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Kはどうやって自殺したんですか?
血潮ってことは、腹でも切ったんですか?

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A 回答 (1件)

頸動脈を切ったとのことなので、恐らく首ですね。


首には太い血管が通っていますし…
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Q夏目漱石「こころ」で「K」が自殺した理由

夏目漱石の「こころ」で友人「K」が自殺した理由について、詳しく教えてください。いろいろ考えましたが、いまひとつ腑に落ちない部分もありますので。
テストが近いので焦っています!お願いします!

Aベストアンサー

「こころ」懐かしいです。もうこれを学んでから10年以上も経ってしまいました。

きっとKの自殺の原因は人によっていろいろな解釈の仕方があると思うのですが、私が心に留めているのはこんな感じです。

Kは宗教家(確か僧侶でしたっけ?)を目指して禁欲的な生活を送っていたはずですよね。精神的な高みに登ることを目指していた彼にとって、恋愛という世俗的な心の動きは受け入れがたいものでした。

そして「先生」の裏切り。友人の裏切りにあってまず自分以外の人間に対して絶望した。つまり人間不信ですね。

さらに、他人に絶望した自分に対して絶望してしまった。つまり宗教家として人の心の弱さを受け入れられなかったことにたいして無力感を感じてしまった。自分は宗教家として生きる価値の人間でないと思ってしまった。

だいぶ前のことなので記憶もあやふやですが、大人になってからも、よくこの感想文を書いたときのことを思い出します。haittelさんにとっても心に残る作品になると嬉しいです。

Q「黒い光」とはどういうもの?

授業で夏目漱石のこころを読みました。
その中で、「黒い光が照らした」という文があったのですが、
黒い光というのはどんなものですか?
イメージできません。

友達に聞くとスポットライトの明るいとこと暗いとこの
逆バージョンみたいなもんだと言われましたが、
黒いのなら陰だと思うんですけど…。

もしかして、虹のように光には黒もあるのですか??

Aベストアンサー

これは、主人公である「先生」が友人Kの自殺を発見した時の感想ですね。
「もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄く照らしました。」という前後の文脈を含めると解釈しやすいと思います。

つまり未来を照らす光です。
よく「明るい未来」とかいいますが、未来に色が付いているわけではありません。
ここでいう「光」は、未来に対する「見通し」という意味で使われているように思われます。
そういう観点から考えると、「黒い光」という言葉は「未来の見通しが全く立たない」という絶望感の比喩として表現されれているような気がします。

Q夏目漱石の『こころ』の問題です。

これは高校時代、期末テストに出た問題なのですが、
答え合わせの時ちょうど病気で入院してて、未だに正解がわからないままなんですよ。(笑)
それで半分は諦めて忘れていたのですが、このことを思い出し、ネットの時代でみなさんに聞ける時代になったので質問してみます!。

場面は、Kが「覚悟」という言葉を発したあたりからです。
問題:「新しい光りで覚悟の二字を眺め返してみた私は・・・」
この“覚悟”の、以前と以後の解釈は、どういうものか?
という問題でした。
その時に回答したのは、
◆<以前>
Kがお嬢さんに対して進んでいくという事。
◆<以後>
Kが、お嬢さんへの恋をあきらめ、今まで通りの道へ進んで行くということ。
この2つです。
もちろん、2つともはずれてしまったのですが笑(^_^;)・・・
10数年ぶりに解決出来ると思うので!笑、どうぞよろしくお願いします!。

Aベストアンサー

こんばんは。
わたしの思うところを書きますと、
質問者さんの書かれた解答は、
ちょうど逆だったのではないかなあと思います。

先生の
「君の心でそれを止めるだけの覚悟がなければ。
一体君は君の平生の主張をどうするつもりなのか」
という言葉に対して
Kは
「覚悟ならない事もない」
と答えています。

そしてあとになって「新しい光で覚悟の二字を眺め返してみた」先生は
「Kがお嬢さんに対して進んで行くという意味にその言葉を解釈しました。
果断に富んだ彼の性格が、
恋の方面に発揮されるのがすなわち彼の覚悟だろうと
一図に思い込んでしまったのです。」
とあります。
そして先生はあせって「奥さん、お嬢さんを私に下さい」
の行動に出ました。

