プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本人は英語が苦手だとよく言われますが、それは単にレベルの問題なのか、それ以外にも原因はあるのかということについて疑問があるのでいくつか質問したいと思います。

前提として、英語が上手な日本人もたくさんおられるということは申し上げておきます。(この質問に答えようとしていただいている方もたぶんそうでしょう)
しかし、いくら上手な方の話す英語でも”何かが違う”と感じるのです。

何と比べて違うかというと・・・
たとえば、私はヨーロッパの方々と英語で話す機会があるのですが、彼らは単に英語自体を知っているというよりも英語の使い方を知っているといった感じで、さらに言えば”自分のものになっている”ような気します。フィリピンやシンガポールなど英語が公用語として使われている国ならまだ分かりますが、あくまでも学校教育として学んだ英語なのにどのようにしてネイティブに近い形で英語を使いこなせるようになっているのでようか?逆に言えば日本人ですごく英語が上手な方は、英語を知ってはいるけども自分のものになっていないように見えます。

もちろんLanguage Distanceなどの要因もあると思います。ですが私はもっと根本的な違いがあるんじゃないかとずっと考えてきましたがまだ分かりません。

そこで皆様のお知恵をお借りしたいと思います。
①ヨーロッパの(他のEFL国でもいいです)英語教育が具体的にどうなっているのか教えてください。英語を始める年齢とかではなく、具体的にどんな内容になっているのか。

②日本人もヨーロッパ人など他のノンネイティブ同様英語を自分のものにできる可能性はあるか、またその方法もふくめて意見をお聞かせください。

③英語教育に成功している国のやり方をパッケージ化してそのまま持ってくることってできないんですかね?(イマージョン教育とかはその例?)

分かりにくい文章で申し訳ないですが、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

欧州だからというのも乱暴な話で、「英語だから」というのも乱暴な話です。


フランスあたりですと英語は「イギリスの言葉」というのが一般的感覚です。もちろん旗色としては英語が優勢ですので喋れる人はそれなりにいますが、それを素直に認めたくはないという感覚でしょうか。イギリス語という観点で、それなりに存在を認めているのは、オランダ、ドイツ、デンマークぐらいです。

>①ヨーロッパの(他のEFL国でもいいです)英語教育が具体的にどうなっているのか教えてください。英語を始める年齢とかではなく、具体的にどんな内容になっているのか。

各国の英語教育については詳しくありませんが、「学校で学んだ」という輩は、先の例、オランダ、ドイツ、デンマークぐらいです。ぎりぎりベルギーかな。

>②日本人もヨーロッパ人など他のノンネイティブ同様英語を自分のものにできる可能性はあるか、またその方法もふくめて意見をお聞かせください。

近い言語は習得しやすいのではないかと思っています。イギリス語なんてラテン語のオランダ訛りでしょうし。とはいいつつ、欧州系の人は近しい言語でも些細な違いで拒否感を示すのも事実です。

>③英語教育に成功している国のやり方をパッケージ化してそのまま持ってくることってできないんですかね?(イマージョン教育とかはその例?)

イギリス語、アメリカ語の教育ということであれば、その根幹を知ること、自国語との違いを知ることでしょう。英語教師としてイギリス人はある意味適切でしょうけど、日本言語に似た言語を母国語とする英語をマスターした国民にテクニックを学ぶのは得だと思います。日本語に似た言語を母国語にするのはトルコ人とか韓国人ですが。

でも、英語至上主義、英語中心主義ですと、色々なことを見落としますよ。
タガログ語、チャモロ語とスペイン語の共通点を探すのは結構楽しいですし、英語がマイナー言語である東欧で互いに通じそうな単語を探るのもオツなものです。そいいうことを繰り返していると、「これって、サンスクリット語源じゃね」ってのも何となく分かってきますが、ラテン語のドイツ訛りかオランダ語訛りを中心に添えると、そういうことには気付かないでしょう。
    • good
    • 0

理由はいろいろとありますが、一言で言えばヨーロッパだから、ということです。



まず、英語はその他のヨーロッパ諸語と同様に、ラテン語やゲルマン語から発展してきた言語です。ヨーロッパ諸語の単語にはギリシャ語由来の単語・ラテン語由来の単語などが共通してあり、それらを意識していれば、日本人と中国人が筆談でるのと似て、意志の疎通が不可能ではない、ということです。

また、文法もヨーロッパ諸語でほぼ同じです。つまり、細かい文法の違いを意識して覚える必要はあっても、基本は同じであるため、日本人のように文型とか過去形とか動名詞とか、そのような文法を強く意識することはあまりない、といえます。
日本で言えば、韓国語とモンゴル語が文法的にほとんど同じ、ですが、習っていない人には韓国語もモンゴル語も話せません。ただし、日本人なら韓国語は3ヶ月程度である程度習得できるといわれており、英語習得の難しさとは乖離しています。

