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よく教科書などで最後の晩餐、十字架にがりつけられるイエス・キリストなどのキリスト関係の絵が多いのですがなぜなのですか?

A 回答 (4件)

 直接的に言えば、「絵を注文するのが教会関係が多かった」ということでしょう。

18世紀までは(転換点は産業革命や1789年のフランス革命)、「画家」や「音楽家」は芸術家とか自由業ではなく「雇われ職人」であり、雇い主として経済力のある王侯貴族や教会関係が多かったということでしょう。

 それと、宗教画は「絵画」というより建物の壁や天井に描かれているものが多いです。
 絵画としては、「宗教画」以外に「肖像画」もそこそこあったと思いますが、「肖像画」は個人の邸宅の装飾品の一つに過ぎず(いわゆる消耗品)、家を建て替えたり住人が変われば廃棄されていたのでしょうね。その意味で、教会は戦争などで破壊されない限り、ずっと存在し続けて来たということでしょう。

 そういう意味で、ご質問の「西洋絵画には」とは、「現在残っている西洋絵画には」ということでしょう。

 また、現在でも、絵を見るときに「タイトル」を見て「何が描かれているのか」を知りたがるのが人の常で(だから抽象画は「分からない」と言う)、その意味で「誰でも知っている聖書のお話」を題材にするのが、一番受け入れやすかったのだと思います。
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美術品の発注者が、中世においては教会と特定の君主しかいなかった。



君主の場合、王朝が倒れたりしたら基本二束三文で捨てられる。
キリスト教会はずっと潰れないで残っているから。

http://www.bunka.go.jp/bunkazai/shoukai/yukei_ke …
日本の国宝で、鎌倉以前は基本的に神社仏閣(つまり宗教関係)ばかりで、一般民家がないのは、たとえば平安時代の藤原道長の御殿が残らないのは、藤原家が貧乏になると維持費がつづかないから。
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 確かある時代まではそれ以外のテーマが許されていなかったからだと思います。


 キリスト教以外のものを書いたら異端・異教徒として殺されかねなかった時代が長く続いたからです。
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信仰を後世に伝えるため



絵にしてそれをあらわしたんじゃないでしょうか
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