ですから、質問者さんの答えはちょうど逆だったのではないかなあ
と思います。

でもその時Kが言った「覚悟」の意味は
そのどちらでもなかったわけですよね・・・・・

Q進研模試の過去問を手に入れたいのですが・・・。

単刀直入ですが,進研模試の対策をするために,進研模試の過去問を手に入れたいのですが,学校や塾の先生に頼む他に何か入手する方法はないのでしょうか? 勉強がしっかり出来ているかどうかの確認をするためには進研模試を解くのが,レベル的にも難しすぎず簡単すぎず,良いと言われたので,何回分かの進研模試を解いてみたいと思い,このような質問をするに至ったのです。ご回答,よろしくお願いします。

Aベストアンサー

模試の対策をする必要はありません。
普段の勉強の成果を確認するための物ですから。
対策の結果、実力以上の点が出てしまえば、かえって実力が見えなくなります。

適切なレベルの物で勉強したい、というのは伝わります。
しかし模試は模試。
最適な教材になるとは思えませんし、なるようなら進研がとっくに発売していますし、進研ゼミなどとっくにやめているでしょう。

書店に行っても教材が多すぎると言いますが、自分の学力が把握できればおそらくそれでかなり絞れるはずです。
それも判らなければ、基礎的な薄い物をやってみて、その感触で量るのが良いでしょう。
また、色々な教材を良く眺めてみるいうのも良い勉強です。
根性決めて書店に「通って」ください。
進研の模試もそうですが、教材には相性やレベルがあります。
進研の問題は確かに基礎的な良問であるような気はしますが、だからと言って、あなたがそれで勉強できるかどうかは判りません。
もっと基礎が抜けているのかも知れないし、そんな問題では簡単すぎるのかも知れません。
それはどの教材であってもそうです。

基礎ができていないのなら基礎、入試標準レベルのところでつっかえているのならそれ、と今自分が何をすべきか、で決めて、それをさっさと終えてください。
最後までそれだけでやり通そうとするから基礎から応用まで、なんて事を言うんです。
そもそも化物に至っては、教科書をきちんと読んでいるのか。理解できるよう読んでいるのか。なんて事が第一です。
その上で参考書、です。
物理は、一読しただけではさっぱり判らなくて当然です。
何度も教科書や参考書を読み、基礎問題を解き、解らなくなってまた教科書参考書に戻る、の繰り返しです。しつこくしつこく。
天才を除けば根負けするかどうかの科目だと思っています。

単語帳は相性次第です。
前書きからしっかり立ち読みし、相性が良さそうな物を選んでください。
当面センターレベルで良いので、さっさと終わらせることです。
現代文は、出口、田村、板野、河合の入試現代文へのアクセス、辺りを。これも前書きからしっかり読んで、やり方を把握したり指示に従ったりしましょう。
古典は知りません。
理系なら、二次私大でで国語を使うのかどうかでどこまでやるかが変わると思います。
あなたなら、伊藤さんの「ビジュアル英文解釈」ができると思います。
最初は易しいですが、最後までやり通したり、その後の「英文解釈教室」まで行けば大した物だと思います。

模試の対策をする必要はありません。
普段の勉強の成果を確認するための物ですから。
対策の結果、実力以上の点が出てしまえば、かえって実力が見えなくなります。

適切なレベルの物で勉強したい、というのは伝わります。
しかし模試は模試。
最適な教材になるとは思えませんし、なるようなら進研がとっくに発売していますし、進研ゼミなどとっくにやめているでしょう。

書店に行っても教材が多すぎると言いますが、自分の学力が把握できればおそらくそれでかなり絞れるはずです。
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Q夏目漱石の「こころ」の先生の自殺の理由。

やっと「こころ」を読み終えたのですが、いくつかの疑問点が浮かび上がったので、どうぞ皆様の知恵をお貸し下さい。

1.Kが自殺した理由は?
私なりの解釈では、Kが自殺した理由は自分は修行僧(?)でありながらお嬢さんに恋してしまい、しかも先生に裏切られたということを知って先生に負の感情を抱いてしまった。そんな中途半端な自分に絶望し、自殺。と思っていたのですが、なんだかこれも腑に落ちない感じです;
これが本当の理由のなのでしょうか??

2.先生はなぜ明治の終わりと共に「生き残っているのは時代遅れ」と感じて自殺したのか?
ここは本当にわからなかったです。何も知らない奥さんを残して、何故?しかもなんで時代遅れなのか??疑問だらけです--;

なんとなく手に取って読み始めた本にこれほど悩まされるとは思いませんでした。

どうぞ、よろしくおねがいしますっ

Aベストアンサー

1.Kが自殺した理由は?

