プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

まだ出てませんが中国のブランドが一眼レフ用の50mmレンズを安く販売するらしいというニュースを見て思いました。
何が何でも高級品がほしい人や、高い道具を見せびらかして客にアピールする必要があるプロは今後も特定メーカーの上位機種しか買わないと思います。
知りたいのは廉価機種です。
中国ブランドが実売5万円前後の有名メーカーデジタル一眼レフのライバル機種を出すことは10年以内に可能と思いますか。
センサーは外国から買うしかないとして、レンズは自社製造で、ほか難しいとこは何かありますか。
レンズに連動する素早いAFは難易度高いですか。MFなら設計からすべて中国でもすぐですか。
今ある安い機種はボディが小さくて持ちにくいのが多いんです。
小型軽量が得意でない?中国なら安い機種でも大きくてそこそこ重量ある持ちやすいものを作ってくれる可能性はありますか。
送料税込で2万円台で中国APS-Cのダブルズームが出て、それが世界中に広まって、安くきれいな写真が撮れるカメラを途上国でも誰もがが持ってて、操作方法やレンズマウントも世界でそれ一種類で、修理方法や部品も世界中どこでも安く流通している、そんなメーカーより消費者優先の時代が早く来てほしいと願っています。
中国が、一眼レフカメラを金儲けの道具にする悪い大人から写真文化を守って、市場を浄化してくれることは期待していいですか。
独占体制が崩壊して正義が勝つのが何年ぐらい先になると考えるか予想をお願いします。

A 回答 (8件)

写真を趣味としています。



ニコンの前身になる会社は、戦争中には軍隊向けのカメラを作っていました。軍隊向けですからコスト度外視で性能が高いものを作ればよかったので、だから品質には自信があったのです。戦争が終わり軍隊がなくなったので、これからは民間向けカメラを作ることでやっていこうとなり、ドイツのカメラメーカーであるライカの民間向けカメラを取り寄せました。
それを調べてみると、シャッター速度が1/500だと、シャッターを何回切っても正確無比に1/500で、そのあまりの正確さに「こんな精度の高い製品は作れない」と技術者たちは途方に暮れたそうです。当時の日本は今の中国のような「安かろう悪かろう」の時代だったのです。
ちなみに、あのケネディ暗殺事件の犯人とされたオズワルドが暗殺に使ったとされる銃についていたのが日本製のスコープだったのですが、「日本製のスコープがついていた」というのは「安物がついていた」というイメージだったんです、当時は。

そんな日本のメーカーは努力を重ねて品質と信頼性を向上させてきましたが、それには長い長い年月がかかりました。しかし今の中国人の価値観は、「長い時間をかけていいものを作る」ではなく、「とにかく短期的に儲ける」ことの至上主義となっていますので、カメラに限らず、あらゆる分野である一定以上の技術水準を越えられずにいます。
また中国では、日本の合弁会社が技術を教えるとその技術を持って勝手に独立するというトラブルは日常茶飯事です。私の友人が勤めるある大手メーカーでもそういうトラブルがあったそうです。こっちが教えて作れるようになったものを自社の技術として勝手にヨソに売り始めたそうです。
だから、自衛のために日本メーカーは「作らせても技術は教えない」ことにしているそうです。ちなみに前述の友人の会社は、制裁措置として合弁をやめたそうです。すると、元となる技術を持っているわけではないので日本企業が手を引いたら技術が維持できず、やがて倒産したそうです。

近年はこういったことも含めて「チャイナリスク」といわれていて、あえて中国を避けるメーカーも多くなりました。ニコンは今、一眼レフカメラの生産の多くをタイで作っています。最近のニコンのカメラはメイドインタイランドなんです。当初、それだけの理由で嫌がる日本人マニアは大勢いました。当時の価格コムの掲示板は「日本製じゃないなら買う気がしない」という書き込みで溢れていましたよ。
とにかくカメラマニアという人種はスペック至上主義者がとても多いんです。レンズの性能を示す指標の一つにMTF曲線というのがあるのですが、この曲線の数値に異常なまでにこだわる人が少なくありません。その数値が気に入らないから「クソレンズ」と罵倒する人もこれまた珍しくないんですよ。たぶんなんですが、カメラマニアの少なくとも1/4くらいは、「写真は撮らないで、カタログスペックの高いカメラを所有していることに歓びを感じる」って人たちだと思います。