さらには、アルファベットも共通しており、文字を覚える苦労もありません。スペルでも、フランス人なら英語に流入したフラン後は1万語程度あり、その殆どはスペルの変化も意味の変化もありませんから、単語を覚えるのだって、日本人の苦労とはまったく別の次元であるといえます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9% …
この点は、近代日本語が韓国や中国に和製漢語として輸出されたのに似ていて、韓国語や中国語を習って使用するのに大いに助けになっています。

逆をいえば、欧米人が日本語や中国語・韓国語を習うときには、東アジアの言語的流通を利用できないため、各言語をそれぞれ苦労しながら覚える必要がある、ということになります。

結局のところ、日本は韓国やベトナムが漢字&現地語混じり文をやめてしまったため、ヨーロッパ諸語の「なんとなく通じるけど、なんとも通じない」という感覚が理解できないのです。唯一中国語を見ると「なんとなく理解できそうだな」と思うのですが、中国語は英語並みに文法も発音も違う言語であるといえます。

それでも、他の文字を使っている人々からすれば、日本人が中国語を習うのは「漢字を1から覚える必要はない」という点で、ものすごく有利であるといえます。

ヨーロッパ人が英語を覚えるのに、有利なのはまさに同じような部分です。また諺や名言、慣用句などもヨーロッパは共通していますし、歴史的な事実も共有しています。これらが、ヨーロッパ人の英語に厚みを(質問者様のいう「英語の使い方を知っている」)与えているのです。

たとえば、ローマやギリシャはイギリスを含めた欧米の文化の原点ですから、
・賽は投げられた(カエサルがルビコンを渡った故事)は
ラテン語では「Alea jacta est.」。英語訳は「The die is cast.」。またそれぞれの欧米語に同じ言葉あります。
・「ゆーりか!」アルキメデスがアルキメデスの原理を見つけたときに叫んだ言葉は
古代ギリシア語: εὑρίσκω がラテン語のEurekaに転写され、殆どのヨーロッパ諸語でeurekaとそのまま書き、意味は同じ(故事が意味するところも同じ)です。
こういう、文化的な厚みが同じで、文法もほぼ共通、単語や用法が多少ちがっても、日本人のように「言語的・文化的感覚がまったく違う」という苦労はほとんどない、のです。

これが根本的な違いであり、ヨーロッパ諸言語から英語を学ぶメソッドを、日本語から(英語を含む)ヨーロッパ諸語を学ぶ参考にはできません。

それでも、個人で努力すれば日本人でもネイティブ並みになることはできます。ただし、ネイティブというのは(日本人の日本語もそうですが)文法規則に現れない例外や今流行の流行語、なども利用できるということであり、日本に居てネイティブ並の英語力を身に着けるのは難しいでしょう。そもそも、日本で日常的に日本語を使っている外国人は母国に帰って「あんたの○○語はちょっとオカシイ」と言われるのようですから「ネイティブ」というのは日常的にその言語体系にどっぷりつかっていなければ、かなり難しいことであるともいえます。
    • good
    • 1

>>①ヨーロッパの(他のEFL国でもいいです)英語教育が具体的にどうなっているのか教えてください。

英語を始める年齢とかではなく、具体的にどんな内容になっているのか。

イギリスとアイルランド以外の国は日本と変わりません。英語は外国語の一つとして学ばれています。

私はかつてアメリカで、フランスから英語を学びに来ている20歳前後の女の子といっしょに英語を勉強したことがありますが、彼女は本当に下手でした。でもそのうち上手くなるんだろうな、とは思いながら見ていました。彼女だけでなく他の人たちもそうでしたから。

ドイツに何度も出張していますが、ドイツ人だからと言って全員が英語を話せるわけではありません。ミュンヘンの駅のサンドウィッチ屋で英語で買い物しようとしたら、全く店員が理解できなくて、結局指差しで話を進めるしかなかったです。知的な職業、たとえばドイツの弁護士でも英語が全然ダメなやつらはたくさんいます。

ドイツにも英会話学校はたくさんあります。またその広告もたくさん貼られています。日本と同じです。

>>②日本人もヨーロッパ人など他のノンネイティブ同様英語を自分のものにできる可能性はあるか、またその方法もふくめて意見をお聞かせください。

ありますね。というかヨーロッパ人以上に英語の上手い日本人はたくさんいますよ。

「いくら上手な方の話す英語でも”何かが違う”と感じるのです。」とのことですが、あなたがどれだけの「いくら上手な方」を知っているというのでしょうか。
日本に居座りながら、個人的な範囲で知り得る「英語の上手な日本人」なんてごく限られていると思いますけど。わずかそれだけの知識に基づいて「ヨーロッパ人は」とか「日本人は」のような大括りな議論はしない方がいいと思います。

>>③英語教育に成功している国のやり方をパッケージ化してそのまま持ってくることってできないんですかね?(イマージョン教育とかはその例?)