法華経を修行していたKは、お嬢さんに恋をしてしまった。
かつて先生に発言した「精神的に向上心のない奴は馬鹿だ」という
同じ言葉を逆に指摘されてしまった。
その自分の言葉に追い込まれてしまい自殺したのでしょう。
まあ、若かった故ですね。高僧でも女狂いの僧侶はいくらでも現実にいるわけですから。


2.先生はなぜ明治の終わりと共に「生き残っているのは時代遅れ」と感じて自殺したのか?
ここは本当にわからなかったです。

明治天皇の死と乃木大将の殉死がきっかけですね。
当時の時代状況です。それと重ね合わせることは、当時の読者にもある程度共感できたのでしょう。
漱石も鴎外も乃木大将を尊敬していたようです。
その死がきっかけで、Kを自殺に追い込んだ自分の長い間の負い目を清算したいと考えたのでしょう。
当時の天皇観や名君観は信奉に近いもので、それが理解できないと先生の自殺がなかなか納得できないですよね。

Q夏目漱石のこころについて

Kが自殺をする直接の原因となったこと
Kは何のために自殺をしたか

以上に点について教えてください。

よろしくお願いします。

Aベストアンサー

質問者さんの補足欄、
>そう言う単純なことを聞いているのではないのですが………。
に賛成です。

青空文庫という便利なものがあるので、それで「K」をマーキングして行動を追ってみましょう。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html

まず、Kは浄土真宗の僧侶の息子であること、それが医者になるために養子にもらわれた子であること、さらに母親には早くに死に別れ、継母との間もうまくいっていないらしいことが記されます。
Kも先生同様、大変に孤独な存在でした。

大学が進むに連れて、Kは次第に心身の調子を崩していきます。
「彼の焦慮り方はまた普通に比べると遥かに甚しかったのです」(22)
Kは何を焦っていたのか。

「Kは中学にいた頃から、宗教とか哲学とかいうむずかしい問題で、私を困らせました」(19)
あるいはまた、郷里にも帰らず、寺に一人籠もって、聖書なども読みふけっていた。

「Kはただ学問が自分の目的ではないと主張するのです。意志の力を養って強い人になるのが自分の考えだというのです。それにはなるべく窮屈な境遇にいなくてはならないと結論するのです」(22)
Kは学問の道に進むつもりはなかった。
ならば自分はどう生きていくのか。
信仰の道に入っていくのか。
それが明確にならないゆえの焦りだったのではないでしょうか。

そうしたKにたいして、先生は
「私は仕方がないから、彼に向って至極同感であるような様子を見せました。自分もそういう点に向って、人生を進むつもりだったとついには明言しました」(22)という態度を取ったのです。

房総半島に旅行に行った時も、お嬢さんのことで頭が一杯の先生に対し、
「Kはしきりに日蓮の事を聞いていたようです。日蓮は草日蓮といわれるくらいで、草書が大変上手であったと坊さんがいった時、字の拙いKは、何だ下らないという顔をしたのを私はまだ覚えています。Kはそんな事よりも、もっと深い意味の日蓮が知りたかったのでしょう」(30)
と、下宿に暮らすようになっても、むしろ信仰の問題が重要で、誕生寺に行ったのも答えを求めての行動だったことがわかります。

次第にKとお嬢さんは親しくなっていきます。
お嬢さんの行動は、先生を半ば無意識のうちに煽っているようにも読めます。
ところがKも先生もまったくお嬢さんのかけひきには気がつかない。
先生はお嬢さんの思惑通りKに対して嫉妬をつのらせますが、Kの側は単純にお嬢さんに傾斜していき、ある日、自分の思いを先生に打ち明けます。

打ち明けられた先生の思いを綴った37は、よく読むと不思議な章です。
出てくる言葉も「逆襲」、「手抜かり」、「打ち勝つ」、「不意打ち」……。
ここには先生のお嬢さんに対する思慕の情はまったく描かれておらず、先生の意識の中で問題は、K対先生になっているのです。
「同時にこれからさき彼を相手にするのが変に気味が悪かったのです」
恋愛の対象であるお嬢さんよりも、先生にとってはKの方がはるかに大きな問題だった。

