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本人の状態にもよると思うのですが糖尿病網膜症のレーザー治療ってどれくらいの頻度で受けるものなのでしょうか? また、処置後半年間はレーザーの追加が必要となっても無料で施行されるという記事を読んだのですが本当ですか?

A 回答 (2件)

まず、ご存じとは思いますが糖尿病網膜症のレーザー治療の目的は、網膜の間引きと血管の処置の2つが主なものです。


網膜の間引きですが、その時点で網膜の毛細血管はかなり閉塞しており、言ってみれば網膜は栄養不足、酸素不足の状態です。これを解消するために眼の中で血管増殖因子が増えて新しい毛細血管をはやそうとします。これがいわゆる新生血管で、とても脆く出血しやすい他に、増殖膜の原因にもなる非常に厄介な代物です。そこで、閉塞した血管の先にある網膜をレーザーで焼いてしまい、間引きをすることで新しい血管を生やそうとする動きを抑える(沈静化)事を狙います。
もう一つ、既に新生血管がうじゃうじゃ生えていて出血を起こしていると、網膜、特に黄斑の浮腫(むくみ)を招いたり、出血が呼び水となって更に新たな血管が生えてきます。ですので悪い血管を焼いて出血を抑えることが必要になります。

という訳で、一度や二度ではとても処置しきれないので片目につき数回ずつレーザーを入れていく必要があります。程度の差はありますが、片目だけなんて事は少なく、まず両目が対象になる事が多いと思います。私の場合、1週間おきに左右にそれぞれ3回~4回ずつレーザーを撃ちました。

ここで料金の話ですが、半年後も無料で施術というのはたとえ話の類であって、実際は次の通りになります。網膜をレーザーで処置するのは網膜光凝固術と言いますが、これは当初の目的を達するまで一連の処置を丸ごと含んで一つの治療とみなします。つまり、今の眼の状況に必要な網膜の間引きや新生血管の処置が「一通り」完了するまでを含んだ費用が初回にドンと乗ってきます。しかし、次回診察以降は、「一通り」の治療中な訳ですので、網膜光凝固術についての費用は発生しません。診察台と薬代ぐらいです。ただ、この処置は半年も引っ張るほどのんびり治療はしないとは思いますが。

さて、一連の処置が終わったとして、通常はこれで経過観察です。増殖膜や新生血管の活動が沈静化していれば、そのまま治療を続けながら経過観察が続きますが、活動が抑えられない場合や、既に増殖膜がかなりひどく、網膜裂孔や網膜剥離を起こしている(起こす危険がある)場合には、次の段階の治療である硝子体手術を視野に入れなければなりません。ただ、硝子体手術を受けるにしても、予め網膜のレーザー処置を済ませている場合と、やってない場合とでは治療成績に差が出るという調査結果を目にしたことがあります。勿論、レーザーを撃って間引きしておいた方が、手術後の視力の結果はよく保たれることが多いです。

ということで、私も両目とも硝子体手術を受けて、糖尿の治療と合わせて管理を続けながら、今は普通に仕事を続けています。途中で治療を放置すると失明一直線なので、ぜひ頑張って治療に取り組んでいただきたいと思います。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2015/02/18 05:13

レーザー治療そのものに頻度はあまり考慮しないと思います。

むしろ定期的な糖尿専門医の診察。そして3~6ケ月ごとに眼科医の診察を受けるべきかと思います。
レーザーの必要があれば医師が判断しますし、手遅れ(=失明)にならないための予防的糖尿コントロールが大事です。
小生の経験では血糖コントロールが上手く行かず、結局眼底出血、網膜剥離まで進行してしまいました。その意味でレーザー治療だけが本質ではないと考えます。なお小生は計3回レーザーを受けましたが、医師に再実施のときは無料にしますと言われました。(その必要はありませんでしたけど)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。助かりました。

お礼日時:2015/02/18 05:10

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