①で書いたようにヨーロッパの多くの国々の事情は日本とそんなに変わらないと思いますよ。英語普及率ほぼ100%のオランダは別かもしれないけど、ドイツやフランスは日本と変わらない。英語話せない人も大勢いるし。

あなたは平均的な日本人やヨーロッパ人の話をしているのか、英語上級者同士を比べたいのか、どっちなんでしょうか。

後者を問題にしたいのだとしたら、答えは「パッケージ」とかでないですよね。上級者はすでに英語の学習方法もある程度心得ているから上級者なのです。問題意識だって十分高くて、あなたのように「何かが違う」ではなく、ずばりと自分の何が問題なのかずばり言い当てることができ、時間さえあれば足りない部分を自分で補っていけるのが上級者だと思いますよ。

あとは普段英語を使う機会が多いか少ないかだけだと思います。私も数年前アメリカで仕事をしていたときは職場に日本人がいなかったのでコミュニケーションは英語のみ。日本語を本当に忘れかけるほど毎日英語漬けでした。日本に帰国した今は、英語を話す機会なんて1か月に一、二回です。英語を話せといきなり言われても噛むこともあります。でも話し続けていればすぐに昔の勘が戻ってきます。

あなたの知っているヨーロッパ人は日本語を話さずに英語でコミュニケーションするしかないから毎日英語漬けな状態にあるわけで、だからこそ"自分のものになっている"気がするということではないでしょうかね。

あなたの言う「何かが違う」の正体をあなたが突き止められたら、あなたも上級者になれると思いますよ。p(^^)q
    • good
    • 1

ここ30年余りはほとんどの西側諸国で小学校高学年くらいから英語教育が始まるようになったようですが、習いたての子供たちと英語でお話になったことはありますでしょうか。

やはり、かなりおぼつかないですよね。メニューを読んでくれると言うのでお願いしたら、あまりに手間取って、ウェイターにあからさまに嫌がられたことがあるほどです。また、英語を学ばなかった世代は、まったく話さないか、話しても日本の話せないおじさんおばさんと同様のブロークンですし、現役世代でも日本の青年に多く見られる、苦手意識が強い人も少なくありません。

ですが、こと英語に関していえば、日本との決定的な違いは、フェリーひとつ(今は列車一本)でイギリスと行き来できるか否かです。普通に外交的な子なら、夏休みに恋人や友達とイギリスに遊びに行きますし、街に出ればいくらでも観光客がいます。英語が得意なヨーロッパ人は、そういう体験か、もしくは留学などを通じて堪能になります。ですから、話し言葉が自然というか、英語圏の人の英語とは少し違っていても、堂にいっているわけです。

日本人にも、もちろんそのチャンスはあります。英語の宣教師に囲まれて教育を受けた人、米軍基地に出入りしながら英語を身につけた人、短期であれ留学経験のある人は、"自分のものにでき"ている傾向があります。また、金銭的に恵まれなくても、観光地に立ってボランティアガイドをやって、自然な英語を培った日本人は実際に少なくありません。

ただ、話はそれるかもしれませんが、英語に特化した教育は、むしろ弊害になりかねないと私は思っています。英語だけが堪能になっても、それは母語と英語だけで通じ合えるに過ぎません。それよりは、母語を使ってでも、あらゆる国や人種の人と分け隔てなく付き合えるようになることが、教育という意味では大切かと思います。

○○系だからかわいそうだとか、△△系だからうらやましいということなく、そもそも日本でも国際化が進む中、何々系という括りは今や難しくなりつつありますし、どんな見かけの人にも良い人もいれば悪い人もいることを知り、国内の地方も含めたあらゆる異文化に好奇心を持てるようにする教育が大事だと思います。その好奇心があれば、語学への積極性も身につきやすくなりますし、また、語学を身につけずとも、言葉の通じない人と堂々とコミュニケーションを取れるようになりやすいと思います。
    • good
    • 1

語彙力の違いだけだと思う。

発音に関しては日本語は母音がaiueoの5つだけに対して英語は16あるのがネックとなるのかな。マジックなどない。あれば、語学でビジネスチャンスを狙ってる人達がすでに実践してるはずです。

昔、フランス・メキシコ・イタリアから来た人達と同じクラスで勉強したことがありました。休み時間に3人がベラベラ話してるのに驚き、何語で話しているのか聞いたっことがあります。三人とも自国語(フランス語・スペイン語・イタリア語)で話してるとのことでした。スペイン語vsイタリア語であれば彼ら曰く訳80%相手の言葉が理解できるそうです。フランス語の場合は訳60%ほど分かると言っていました。 英語も同じで類似する単語が多い(5000語以上ではないかと勝手に推測してます。)ため、後5000語ぐらいの英単語を覚えるだけで事足りると言う事だと思いますよ。

不思議なのは台湾と韓国のお年寄りの方達がかなり上手い日本語を話す。読み書きもできる。日本軍が彼らの国に駐留して日本語を教えた期間は数年だろうと推測します。何でそんな短期間で彼らが日本語が話せるようになったのかを調べたほうが良いのかもしれませんね。o(^▽^)o
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!