「Kは昔から精進という言葉が好きでした。私はその言葉の中に、禁欲という意味も籠っているのだろうと解釈していました。しかし後で実際を聞いて見ると、それよりもまだ厳重な意味が含まれているので、私は驚きました。道のためにはすべてを犠牲にすべきものだというのが彼の第一信条なのですから、摂欲や禁欲は無論、たとい欲を離れた恋そのものでも道の妨害になるのです」(41)
こうした思想を持つKにとって、恋愛はことのほか苦しいものだった。

敵であるKの弱点を、先生は正確に突きます。
「すると彼は卒然「覚悟?」と聞きました。そうして私がまだ何とも答えない先に「覚悟、――覚悟ならない事もない」と付け加えました。彼の調子は独言のようでした。また夢の中の言葉のようでした」(42)

ここでKの内に、すでに自殺に対する意志が芽生えていたのが見て取ることができます。
ただ先生にはKの真意をまったく誤解してしまい、出し抜こうとして、奥さんに対してお嬢さんを嫁にほしい、と申し入れます。
そうして一週間ほどたったのち、Kは自殺します。


>Kは何のために自殺をしたか

まずこの点に関して、これはよくわからない。
少なくとも、先生にお嬢さんを取られたからではないことは確かです。
相当早い段階から、Kの中には死への傾斜があったことが見て取れるからです(房総半島の旅行の中にもそれを思わせるシーンがあります)。
むしろ、そうした死への衝動に抗しつつ、自分を生に繋ぎとめてくれるものを信仰の中に見出そうとしていたのではないか。
そうして、同様な境遇にあり、同じような気持ちだ、と言ってくれる先生をこの世で唯一の理解者として、命綱のように思っていた側面もあったのではなかったでしょうか。

Kにとってお嬢さんはどのような存在だったのでしょう。
驚くべきことに、『こころ』の中にはそれにふれた記述が一切ないのです。
先生の遺書の中で、先生の口を借りて、Kの側に恋愛感情があり、それゆえに苦しんでいたことはわかるのだけれど、Kは具体的にお嬢さんのことをどう言ったのか、どう思っていたのか、明らかにはなっていないのです。
これはきわめて重要な点であり、同時にさまざまな解釈が可能な点だと思います。
質問者さんはKにとってお嬢さんはどのような存在だったと思われますか?

>Kが自殺をする直接の原因となったこと

これだけ長い回答を書いておいてこう書くのも心苦しいのですが、やはりこれも断定はできません。
まず何を持って「直接の原因」とするかという問題があるにしても、とにかく「覚悟」という言葉をKが使っている時点を考えなければいけないと思います。

あくまでもひとつの解釈ですが、厳しく「精進」しようとする自分が、信仰にみずからを委ねてしまうこともできず、一方で恋愛感情(肉欲)に引き裂かれる、
「自分は薄志弱行で到底行先の望みがないから、自殺するというだけなのです」
という遺書にあった文言は、まさにKの嘘偽りのない気持ちだったのではないか、と私には思えてなりません。

遺書の末尾
「もっと早く死ぬべきだのになぜ今まで生きていたのだろう」
という部分は、覚悟を決めたのにずるずると日延べをしていたがために、見る必要のないことを見、知る必要のないことを知ってしまった、つまり、先生の行動から、先生が自分の理解者でもなければ、自分と志を同じくする存在でもないことを決定的に知ってしまったことに対する後悔であったように読むこともできるのです。

解釈というのは、決して一通りしかないものではないし、どれが正解ということもありません。
読む人ひとりひとりの解釈があるものだと思います。
ひとつの読み方として、参考になれば、と思います。

質問者さんの補足欄、
>そう言う単純なことを聞いているのではないのですが………。
に賛成です。

青空文庫という便利なものがあるので、それで「K」をマーキングして行動を追ってみましょう。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html

まず、Kは浄土真宗の僧侶の息子であること、それが医者になるために養子にもらわれた子であること、さらに母親には早くに死に別れ、継母との間もうまくいっていないらしいことが記されます。
Kも先生同様、大変に孤独な存在でした。

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Q夏目漱石「こころ」で「先生」が自殺する原因は?

