『ボヘミアン・ラプソディ』はなぜこれほど人々を魅了するのか

「花子とアン」にしろ「マッサン」にしろ、最近の連続テレビ小説の主人公は明治後期から大正など戦前の生まれで、戦争を経験し、戦後に再出発するというストーリー設定が多いです(バブル世代以降の若い世代もありますが)。多分その時代設定にしたら人気が出やすいからそうしているのでしょう。
一方で、昭和20年代生まれの戦後のベビーブーマー世代が主人公になっている連続テレビ小説は思いつきません(少なくとも最近はないでしょう)。団塊の世代というと人口が多く、メインの視聴者であると考えられる60代の女性がまさに該当しますから、共感を得られて人気が出る可能性もあると思うのですが、ベビーブーマー世代がドラマの主人公になりにくい理由を教えてください。
大河ドラマに限らず、民放のドラマでも主人公は戦前生まれ又はバブル世代以降の設定がほとんどで、ベビーブーマー世代は人口が最多であるにもかかわらず、ほとんどいない気がします。皆さんは、昭和20年代生まれのベビーブーマー世代(団塊の世代)を主人公にしたドラマが放送されたら観たいと思いますか?

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A 回答 (4件)

朝ドラでいったら、『カーネーション』の後半は実質、コシノ三姉妹の物語で、この三姉妹は、戦前、戦中、戦後に生まれていますから、ほぼ団塊世代ですね。

また、2008年の人気TBSドラマ『SCANDAL』は世代の違う4人の女性が主人公でしたが、ロックTシャツを普段着にしていてクライマックスを飾る桃井かおりさんの役柄は団塊世代でした。

ただ、確かに、最近のドラマで団塊主役は目立たないかもしれません。私が思うに、団塊世代はすごすぎてお茶の間には刺激が強すぎるんですよ。全共闘、ヒッピームーブメント、暗黒のベトナム戦争、高度成長期の世代ですからね。どちらかというと映画や特番向きなんです。

そのドンピシャリが2004年の妻夫木聡主演映画『69 sixty nine』です。まさしく団塊世代の青春を描いています。とはいえ、監督が若かったため、完全には1969年という舞台を理解してはいません(と原作小説の著者で主人公のモデルである村上龍も言っていました)。それはそれで、若い人にはウケがよかったようですが、とうの団塊世代はズッコケますし、団塊世代の時代を描くのって、ほかの世代には意外と難しいのだと思います。現に、『SCANDAL』で桃井が着ていたTシャツも時代考証がずれていました。

ご回答にもあるように、1970年代には団塊世代を主役にした映画やドラマがたくさんありました。事実は小説よりも奇なりを地で行く世代ですから、ネタはいくらでもありましたし、海外ドラマではありますが『ワンダー・イヤーズ』(当初は『素晴らしき日々』と題して放送)なんて、6年近くかけて団塊世代三きょうだいの家庭を追っていました。ただしこれも、実際の激動の時代の映像や音楽を満載させたため、著作権料が膨大に膨れ上がり、再放送が叶わなくなったほどです。

いずれにしても、多くの職場同様に、ドラマの現場も現役世代は常に3~40代なので、彼らにとってわかりやすい世代を描きがちですし、そのほうが上手に描けます。もしくは、ご回答にもあるように、主人公が死んでしまったがゆえに、突っ込まれくいネタを取り上げがちですよね。

前置きがすっかり長くなりました。団塊の世代を主人公にしたドラマが放送されたら観たいか? 的確に描いてくれるなら、もちろん観たいです!

この回答への補足

全共闘もありますが、団塊世代の若い頃は全般的に左翼にかぶれており、男女雇用均等も進んでおらず、当時の価値観を正確に再現したら批判が起きる可能性もありますね。ベトナム戦争も現在、評価が定まっているとは言えませんし。そして経済が停滞している現在、高度成長期のイケイケの模様を再現してもあまり共感を呼ばなそうです。団塊世代がドラマの題材として脚光を浴びるにはあと20年ほどかかりそうですね。

補足日時:2014/12/03 19:15
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おそらく、「何も不幸がないと感じている(感じたい)世代」だからでしょう。



 あなたが書かれた「戦後」という言葉のように、つらい経験をしていないのが団塊の世代ということでしょう。また、近年は経済の落ち込みもあり、若い世代は現在がつらいかはともかく「今後よくなるかもしれない」という淡い期待が持てますが、団塊の世代にはもはや将来を待ち望むマインドはなく、かといって「今がつらい」と考えるのは冥土の土産にするにはきつすぎるのでしょう。そのため、やせ我慢でも「今もいい状態」と見なさないといけず、結果「悪い時期は今も含めてなかった」となります。さらに、彼らが若かりしことには、つらい時期はあまりなく、「つらい状況を乗り越えた」という経験もないので、ドラマの題材にはなりにくいです。
 こうした状況をコンパクトにあらわされるのが就職活動であり、バブル期に入社した人は(就職試験時も入社してからしばらくも)たいして苦労していないので、若年者に比べて危機意識が薄く、最近の不祥事があった大企業の社員でも「何とかなるだろー」と楽観的です。大変なのは、幹部クラスの団塊の世代より少し下と、現場に出ている若年者であり、バブル気味はそこでも苦労しない可能性上がります(現場に出ている人もいるかもしれませんが)。団塊の世代以前は戦争という就職活動とは比べ物にならない苦労がありましたが、苦労がない人間という意味では、団塊の世代・バブル入社組には共通点があります。
 
