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セタール(シタールではありません)の音色、持ち運びの良さにとても惹かれ、弾いてみたいと思いました。

当方楽器初心者です。ピアノも弾けず、楽譜も読めません。ギターも弾いたことありません。

チューニングの仕方、弾き方などほとんど情報が取れないものを、ど素人がやれるような楽器なのでしょうか?(ウードは難しいとありました)
友人がバックパッカーギターを所有しており、それを貸してくれるとの事でしたのでまずは
そういうクラシックなギターから練習を始めた方が良いのか、いきなりセタールのようなアラブ楽器を始めても良いのか迷っています。

どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

No.1です。

お礼ありがとうございます。

あなたが、セタールを選んだ感性が、使える音・使えない音を聞き分けて、きっとセタールの奏法を教えてくれますよ。良いと思った演奏を真似るなどしてみてください。
我流であってもセタールがある程度弾けるようになって(耳ができて)から、ギター奏法などを学んで取り入れても遅くはないと思います。
逆にギター耳になってしまうとセタールが難しいものになってしまうでしょう。
カタカナ英語で文法など習ってるとネイティブな英会話ができなくなってしまうのと似てるような。

特に『元々インド音楽が好きで、その流れからイスラム系音楽も聴くようになりました。
西洋系の音には興味がなく、また歌う事にも興味はありません。』ということですので。
あなたの耳(実際は脳)には西洋音楽・西洋和声の型枠が嵌っていないので、あなたの感性が選んだ民族楽器をやるチャンスなのですよ。音楽は楽器によって学ぶものです。西洋音楽の楽器で学べば西洋音楽耳に成長して行きます。
「オープンチューニング(標準外のチューニングという意味で使われていると思います)」というのも西洋音楽を基準にした考え方ですし、4弦有っても2音にしかチューニングされないセタールに当てはまる概念ではありません。
ギターのように和音を弾く為に複数の弦が張られているのではありません。
その2音も4度もしくは5度(4度と5度はソ→ドかド→ソという裏表の関係)で西洋楽器も含めた弦楽器に一般的なチューニングです。

物理の時間です。
音程は波長で決まりますが、波長は見えないので、比例する弦の長さに置き換えて説明します。
まずド(C)という音程で張られた一本の弦を考えてください。
オクターブは、弦長が2分の1で同じ音名ドになりますが短い方が高音になります。
弦長を3分の2にするとソ(G)の音がでます。同様に4分の3だとファ(F)になります。
この先の割り振りは西洋音楽の元になったピタゴラス音階とアラビア音階では異なります。
アラビア音階を西洋音階で強引に表現すると"ド、レ♭、ミ、ファ、ソ、ラ♭、シ"になります。
レ♭、ラ♭を除いて"ド、ミ、ファ、ソ、シ"にすると沖縄の五音音階になるところも面白いですけど。
西洋音楽風の和音伴奏を付けることはできません。細工をすればそれらしくできない事もありませんが。

再度申し上げますが、セタールが有る程度マスターできてから、西洋音楽を学ぶという順序が良いと思います。

似た楽器に、中国楽器の「月琴」というのがあります。月は中東地域の意味ですね。これはマンドリンに近い楽器だと思っていたら、「三弦の月琴」もあるそうで、古いセタール(セタールが4弦化したのは200年ほど前)です。ただ、フレットは中国音楽用(偶然ですがピタゴラス音階に同じ)になってますので、これでペルシャ音楽を奏でる事はできません。月琴用のピックは日本でも手に入りますので、セタールに使ってみるのも悪くないと思います。
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この回答へのお礼

またまた丁寧な回答をありがとうございます。
例え話も含めてとても分かりやすかったです。
何にも分からないので、まずは初心者本が沢山出ているクラシックギターから、、、と思っていましたが、特に弾きたい曲もないのでやる気が削がれていました。こちらで相談させて頂いて良かったです。

結論としましては、クラシックギターから入るのをやめました。
あれから再度youtubeと民族楽器のサイトなど色々見てみました。
一番は自分が大好きな音色なこと。直感とその形状から私でも弾けそうなもの。つき合っていく上で欠かせないメンテナンスが自分で動画などを見て出来そうなもの(日本語、もしくは英語で拾えるもの)。パーツが比較的手に入りやすいこと。大き過ぎないこと。
以上を考慮して、セタール(イラン)、ディルルバ(インド)、エスラジ(インド)のどれかにする事に決めました。
後者2つは大きさ的に触ってみないと分からないので、インドに行く用事が近々あるので現地で直接見てきて決めようと思います。

大変勉強になりました。改めてお礼申しあげます^^♪
また何かの際にはどうぞよろしくお願いいたします。

お礼日時:2014/12/23 13:37

 セタ-ル?


 イラン(ペルシャ)のスチール4弦と、中国(ウイグル自治区)のナイロン13弦のモノ(サタールともいう)がありますが、どちらのセタールでしょう?どちらも発祥は同じらしく、奏法は似ているのですが・・・

>持ち運びの良さにとても惹かれ、

・・・っということでしたら、恐らくウイグルのモノよりネックが細く一回り小さいペルシャの方のことでしょう。
 というワケでペルシャのセタール前提で話を進めますと。

>チューニングの仕方、弾き方などほとんど情報が取れないものを、ど素人がやれるような楽器なのでしょうか?