夏目漱石「こころ」で「先生」が自殺する原因は?
昔、「こころ」をドキドキしながら読んだ記憶があります。
あんなに小説に引き込まれたのは初めてですが、結論に納得出来ないものを感じます。
結局、「先生」は友人を裏切った良心の呵責に耐えかねて自殺しただけなんでしょうか?
将来に対する明るいメッセージはないのでしょうか?

Aベストアンサー

思うに、高校の教科書のいずれもが、「先生と遺書」中の先生がKを出し抜いてお嬢さんと婚約し、その後Kが自殺するという箇所を採用してきたがために、多くの読者も、

>結局、「先生」は友人を裏切った良心の呵責に耐えかねて自殺しただけなんでしょうか?

という疑問に囚われざるを得なくなるのではないでしょうか。
そして、いつまでたっても、どこか「結論に納得出来ないものを感じます」という違和感を持ち続けざるを得ないのではないでしょうか。

でも、虚心坦懐に「こころ」全体を読んでみれば、この小説には、質問者さんがおっしゃるように、まさに「将来に対する明るいメッセージ」に満ちていることが浮き彫りになってくるはず、と私には思われてなりません。

思うに、この小説の最大の謎は、先生が、妻にも明かせない、自分の最重要な内奥の秘密を綴った《遺書》を、ほかでもなく、田舎出の、世間知らずで、勝手に先生に魅了され、勝手に先生宅に押しかけ、勝手に先生を師と仰ぐ、やや青臭さく、思慮の浅い、しかし理想家肌の一青年に託そうとしたのはなぜか?という点にあるのではないでしょうか。

で、その前に「「先生」が自殺する原因は?」となると、先生がKを出し抜く形でお嬢さんと婚約したことは、大正以降の日本人の常識的な倫理規範に照らして、特に恥ずべき行為ではないにせよ、「明治の精神」(封建道徳)に照らす限り、許すべからざる行為であったが故に、乃木将軍が明治天皇に殉死したことに触発され、「明治の精神」に殉ずる形で自殺することを選んだと解しうるのではないでしょうか。

ただし、漱石自身となると、「明治の精神」を単純に賛美していたわけでも、時代遅れの旧道徳と蔑んでいたわけでもないことは、「現代日本の開化」からして明らかでしょうね。
「明治の精神」には、封建道徳だけではなく、文明開化と同時に流入してきた個人主義思想も含まれていたはずですが、かつて信頼していた叔父によって父親の遺産を横領され、その後自分を信頼してくれていたKを裏切るという経験をした先生としては、西洋近代思想である個人主義をとても手放しでは容認できなかったはずです。
となると、この自らのエゴイズムを罰するには、やはり「明治の精神」に殉じるという方法しかなかったのではないでしょうか。

その上で、先生が自殺に至るまでの生き様や経緯を告白した遺書を、主人公の「私」に宛てた動機や理由を考えてみますと、主人公がまだ思慮が浅くとも、理想家肌の青年であることからして、先生はこの青年に、自分の精神上の息子として、自分に代わって新しい時代を生きてくれることを期待したのではないでしょうか。
その意味では、先生の遺書には、大正という新時代を生きる青年の指針、成長の糧となって欲しい、という先生の切なる祈念が込められていると言えるのではないでしょうか。

また、「こころ」という小説を、より主人公中心の視点、観点から眺めてみると、主人公が来るべき新時代を自立(自律)して生きていくための、一種の父親殺し(旧思想切り捨て)に通じるモチーフが潜在していると評することもできるかもしれませんね。
さらには、同じような意味で、「こころ」は「三四郎」と同様、主人公の人間的成長過程をテーマにした、一種のBildungsroman(教養小説)に通底する基本性格を持っていると評することもできます。

もし、「こころ」に以上のような解釈の可能性が内在しているとすれば、やはり、漱石の「将来に対する明るいメッセージ」が潜んでいると解してもあながち間違いではないと思います。

思うに、高校の教科書のいずれもが、「先生と遺書」中の先生がKを出し抜いてお嬢さんと婚約し、その後Kが自殺するという箇所を採用してきたがために、多くの読者も、

>結局、「先生」は友人を裏切った良心の呵責に耐えかねて自殺しただけなんでしょうか?

という疑問に囚われざるを得なくなるのではないでしょうか。
そして、いつまでたっても、どこか「結論に納得出来ないものを感じます」という違和感を持ち続けざるを得ないのではないでしょうか。

でも、虚心坦懐に「こころ」全体を読んでみれば、この小説...続きを読む


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