブス)」を付けて呼ぶのが業界(分析機器工業会?)のならわしです。


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