 朝ドラは、時代設定が昔の場合「激動」という言葉がよく似合い、現在の物語では、マイナーな世界における「孤軍奮闘」が目立ちます。団塊という言葉が示す通り、彼らは孤軍奮闘しんていません。学生運動などは典型で、一致団結するのが好きであり、学生運動自体は社会問題になりましたが、それも彼らの活動があればこそなので、彼らが何かの影響を受けて「激動」になったのではなく、自分たちで激動を作り上げたに過ぎません。

 彼らにも、問題はなかったわけではありませんが、挙げるとすれば、オイルショックとバブル崩壊でしょう。しかし、いずれも経済ものであり、「金持ちが没落しただけ」というもので他の世代の共感を得ません。特にバブル崩壊に関しては、「団塊の世代が一番おいしい思いして、そのつけを若い世代が払っている」と、他の世代からすれば、バブル崩壊をセンチメンタルに思い出せることに腹が立ちます。
 また偶然かもしれませんが、ジブリ作品にも団塊の世代を意識した作品はありません。「平成狸合戦ぽんぽこ」は団塊の世代が生きている時代ですが、主人公は狸です。また「となりのトトロ」に団塊の世代の人々が登場しますが、これも時代背景はそこまで重要ではありません。 
 また映画の興行収入で成功した「ALWAYS 三丁目の夕日」では堀北真希さん演じる星野に対し、鑑賞者は「これからの明るい日本」を後ろに見ながら映画を見ます。星野は団塊世代より少し上の年代で彼女たちが戦後の苦労を克服した世代とすると、団塊の世代は「戦後の苦労も知らない人々」となります。
 
 「団塊の世代の苦労を知らない話」ばかりになりましたが、これが朝ドラにならない理由でしょう。ただ人口は多く、民放もその辺を分かっているので、最近は団塊の世代の一番の関心事である「病気・健康」番組が異様に多く、若い世代のテレビ離れがますます加速する原因にもなっています。もはやテレビは若者のモノではなく「団塊の世代のもの」になっています。
ご参考までに
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NHKテレビの朝の連続テレビ小説(以下「朝ドラ」と略記)を例に考えてみました。



NHKの朝ドラが始まったのは今から半世紀以上昔の昭和36年(1961年)ですが、大まかに言うと主人公は(放送した年から見て)70年以上昔に生まれた人物の一代記か、(放送した年から見て)現代を生きる若者かのどちらかであることがほとんどでした。

朝ドラの放送が始まった60年代には、前者は明治生まれ、後者は昭和10年代の生まれということになります。現在では前者は昭和10年代以前の生まれ、後者は平成生まれです。

ここで団塊の世代(昭和22-26年(1947-51年生まれ))を考えると、朝ドラ開始から10年経たないうちに「現代を生きる若者世代」になったので、69年度放送の「信子とおばあちゃん」の信子(大谷直子)や71年度放送の「繭子ひとり」の繭子(山口果林)など団塊世代またはその前後の世代のヒロインが続々登場するようになりました。

ところがその後、団塊の世代は若者世代ではなくなり、といって一代記を放送できるほどの高齢者(少なくとも70歳以上)には達しなかったので、長い間主人公として登場することがまれになったのだと考えます。

しかしもうしばらくすれば、団塊の世代が70代になりますので、これからはこの世代が主人公の朝ドラも放送されるようになるのではないかと思います。

このことを下にグラフ化してみました。横軸が「朝ドラが放送された年」で、縦軸が「主人公が生まれた年」です。「歴史もの・一代記」のヒロインは「おはなはん」も「おしん」も「花子」も上の桃色の部分の生まれで(年齢70歳と80歳に線を引いています)、「現代もの・若者」のヒロインは「信子」から「あまちゃん」までおおむね下の水色の部分の生まれです。(20歳に線を引いています)

緑の横線が団塊の世代が生まれた年で、朝ドラの初期の「水色」だったころから長い空白の時期を経て、もうすぐ高齢の桃色にかかります。
「連続テレビ小説の主人公に団塊世代がいない」の回答画像3
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この回答へのお礼

ありがとうございます!すごい分析ですね。
確かに若者か一代記に分かれますね。
バブル世代も40代になり、当分ドラマの主人公から外れそうですね。

お礼日時:2014/12/04 23:07

 じいちゃんばあちゃんが主人公のドラマってなかなか難しいんじゃないですか?


「渡る世間は鬼ばかり」などは泉ピン子が1947年生まれですが、これは連続テレビ小説ではありません。
 もちろん団塊の世代が20代30代のころの1960年代後半から1980年代くらいまでは彼らが主人公でしたね。
 また「生き証人」が多いドラマは「考証」がなかなか難しいかもしれません。

この回答への補足

団塊世代が青春時代を過ごした1950年代~80年代を舞台にしたドラマであれば、主人公は10代~30代の若者です。
ドラマの監督にも、団塊世代でまだ現役の人は居ますから、今であればかなり正確な時代考証はできるはずです。

補足日時:2014/12/03 18:57
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