

戦争はどうしてしてはいけないのかと訊かれたら、皆さんならどのように答えますか?
私は幼い頃から戦争関連の資料館などにも連れて行ってもらい、歴史も、いわゆるネトウヨなどとは違って勉強してきました。が、どうにも、なぜ戦争はいけないのか(そもそも戦争はいけないことなのか)への答えが大人になった今でも出せないでいます。それどころか、学べば学ぶほど「戦争はいけない」とだんだん思えなくなっている気すらします。
広島の平和記念公園や沖縄のひめゆりの塔を訪れても心に思うのは「日本は敗戦を」繰り返してはならないということだけで、戦争自体を普遍的な論理で以て否定することはできません。戦争に負ければ、戦争中の行為に基づく賠償や謝罪、反省などを戦勝国から求められますが、戦勝国はまず裁かれません。10万人規模の対非戦闘員虐殺である東京大空襲に関してさえアメリカは「戦勝国だから」という理由で裁かれることはありません。イギリスやアメリカはドイツや日本に対して一方的に反省を要求できます。また、戦争に勝った結果、英語は支配言語としての地位を手に入れ、英米人などは母語だけで世界中を渡り歩くことができるという特権を手にしました。
もし私が幼い子供から「ねえ、おじさん(お父さん)、どうして戦争はいけないの?」と聞かれても、答えられません。私の中に答えがないからです。「なぜ敗戦してはいけないのか」への回答ならいくらでもできますが、戦争という物自体を否定する論理を私は持ち合わせていません。
皆さんなら、自信をもって戦争を否定できますか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
とりあえず子供が相手なら、「人の命を始めとして大切なものが失われてしまうから」でよいでしょう。
今の世間は、多少は肯定的になりつつありますが戦争反対がまだまだ主流です。
戦時中は戦争反対と訴えたものが非国民と見なされたように、現在では戦争を肯定的に語るものが非国民と見なされます。
異質なものは排除、本質は何も変わっていません。
むやみにみんなと違う考えを植え付け、波風立てる生き方を吹き込むこともないでしょう。
ここで、「では戦わなかったらどうなるの?」という問いが出てきたら、子供レベルの平和論は卒業の時です。
国防をシビアに考えた平和のあり方について考える段階に入ったということです。
戦中戦後のモノがなく貧しい飢えた生活の辛さや帰ってこなかった身内の話を語り戦争反対を訴える体験者は少なくありません。
しかし、当時の世界情勢では欧米諸国に牙を向いてなかったら戦争とは異なる形ではありますが結果的には「人の命を始めとして大切なものが失われてしまう」状況でした。
「なにも相手より強くなる必要は無い、屈服させるには高くつく相手だと敵に認識させれば十分なのだ。これは一般的な生存戦略の一つだ」
とあるアニメの台詞ですが、これは様々な局面に通づるひとつの真理です。
イジメに腕力で抵抗し終結させた武勇伝の持ち主ならば、戦うことの必要性といった理は身にしみて理解していると思います。
ありがとうございます。自衛のための戦争や平和を脅かすものを取り除くための戦争が「やむを得ない」というのは私もわかります。私が「戦争」と一口に括ってしまったので話がぼやけているのですが、私はどちらかというと、「歴史上のあのとき起きたアメリカと日本の間のあの戦争をアメリカの立場から悔やむ(否定する)ことはできるのか」という疑問を抱いているようです。
No.9
- 回答日時:
私は自信をもって戦争を否定できます。
それは単純に人殺しだからです。
それは単純に暴力だからです。
広島の原爆で、東京大空襲で、多くの罪無き人たちへの殺戮を犯した人たちは、一見裁きを受けていないように見えます。
しかし、生まれたばかりの弟を抱えた最愛のお母さんが、生まれ育った我が家と共に炎に包まれていく姿を、6歳の幼子が目撃しなくてはならなかったり、両親を失い小さな妹と共に二人だけで生きていた6歳の少年が、空腹のあまり小さな芋を妹よりたくさん食べた寒い夜に妹が餓死したり、そんな現実が無数にあって、その原因が爆弾投下の任務に就き戦争の勝利者である自分であったと知ったとして、その人は自分の6歳の孫を悔恨の思いも無く幸せに愛せるでしょうか。
私の親戚に、戦争で戦った方が何人かいました。
戦後も長いこと生きておられましたが、残念ながら皆さんもう亡くなられています。
大陸に行かれていた方もいますし、ゼロ戦に乗っていた方もいます。
ただ、皆さん、戦争の話はほとんどしてくれませんでした。
「ひどいことがあった・・・ あんなことはもうあってはいけない」と時につぶやくだけでした。
奥さんがぽろっともらしているのは、「たくさん人を殺したらしいからね・・・」と言うようなことでした。
ベトナム戦争でも、湾岸戦争でも、帰ってきたアメリカ兵士の中には、戦争神経症で平和な市民社会に不適応となっている人は少なく無いとのことです。
