プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本語を勉強している台湾人です。

ネットで調べてて「言う通り」と「言った通り」の基本的な差がわかりました。
ふつう簡単な例文を挙げられます。
●私が言うとおりに、ノートに書いてください。→今から言うことをそのままに書いてくださいと
●私が言ったとおりに、ノートに書いてください。→この前言ったことをそのように書いてくださいよ
単なるテンスにかかわる教え方でした。

でも、色々なTwitterの投稿や文章など、「言う通り」も過去のことも言えます。

●本当だ!君の言う通りだ!(今の状況にぴったりの君が言ったことは過去のことではありませんか?)
●主さんの言う通り、これは自分でも思ってた事なんですが、(略)
●美味しんぼの山岡さんの言う通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?

様々な表現から見ると、ほとんど過去のことを述べているはずですが、
「言った通り」と比べると、逆に「言う通り」がさらによく使われます。

なぜ過去のことは「言う通り」のほうがもっと使われますか。
それに過去のことを述べている時に、「言った通り」を入れ替えられますか。

よろしければ、例文でご教示願います。
よろしくお願いします!
(不自然な言い方があったら、遠慮なさずご訂正をどうぞよろしくお願いいたします。)

A 回答 (9件)

1.


>様々な表現から見ると、ほとんど過去のことを述べているはずですが、

この認識が間違っています。
「過去のこと」を述べているわけではありません。
「過去に言ったことだが、現在でも変わっていない主張・内容」について述べている文です。
ですから過去形にする必要がない。

・2015年1月
田中:彼女は、非常に美しい女性だ。
・2015年2月
佐藤:本当だ!君の主張の通りだ!彼女は本当に美しい!
「主張の内容」は現在でも同じなので、現在形で示すことができます。
ただし、「過去に言った(主張した)こと」に重点を置いて言いたい場合には、
佐藤:本当だ!君の言った(主張した)通りだ!彼女は本当に美しい!
と言うこともできます。

2.
●本当だ!君の言う通りだ!(今の状況にぴったりの君が言ったことは過去のことではありませんか?)

『本当だ!君の主張の通りだ!』という意味。
「主張の中身」は、過去も現在も同じなので過去形にする必要がありません。
つまり、「いつ言ったのか?」という要素は文の本質とは関係がないのです。
ただし、言った時期を重視したい場合には、「本当だ!君が(あの時)言った通りだ!」などと過去形にする必要があります。
「あの時」という「過去の時期」に言った、という点が重要だからです。
この場合、「言った内容」よりも「あの時に言った」という事実が重視されているわけです。
文脈次第で、どちらの表現も可能です。

●美味しんぼの山岡さんの言う通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?

これも「山岡さんの主張の通り」という意味の文です。
「ワラに入った納豆は臭くない」という主張に関して、時制は関係ありません。
上の例と同様、「言った時期」を重視したい場合には、「美味しんぼの山岡さんの(以前)言った通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?」などと過去形で表現することも可能です。
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>ネットで調べてて「言う通り」と「言った通り」の基本的な差がわかりました。


>単なるテンスにかかわる教え方でした。
 :
その「基本的差」は「単なるテンスにかかわる」ものではありません。
テンスは単にその「時間的位置」を表わすだけです。
過去:そのノートは私が言った通りに書いてあった。
現在:そのノートに私が言う通り書いておきなさい。

この例文の場合は一次的アスペクトとして「完了/未完了」の相を表わしていると見ます。
完了:(すでに)私が言ったとおりにしなさい。
(既になされた指示に即して、これからの行動を命じている。)
未完了:(いまから)私が言うとおりにしなさい。
(今から行う指示に基づき、これからの行動を命じている。)

>本当だ!君の言う通りだ!
 :
現在形:本当だ!君の言う/言った通りだ!
過去形:本当に君の言う/言った通りだった!
ここで、「言う」と「言った」が共に使えるのは、二次的アスペクトの相とみなせます。
つまり、単なる過去でも、完了/未完了でもなく、話者の継続状態もしくは結果の残存意識「・・・テイル」に関わっている側面であり、とりわけ「言う」には次のような多重性があります。

現在 現在進行中 過去  結果の残存/動作継続
言う→言っている→言った→言っていた/言っている
結果の残存:言った通り=言っていた通り
動作の継続:言う通り=言っている/言っていた通り

つまり、「言う」は「結果動詞」でありながら「継続動詞」の側面もあるのです。
ですから、その側面からすれば「言う通り」と「言った通り」のそれぞれの意味の違いには関係なく、その文脈によって、つまり全体的な脈絡から判断されるものです。
このことは装着に関する動詞ではよくあることです。
「私は靴下をはいています。」の意味は?
1)今は素足で、目下はく行為の進行中。
2)はき終わって、今は素足ではない。

それぞれの文脈によって変わるのですが、一応は品詞的側面にも少し触れておきます。
言う通り
「言う」の連体形+同じ状態を指す名詞「通り」
言った通り
「言う」の連用形+助動詞「た」の連体形+同じ状態を指す名詞「通り」
1)完了やその後の状態や内容・事項を表わす。
2)動作の結果の存続。言っている。言ってある。

更にはこの「通り」についても、単なる名詞ではなく、その意味が薄れ変容した形式名詞的、あるいは副助詞的な意味合いで使われる場合もあり、その際には三次的アスペクトが関わってくるのですが、更にややこしさが増すばかりなのでここでは省きます。
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「た」は「過去」を示すとは限らないで、他にも用法があります。


