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派遣制度も関係していると思いますか。

A 回答 (1件)

雇われる側と雇う側のミスマッチでしょうねー。



実はもうかつての日本式経営の象徴でもあった正社員による無期限の雇用システムといいうのは現実的には終わっています。企業側は正規雇用は最小限にして、足りない分は有期雇用か派遣などの不正規雇用で補おうとしています。
ところが雇われる側は無期限の正規雇用を求めていて、「それが正しい社会人である」という固定概念からなかなか抜け出せずにいます。「正規雇用こそが正しい社会人」という固定概念があるからこそ、非正規雇用にもボーナス(一時金)を出そうという発想は雇われる側からも出てこないんですね。「そういう人たちには、出す必要はないだろう」とね。

さらに今は、雇われる側も昔ほど我慢しなくなりました。嫌になったら正規雇用でも非正規雇用でもあっさり辞めてしまうのです。昭和から平成になるくらいの頃は「転職は恥」とか、「すぐ仕事を辞めるやつは我慢が足りない」みたいな価値観があったのですが、それはもうなくなりました。
でもそれは必ずしも今の人が悪いわけではなくて、かつての昭和の正規雇用の時代は社畜といわれようがなんだろうが滅私奉公すれば出世もできたし収入も増えたのです。つまり、忠誠に対する見返りがあったんですね。ところが今は会社に何十年も忠誠を捧げてきた人も、「今戦力じゃないから」という理由であっさりリストラされたりします。つまり「御恩と奉公」のバランスがとれていないのです。いくら会社に尽くしても見返りがない(期待できない)なら、割の合う場所を探して転々とすることは当然のことです。

また、企業が求めるスキルと、仕事を求める人たちのスキルにミスマッチが起きているのもあると思います。
企業側が求めるのは、コミュニケーション能力が高く、会社に合わせる能力があり、パソコンを使いこなせる人です。
ところが仕事を求める人は、コミュニケーションスキルが苦手だったり、パソコンが苦手だったりするので、そういう人たちがこなせる仕事には人々が殺到して供給過剰が起き、高いスキルが求められる業種では人材不足が発生します。
また供給過剰が起きる業種では、黙ってても人が来るわけですから、待遇は悪くなります。給料は少なく、拘束時間は長くなります。雇う(企業)側はそこのコストを抑えようとしますからね。
そうすると「いくら私ができそうな仕事でも、こんなにキツくて給料が安いとやってられない」ともなり、それの度が過ぎると「求人はあるけど応募したくない」ともなるわけです。すき屋なんかがそうですね。いくら雇ってくれるといっても残業代も出さないようなところで勤めようだなんて人はいないわけです。
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