携帯やスマホのカメラの性能が上がり、コンパクトデジカメという市場がほとんどなくなってしまいました。コンパクトデジカメから撤退するメーカーも相次いでいます。
一方の一眼レフデジカメは、「写真や画質にこだわる人たちへのアイテム」としての方向性になっています。実際に売れ行きを支えているのはハイアマチュア向けの高級機です。

>独占体制が崩壊して正義が勝つのが何年ぐらい先になると考えるか予想をお願いします

「ニコンやキヤノンのような伝統企業が盤石の体制を保っていることが正義」と考える人たちが市場を支えている(ニコ爺なんて呼ばれます)ので、今のところは質問者さんの望む正義が叶う日は来ないと思います。だって、そんなカメラマニアを冷笑する私でさえニコンとキヤノンの牙城をオリンパスとペンタックス以外が崩すことは望まないですもの。ミノルタの系譜を継ぐソニーさえも「あんなのは電器屋のカメラで、カメラじゃねえ」って思いますからね・笑。もしアップルコンピュータが画期的なアイデアのカメラを出したら、「くそ林檎会社のカメラもどき」と私も罵倒しそうな気がします・笑。
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レンズの設計・製造について、あるいは一眼レフの所以たる「レフ」を含む機械部分の精度、耐久性などはいくら技術をパクるのがうまい中国でも国家レベルで真剣に取り組み、数十年の時間をかけて熟成させない限り実現不可でしょう。


ミラーレスのボディやコンパクトデジカメ程度なら実現可能かもしれませんけどね。
あ、ミラーレスのボディだけ作ってもレンズがなければ役に立ちませんね・・・。

願うのは勝手ですが、過去の実績や技術もありますし、世界で規格が一つで使用方法も全く同じってことは、そこから発展することがなく、腐っていくだけですね。

意見主張はご自分のHPやブログで行ってください。
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私も A No.4 Mokuzo100nenn さんと同じ意見なのですが、それが実現される過程についてちょっと解説(^_^;)……。



かつて Mark Levinson という米国の著名な Audio Amp' 設計者が中国の Maker に設計仕様書を渡して ROSE Audio という Speaker Brand を立ち上げました。

著名な設計者が立ち上げた Brand Maker ですので、決して安価な Speaker System ではないのですが、数年後、ROSE Audio の Speaker System と全く同じ Speaker System ながらも値段は半分以下という製品が ROSE Audio Speaker を委託製造している中国の Maker より発売されました。

素材も部品も何から何まで同じですので、流石に問題となりましたが、他にも MONSTER beats by dr.dre studio の Headphone が有名ですよね。

部品は海外から調達してもそれを組み立てる工場は人件費や電気代、輸送費の安価な中国にあります。

その工場が、全く同じ部品を全く同じ海外 Maker から独自に輸入して全く同じ組み立て法で組み立て、発注元の海外 Brand Maker が上前をはねる Brand 代を取らずに独自に販売する……同じ製品名とする場合もあれば別の製品名にして販売する場合もあります。

Camera の Lens は Lens 交換式 Camera ならば Body 製造 Maker 以外の Lens Maker のものも交換可能ですので、他の Maker の Lens の方が良いというのであれば User は躊躇なく他社製 Lens を購入するものでしょう?……実際、私は PENTAX の Camera を愛用していますが PENTAX の Lens は Film Camera 時代の中古品を 1 本持っているだけで、他は SIGMA などといった別 Maker のものを愛用しています。