私の親戚を見ているとそれは真実だと思います。
戦争を無関係な対岸で見ている限り、幸福とも不幸ともあまり関係は無いかもしれません。
そして、戦争の勝利国で普通の暮らしを送っている人たちは、戦争の勝利でうれしいかもしれません。
しかし、夫や息子たちが、命の危険にさらされ、敵国の罪無き婦女子の殺戮をしていることを知ったら、それでもうれしがれるとは思えません。
また、実際に戦争に従事している人たちには、勝者も敗者も無く、だれも幸福にはなれません。
ナチス全盛期、ドイツが勝ち進んでいた時期にも、アウシュビッツのドイツ人管理者たちは、ユダヤ人達を虐殺することにひどく苦しんでいたと言います。
硫黄島で、別の世界なら友達になれたかもしれない人たちと殺し合いをされた方たちは、アメリカ兵も日本兵もその後の人生は決して幸福ではなかったようです。
戦争は、人殺しです。
誰かが人を殺さなければ戦争になりません。
人を殺す人は、決して幸せになれません。
たとえそれが正義のためであっても人殺しは人を苦しめます。
ましてや小さな子供のような、どう考えても罪無き人を殺している時はさらに殺人者は苦しみます。
死刑執行でも、実際に殺した人は誰なのかは本人にもわからないようになっているといいます。
無人飛行機を平和なアメリカで操縦し、西アジア・中東での空爆をくり返している人たちのストレス神経症はアメリカでも問題になっています。
戦争は机の上の理論ではありません。
誰かが実際に手を動かして、誰かが愛する誰かを殺さなくてはならないのです。
そしてその殺される誰かは罪無き誰かかも知れません。
実際に手を動かさない人は、戦争に負けなければ平気でしょう。
ただ、人を殺すために手を動かすことを迫られる誰かがいる以上、戦争は避けるべきと考えます。
もちろん、どこかの国の誰かが、わが国に攻め込んで来た時の抵抗を否定するわけではありません。
わが国が攻め込まれた時の、安全を確保するのに充分な戦力は保持しておく必要はあると考えています。
ありがとうございます。
ただ、賛成はできません。kattun175さんがおっしゃっているのは罪悪感、すなわち申し訳なさや後悔のことだと思いますが、それらを感じること自体は私が申し上げているところの「裁き」ではありません。もし罪悪感を感じることで裁きを受けたことになるのであれば、人を傷つけたり財産を侵害したりした者に言い渡される懲役などの刑は根本的に不要であるはずです。被害者にとってみれば、加害者が罪の意識を感じて苦しもうが苦しままいが「そんなことは知ったことではない」のです。勝手に罪を犯して勝手にそれを悔やんで、そのような裁きは自己満足以外の何物でもありません。
>実際に戦争に従事している人たちには、勝者も敗者も無く、だれも幸福にはなれません。
これには同意しますが、被害を与えた側がそれこそ「勝手に」罪の意識を感じることは、被害者側が納得する裁きには到底なり得ないと思います。
No.7
- 回答日時:
>戦争は(なぜ)いけないのかと問われたら?
それは社民とか共産党とかの他に目的のある人間、もしくはバカの主張にすぎません。そういう人たちは日本にしかいません。もしバカでも他に目的もない人ならば、お花畑の人々です。
戦争をすれば死傷者が出ます。誰だっていやです。できれば戦争はしたくありません。しかし戦争は政治が破たんしたときに発生します。
毛沢東が「政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治である。」と言っているように、 戦 争 と 政 治 は 表 裏 一 体 の も の で す。そしてこうも言っています「戦争の目的はほかでもなく、『自己を保存し、敵を消滅する』(敵を消滅するとは、敵のすべてを肉体的に消滅することではなくて、敵の武装を解除すること、つまり「敵の抵抗力をうばう」ことをいう)ことである。」と。
政治を悪いものという人はいません。いやがうえにも存在します。それと同じで、戦争だっていやがうえにも存在します。人類がこの世にあらわれて以来、戦争の無くなったことはありません。毛沢東はまた戦争をなくすには戦争でなくすしかないとも言っています。
まぁ、中共はそれを良いことにやりたい放題やっていますけどね。
No.6
- 回答日時:
正確には負ける戦争はしてはならない!だよね
戦争事態は武器を使わないだけで現代でもやってる経済活動と同じこと。収入を絶ったり、虐めて自殺させたり、戦争よりえげつないことしてる企業のほうが多い、無知からくる反戦論に耳を傾けるのは時間と労力の無駄。騒ぐことが目的なわけだからそうさせておけば害はない連中の戯言だよ
ありがとうございます。私も「負ける戦争はしてはならない」とは思えるのですが、「戦争はいけない」=「戦争という物自体を極力回避すべきである」ということを言うための材料は揃っていない状態です。
No.5
- 回答日時:
もちろん出来ます!