 セタールは、日本の商業音楽のジャンルに於いて奏者が極めて少ないというだけで、『弾き方などほとんど情報が取れない』というほど特殊な楽器ではありませんよ。(日本でも、バラライカとかダルシマー同様、初心者向け低価格品が購入出来るほどです。ワタシが知る限りでは、\2~3万ぐらいのモデルからあった様な記憶が。)

>そういうクラシックなギターから練習を始めた方が良いのか、いきなりセタールのようなアラブ楽器を始めても良いのか迷っています。

 どういう音楽をやるか?で話は変ります。

※世界中の民族系弦楽器の大多数の例に漏れず、結局のところセタールも一種のオープンチューニングで、それはセタールが使われる音楽専用のキーとも言えます。
 つまりペルシャの民族音楽を演奏する限り、特別な工夫は要りません。ペルシャ音楽の範囲内であれば奏法自体ギターよりかなりカンタンなので、敢えて汎用性の高い(故に奏法が複雑な)ギターを学ぶ必要はないでしょう。

※セタールで一般的な音楽(いわゆるポップスとかクラシックとか)を演奏したい、ということでしたら話はかなり複雑になります。
 セタールのフレット(ネックに打たれている金属ワイヤ)の間隔は、一般的な音楽で使われている平均律(1オクターブを12等分した音律)に則ってなく、フツーの和音を鳴らすことは不可能ではありませんが困難を伴います。
 セタールをペルシャ音楽以外で使う場合、最初にギター奏法を学び、その上でセタールの適応範囲を模索する必要があるでしょう。(私見ですが、思い切って独自のオープンチューニングを考案した方がポップスなどは演奏し易い様な気がします。)

 尚、余談ですが。

>(ウードは難しいとありました)

 ウードは一般的にフレットが無く(=正しい音程を押さえ難い=押さえ方によっては平均律の和音も出せる)、故に演奏ジャンルに対する汎用性が高く、弾きこなすにはギターはおろかバイオリンやチェロの様な学習と練習が必要になります。
 しかし逆を言いますと、ギターを習熟するツモリならウードもアリ、っということです。確かに弦楽器初心者にはちょっと『取っ付き難い』かもしれませんが、別に弾こうとして弾けない楽器でもありません。
 ウードは日本では高価なモノが多いですが、その分楽器自体に美術品的な美しさがあり、また工夫によってはあらゆる音楽ジャンルの演奏も可能・・・っとしますと、練習する価値は十分あると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

セタールはおっしゃる通り、ペルシャの4本弦の方です。
またamazonで初心者用セタールが2万円程で売られていました。

質問欄に記載しました通り、楽器を触った事すらほとんどないので、とりあえず楽器に慣れるという意味でもクラシックギターから始めた方が良いのかな、と勝手に思っておりました。
(ギターでしたら初心者ハウツー本などが日本語でも沢山出ていますので。)

> どういう音楽をやるか?で話は変ります。

元々インド音楽が好きで、その流れからイスラム系音楽も聴くようになりました。
西洋系の音には興味がなく、また歌う事にも興味はありません。

>世界中の民族系弦楽器の大多数の例に漏れず、結局のところセタールも一種のオープンチューニングで、それはセタールが使われる音楽専用のキーとも言えます。

オープンチューニング、という言葉すら初めて聞き、wikiで調べてみましたがGコードやDコードとあってもコードが何を意味するのかも分からず、道のりは通そうですが1つ1つ潰して進んで行こうとおもいます。

ギター→ウード、もしくはセタールに入るかという感じでしょうか。
確かにウードの形状は美しく感じます。

もう少し考えて決めたいと思います。
また何かの機会がありましたらどうぞよろしくお願い致します^^♪

ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/21 23:51

こんにちは。


ただの音響家なので、セタールに関する知識は持ち合わせませんが、民族楽器や古楽器の実物や実演を見てきていますので、ネット情報を元に興味本位で回答させていただきます。

エキゾティックな楽器ですね。
チューニング方法は
http://www.setar.info/Tuning.htm
これで見ると、
5度及び4度のチューニングですね。
1・3弦は同音、3・4弦はオクターブ違いになる事が多いようです。
同音とかオクターブ違いにする理由は、共鳴させて響きを得る為と思われます。民族弦楽器にはしばしば共鳴専用の弦が張られる(例:バンジョー)ことがありますが、演奏にも共鳴にも使うという方が一般的です。
また、三味線のサワリのようにワザと共鳴に接触させてノイズを出しています。上記サイトの画像を見てもそのような構造があるようです。単なるノイズだと思ってサワリ構造を除去されませんように。
参考:三味線のサワリ構造について

セタールが3弦の意味だそうですので、案外三味線の先祖かもしれません。

youtubeで聴く限り、クラシックギターの奏法は役に立たないと思います。
https://www.youtube.com/results?search_query=setar
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3 …

西洋和声にはないフレットがたくさんあるので、感性による即興演奏がポイントになるでしょうね。
好きなメロディーをセタール用にアレンジしてみると良いかもしれません。
ガンバレ!
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。

教えて頂いたチューニング方法は見たのですが、楽器に無知なため何がなんだか理解出来ませんでしたが、1つ1つゆっくり理解していきたいと思います。

質問欄に記載しました通り、楽器を触った事すらほとんどないので、とりあえず楽器に慣れるという意味でもクラシックギターから始めた方が良いのかな、と思っておりました。
(ギターでしたら初心者ハウツー本などが日本語でも沢山出ていますので)

ただ、クラシックギターの奏法はほとんど役に立たない、との事ですのでセタールをいきなり初めても大丈夫かな!と思い始めて来ました。

詳しい解説をありがとうございました。
また何かの機会がございましたら、どうぞよろしくお願い致します^^♪

お礼日時:2014/12/21 23:27

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