一方、Lens 一体型の Compact Digital Camera は部品 Maker の多様化、分散化が進んでおり、RICOH 製 Zoom Lens Unit を付けた CANON や OLYMPUS の Camera なんてものが昔からありました。……私が愛用した OLYMPUS Camedia E100RS はCamedia C2100UZ と共に CANON Power Shot Pro 90-IS とか S1-IS などと同じ Lens だったと記憶します。

この手の部品は下請け Maker のものを様々な Maker が買い上げて組み合わせることによってその Maker 独自の Hardware にするものですので、中国の Maker でも Alumi'/Plastics Body さえ自前で作ってしまえば他の部品は世界中からかき集めて製品化できるものです。

重要なのは「画像 Engine」と呼ばれる「Image Sensor からの Analog 信号を補正 Algorithm を通して Digital 化する」IC Chip なのですが、これも Camera Maker ではない Computer Chip Maker が製造を請け負う RGA (Programmable Gate Array) と呼ばれる IC Chip ですので PGA の Program 仕様、つまり Software さえ作ればできてしまいます。

その Software は……NIKON と CANON の画像 Engine IC Chip Program からパクッて組み合わせ(笑)……云々……。

つまり Lens の素材構成や Coating 材料、加工研磨法といった Know-How なんぞ蓄積しなくとも部品を購入してパクッてこれる技術知識だけでも組み上げられる程度の製品であれば何の支障もなく中国 Maker は作り上げることができるわけです。

勿論、その程度の Know-How で組み上げられる製品では「壊れ易い」とか「不意の状況下では不安定となってまともな画像にならない」といった問題が生じるでしょうが、安かろう悪かろうでも「取り敢えず使えれば」満足する User 層は少なからずいるものですので、そのような User 向け Camera 市場を中国製品が席巻する日は必ずや来ると思いますよ。

因みに防犯 Camera の CCTV (Closed Circuit Television) Camera 市場では 10 年以上も前から中国製の製品が世界を席巻しています。

この市場の User 層は Camera 知識が乏しく、F1.4 よりも F1.0 Lens の方が断然性能が良いと妄信し、Zoom Lens よりも格好良く聞こえる Vari' Focal Lens の方が高性能と信じ(笑)、像の歪みや焦点深度など全く気にしない層ですので(^_^;)……。

APS-C Double Zoom Camera なんて中途半端な製品構成は日本だけでしか持て囃されない Galapagos System ですが(^_^;)、Mirror-less Four Thirds ぐらいまでの製品ならば数年で中国製の安価な製品が出回ってくるでしょうね。

APS-C 機は中途半端な立ち位置にいるのですが、それ以上の System、例えば 35mm Full Size 機などは Lens や Camera の知識をきちんと習得する人向けの機器であり続けて欲しいものです(^_^;)。
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既存の電子技術をパクって同程度の物を作るなんてのはさほど難しくはありません。


だから、僅か2,3年で、中国でも韓国でも、日本や、アメリカ、ヨーロッパと言った先進国の電子製品と同等の物を作ることはできるのです。
でも、カメラの命はレンズです。
デジタル全盛時代になってもこれは変わりません。
そしてレンズの製造技術は一朝一夕には取得できません。
それがカメラにおいて日本とドイツが世界市場を席巻している理由です。
どんなに高性能な受光体(CCDやC-MOS)を他の国の技術をパックって作ることができても、レンズだけはパクリの技術では作れません。
中国では昔からシーガル(海鷗)と言うカメラメーカーがあり、フィルム時代にはローライフレックスや、ハッセルブラッド、ミノルタの一眼レフなどのパクリを作っていました。
1958年設立ですから一応50年以上の歴史のある会社です。
でも現在でも、海外では中国製の安物と言うイメージしかありませんし、実際の性能も本家とは比べ物にもならないくらいの物です。
それはなぜかと言うと、レンズの製造技術が日本やドイツの本家とは話にならないくらい低いからです。
そして、安価なコンデジや、携帯のカメラでも、このレンズの製造技術の差ははっきり出ます。
携帯の米粒のような小さなレンズでも、あれだけの解像度や光学収差の優れたレンズを作れる技術を持っているのは日本の光学機メーカーくらいなものです。
コストを度外視すれば、ドイツのLeicaやCarl Zeissでも作れるでしょう。でもあれだけの性能を持ったカメラを、だれでも気軽に買える値段で発売するのは無理です。それができるのは日本のカメラメーカーだけです。

