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リストのピアノ曲『巡礼の年』の中で、コンサートで取り上げられる機会が多い曲はどれでしょうか?

A 回答 (1件)

こんばんは。



第1年「スイス」からは、

●第4曲「泉のほとりで」
●第6曲「オーベルマンの谷」

の2曲が最もよく演奏されると思います。特に、「泉のほとりで」は、泉の描写が美しく、好んで取り上げられます。ほかに、第2曲「ワレンシュタットの湖畔で」、第5曲「夕立」、第9曲「ジュネーヴの鐘」も時々演奏されます。

第2年「イタリア」からは、

●第4曲「ペトラルカのソネット 第47番」
●第5曲「ペトラルカのソネット 第104番」
●第6曲「ペトラルカのソネット 第123番」
●第7曲「ダンテを読んで」

の4曲。特に「ダンテを読んで」は、技巧的な大曲なので、よく取り上げられます。「ペトラルカのソネット」3曲も、重要なレパートリーです。第1曲の「婚礼」も聞く機会はあるかと思います。

第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」からは、

●第3曲「タランテラ」

この曲も、技巧的な難曲で、演奏効果が高いので、技巧派のピアニストはよく演奏します。これは、本来、第2曲目「カンツォーネ」とつながっているので、一緒に弾かれることもあると思います。第1曲「ゴンドラの漕ぎ手」も、たまに演奏されます。

第3年からは、

●第3曲「エステ荘の噴水」

がよく演奏されると思います。

大体このような感じかと思います。ペータースという出版社から、比較的よく演奏される曲を集めた「選集」が出ていますが、以上の曲のほかにも数曲収められています。

以上、御参考まで。
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この回答へのお礼

たいへん詳しい回答をしていただき感激しています。実は文学と音楽との関係で曲が関係していることが多いので質問させていただきました。村上春樹の作品とか、ダンテの『神曲』などです。とくにリストの時代の交友関係に興味があって、ショパンとの関係とかについても調べたいと思います。その足掛かりとして質問してみたのですが、リストの生涯について研究してみようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/05 08:00

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