「明日晴れたら」「万一の事態になったときは」「さあ賭けた、賭けた」「ちょっと変わった服装だ」「ちょうど今着いた」「もう12時だよ。寝たらどう」「ああ、喉が渇いた」
多いのは、「完了」や「強調」の意味合いで使っているケースです。
「言う通り」でも「言った通り」でも、過去のことでも、今言うことでも、これから言うかどうか未確定のことでも、「言う通り」or「言った通り」のどちらでも使えると思います。
「学校に行ったら、先生のおっしゃる通りにするのよ」「学校に行ったら、先生のおっしゃった通りにするのよ」
質問者さんの質問文にある「ワラに入った納豆は臭い・臭くない」の「入った」も一般的な状況を説明している表現であって、具体的な事例の過去や現在完了をさしているのではないです。
時制は、言語によって感じが違うので、単純に他言語の置き換えで理解するのは難しいと思います。
なお、数十年、数百年前の過去の出来事の進行や状況、流れを説明する場合など、いわゆる現在形・原型を使うことが多いです。 
ウイキペディアでは、「た」はもともとは「完了」を示すもので、未来にも使うと説明しています。
>> 日本語で過去を表す「た」も、起源は完了であり、「到着したら連絡して下さい」などの用法は純粋に完了を意味している(現実には未来のことである)。
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/tsushin/g …
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言う通り、言った通り。


言う、または言った、という動作そのものは確かに、過去、現在、未来はあるでしょう。
言う内容、言った内容、については、過去も現在もありません、「その」の代名詞で通用します。
つまり、その通りになった、だけです、「その」=言う、過去に言ったことでも現在も主張を変えていなければ・・、書物に書かれている内容でもOK、です
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四番さん



言った通りは過去限定ではないですよ

これから、僕が言った通りにすれば失敗しないよ

と発言してから指示を与える言い方も日本語的には
多く使われます

英語的な時制の解釈では
言ったは過去なので
英語では過去限定ですが
日本語では必ずしも過去限定ではないでしょう

この回答への補足

そうなんですか。
「これから、僕が言った通りにすれば失敗しないよ」という状況や発想がだいたい想像できますが、
でも、よく使われますか。
ふつう「これから、僕が言う通りにすれば失敗しないよ」のほうがより使われそうですね?

補足日時:2015/01/20 12:10
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言った通りは、過去の会話限定。

言う通りは、過去・現在・未来全部に使用されます。


●本当だ!君の言う通りだ!→「本当だ!君の言った通りだ!」or「本当だ!君の言う通りだった!」

●主さんの言う通り→「主さんの言われた通りに」or「主さんのおっしゃったように」
※相手が目上なので尊敬語が必要

●美味しんぼの山岡さんの言う通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?
この場合の表現はおかしいです。漫画の主人公のセリフに対して「言う通り」は使いません。
漫画内のセリフならまだしもですが、普通の会話での引き合いに「美味しんぼの」は使わないでしょうから。。。
まあ、美味しんぼ関係なしで考えれば、その場にいない第三者の言葉の引き合いなので
→「山岡さんが言っていた通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?」
or「山岡さんの言葉通り、ワラに入った納豆は臭くないのか!?」
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日本語では、過去現在未来の表現について、英語などのように厳しい規制がありません。


特徴的なのは、「言う通り」と「言った通り」との違いに見られるように、英語では個人の行為について時制を適用しますが、日本語では現在も近い将来も解決していない問題については、「誰が何時言ったか」には関係なく、その事象の継続性を重視しています。
適正な例と言えるかどうか分かりませんが。
あの当時としては、台湾占領政策の主張はやむを得なかったと言える。⇒今日では台湾占領は不正義の行為であったと見なされる主張が多い。⇒今でも台湾占領に間違いがあるとは思え無いと言う人達も居る。
この例のように、「誰が」よりも主張の内容の方が主語として扱われる傾向があります。

『遠慮なさずご訂正をどうぞよろしくお願いいたします。』⇒『ご遠慮なく訂正下さいますよう、お願いいたします。』
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言う通りと言った通りは、あなたが言うように現在と過去の差があります。



あなたがあげた例題は
発言者(書き込み主)が「今、確認をした」と言う共通点があります。
真ん中のはすこし当てはまらないかもですが、
主さんの発言を今引用してる…と言えます。

というか、書き込み主たちもそこまで日本語にこだわって発言してるわけではないので
揚げ足をとる、言葉のあやと言われるレベルの話ですが
日本語勉強してる人からすれば不可解な現象になるのかな。


■あなたの言った通りにしたら、上手くいったよ!
(過去の行動の報告)
□あなたの言う通りにすると上手くいくんだ!
(行動自体は過去だが、発言の有効性を今実感している)

ネットの書き込みは結構適当なもんです。

>普通の簡単な例文をあげてみます。
>なぜ、過去のことなのに「言う通り」の方が多く使われるんですか?

その次の文章は言いたいことはわかるけど、訂正が難しいです。
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区別ってありますかね?同じだと思いますよ。



◎私の言う通りにしなさい◎私が言った通りにしなさい
▼過去に言ったこと、これから言うことともに使います。

◎君の言う通りだ
◎君の言った通りだ
▼過去に言ったことに
使います。
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