普通の人って、レンズは単純に凸レンズ、凹レンズを組み合わせた、ガラスの構成たいくらいにしか考えていませんが、ガラスの材質、製造方法、研磨方法、コーティング方法によって、全く別物になります。
その辺のノウハウが、日本、ドイツの光学機メーカーの秘伝なのです。
こうった長年の地道な技術開発と言うのは、今の中国人が最も苦手とすることです。
今の中国人、中国企業は他人の技術をパクって、表面的に同じような物を作り、それを本家よりも安く売って儲けると言うのが、今の中国の製品開発技術です。
それなぜかと言うと、基本的に中国の産業界は、長年一つの技術を育て、本当に良い物を作ろうと言う技術ではないからです。
せいぜい二、三年で製品化して、売れるうちに売りまくって、ひと儲けしたいと言うのが、今の中国の製造メーカ―の体質です。
そんな体質の企業が、何十年もの技術蓄積を必要とするような、高性能レンズなど作れるわけがありません。
少なくとも今の中国の物づくりに対する姿勢、企業倫理が変わらない限り、中国製のカメラが世界を席巻することなど、100年経っても無理だと思います。
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>独占体制が崩壊して正義が勝つのが何年ぐらい先になると考えるか予想をお願いします。



NIKONが普及価格帯のクールピクスを中国製にしてから随分と年数がたちました。
当初からの品質問題がなかなか解消されず、NIKONは中国製を打ったことでかなりブランドイメージを棄損しました。

しかし、石の上にも20年(笑)。最近では中国製でも品質問題を解消できるまでになった様です。

今後は、普及価格帯のレンズ交換型デジタルカメラもどんどんと海外生産にシフトしてゆくでしょう。

高級一眼レフの市場においてNIKONとCANNONの寡占体制が揺らぐことは無いと思いますが、普及価格帯のレンズ交換型デジカメは既に”日本の製品”と言えるほどでは無くなりました。

今後はChina + Oneで中国とそれ以外の低賃金国の生産でリスクを分散させるでしょうが、中国の消費市場の大きさを考えると、中国が世界一の普及型レンズ交換カメラの生産国になるのは時間の問題と思います。
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一眼レフカメラの命は性能です。

いくら安くてもそれが実現されないと売れないし、シェアも広がりません。性能がほどほどでも安ければ良いなら、スマホで十分です。そちらに顧客は流れるでしょう。実際世界の潮流はそうなっています。一眼レフカメラの市場はどんどん縮小しています。そのうち一握りのプロかカメラオタクしか買わなくなるでしょう。
カメラの性能(特にレンズはの性能)はコストの固まりです。コストをかけずに性能は上げられません。ですから中国製の一眼レフカメラが、今のニコン、キャノンの性能と同じで2万円を切るというととは、経済原理としてあり得ません。中国や韓国のデジタル製品が世界を席巻しているのは、性能は二の次の製品を低価格で売っているからです。キャノン、ニコンが戦前からのドイツカメラを凌駕できたのは、長い時間をかけた技術開発と改良です。特にレンズがそうです。中国には出来ないことですし、中国はそういうことをやる気はさらさらありません。付け加えるなら、中国は正義の味方ではありません。
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ガラス作りから始まって、研磨機、コーティング機まで全部日本かドイツの技術が必要になりますね


溶けたガラスはひと月以上かけてゆっくりと冷やさなければなりません

当分先の話です
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中国の技術で作ったレンズでは写真の外周が歪んだり、色がおかしくなるでしょう
安いレンズが作れるならスマホのレンズも作れるはずだが、現在躍進してるスマホメーカー小米ですら日本製のレンズを使ってます
 
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