他国が戦争するのはけしからん事であり絶大なる自信で否定する。
我が国の戦争準備が整わない状態の戦争は断固として否定。
他国の戦争は否定、我が国は戦争可能。
No.4
- 回答日時:
質問の主旨は↓でしょうか。
A:>戦争はどうしてしてはいけないのかと訊かれたら、皆さんならどのように答えますか?
回答A:とりあえず↓のように答えます。
(求められているのは「どのように答えるか」であって、それは「戦争がいけない理由」に限定されないと解釈しました)
A1:まず「いけない」という表現が曖昧なので明確にしてください。
A2:戦争はいけないと言う者には↓のような人たちがいますが、それを知っていますか。
A3:あなたの言っているのは戦争ではなく、「戦場の悲惨さ」や「戦時下の生活」でないでしょうか。
あなたは「戦争」について↓の事(No12 私の回答)を知っていますか。
【ドイツと日本はなぜ戦争の反省度が違うのか?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8688472.html
A4:以上の事を知らずに戦争を嫌うのは、間違いだと思います。
そして、そういう人達は、誤った方向に進んでしまいがちです。
【「平和運動センター」とは、何ですか? 他 について】(私の回答はNo1)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8929928
A5:私は、侵略戦争はするべきではないが、侵略に対する「防衛戦争」まで否定した場合、(恐らく)戦争をしないより悲惨な結果になると思っています。
【中国でウィグル人の子供が虐待される】(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=Bz_FglX9Rp0
【チベットだけでは無い、中国の侵略と弾圧】(東トルキスタン 動画)
https://www.youtube.com/watch?v=7MO87zOUaRg
マハトマ・ガンディー
「わたしの信念によると、もし、臆病と暴力のうちどちらかを選ばなければならないとすれば、わたしはむしろ暴力をすすめるだろう。インドがいくじなしで、はずかしめに甘んじて、その名誉ある伝統を捨てるよりも、わたしはインドが武器をとってでも自分の名誉を守ることを望んでいる。」
B:>皆さんなら、自信をもって戦争を否定できますか?
回答B:回答Aのように考えているので、戦争を否定してはいません。
C:>歴史も、いわゆるネトウヨなどとは違って勉強してきました。
歴史に関する質問者様のご意見には同意します。
質問者様のいわゆる「ネトウヨ」の定義が不明ですが、その言葉の誕生の経緯をご存じでしょうか。
(これらの詳細については↓の私の回答をご覧になって下さい。)
【ネトウヨって・・・?】(No8)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8701192.html
質問者様が語っている知識は、「ネトウヨ」と呼ばれている人達が言い続けてきた事であり、今のように正しい知識が知られるようになったのは、彼らの努力によるものです。
No.3
- 回答日時:
それは単純に馬鹿が勘違いしているだけ・・と答えます。
否定する人間は単に 世界の常識を知らないだけ。
理由としては、国連において侵略戦争などを止める手段として[武力]の行使が明確に記述されているからです
国際連合憲章第7章
。
国際連合安全保障理事会は、平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為の存在を決定し、勧告を行うとともに、非軍事的強制措置・軍事的強制措置をとるかを決定することができる(第39条)。
また、措置を決定する前に、事態の悪化を防ぐため、暫定措置に従うよう関係当事者に要請することができる(第40条)。
軍事的強制措置は、安全保障理事会と加盟国の間の特別協定に従って提供される兵力・援助・便益によって行われる(第43条)。
国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が必要な措置をとるまでの間、加盟国は個別的・集団的自衛権を行使できる。加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない(第51条)。
つまり、戦争とう存在は、自衛という面において国連は肯定し、それを国連加盟国は遵守しています。
つまり、戦争を全否定するのは世界の常識をしらない愚か者だけです。
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