プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は犯罪者に成らざるをえない気がします。
王子であった釈迦が妻子を捨てて最後は物乞いになったということは、
一般市民である私のようなものは最後は追い剥ぎ等になるのではないかと考えます。
一般市民が世は大半なわけで最終的には国対国となり戦争も免れない。

こういった話を母にすると意味のわからない話をしないで欲しい、
私は今から買い物に行く。そういって私の話は遮られました。

中庸を目指すのはいいとして、誰もが納得できるような世界を作ることは不可能なのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 私にとっての中庸と釈迦が辿り着いた中庸とでは誤差があります。
    この誤差は何をもたらすのでしょうか、どうかご教示願います。

      補足日時:2015/03/20 11:59

A 回答 (6件)

儒教の中庸と仏教の中道を調べてみました。



どちらも重要視していますから、同じモノを指している可能性はありますね。

仏教のある中道の説明をや背景にある紹介などを読んで見ますと、

「自分が他人に対して益をもたらせる精神状態があり、

 これを得るためには、

 何かに囚われて一つの方向を目指してはいけない」

と言うことらしいです。

例えば、「中庸を目指せば良い」としてこれを追い求めれば、

「何も考えずにそれだけに夢中」になりますから、

こういうときは他人に対して益になるアイデアも思いつかないということです。

確かに、他人に益をもたらそうと言う気持ちにもなれません。

つまりそう思っただけで、中庸とは逆になってしまうわけです。

「押しても駄目なら引いてみな」

という言葉があります。

しかし本当の答えは、

実は押しても引いても関係なく、さらにその中間でも意味がないかもしれません。

鍵が掛かっているので、適した鍵を指してまわす事だったりするかもしれません。

また動かないのは壊れているからかもしれません。

そもそも動かす必要がないかもしれません。



しかし、押して駄目なとき、(たまたま偶然)引いて成功したらどうでしょう?

成功体験ですよね。

この人はずっとこれを活用して囚われてしまいます。

意地になって使おうとしますね。


鍵で成功した場合も同じです。

本当は、押すだけで良い場合でも、鍵を探そうとするでしょう。

そして鍵がないときは、鍵がないので無理だというはずです。


「才能がないので、真面目に働けません」

「やる気が起きないので、取り組めません」

「この世の中は、自分には生き辛いです」


才能が効果があるときもあれば、やる気が必要なときもあれば、

それらは関係ないときもあります。

また、世の中は誰にとっても生き辛いものかもしれません。

これらには合理性がありませんから、

得意になって誰かに話すものじゃないでしょう。


これらの例では、いまそこにある事象を観察せずに、

過去の経験や他の人の成功談から、手段だけを尊ぶ衝動に支配されています。

例えば、他人に優しく接しなさいと言われた人が、

「他人に優しくすることで何もかもが上手く行くのか!

 よし試してみよう」

と思ったとき、そういう考えの人に対して心配になりますよね。

「優しく接しても上手く行かないときもありますので、

 それでも辞めないでくださいね。

 私はそういう方が好きですから」

と付け加えておきたくなります。

ところが、

「優しく接して損をした。よしその逆をやってみよう。

 上から馬鹿にするように言ってみよう。

 脅すように言ってみよう。

 傷つけてみよう。

 何か変わるかもしれない」

と言う思いつきは、やめたおいがほうが良いでしょう。

そして、

「逆をやっても駄目だった。

 その中間がいいのかもしれない。

 そうか、それこそ中庸、中道と言う事か!」

と考えられたら、この人は苦労しそうだなと思います。

その人が願っている成功に対して、

優しさは関係ないかもしれませんよね。

万能の鍵にしようと言う考え方が安易に思えます。



しかしこういう発想の人は多いのではないでしょうか?

「良いことを聴いた。試してみよう」

これはこれで良いのです。

しかし試すとは、そこにある物事を観察し、その仕組みを理解して、

解決のアイデアを得た後に、

実際に想像通りになるかを試すものです。

こうしている方は、自分のイメージの中に按配と言うものを持っております。

「こうなればいいのだから、これは強すぎる。

 このくらいだとちょうど良いかもしれない」

などと思いつつ、結果を確認しながら微調整します。



ところが、仕組みを理解していない人でも、

(納得しないまま)何かを期待して試すことは多いわけです。

そういうときは、ワクワクしていますね。

次にガッカリします。

こうなって上手く行かないときは、量が足りないと思い込んでしまいます。

適量などと言う発想は生まれません。

これでは、さきほど挙げた滑稽な例にはまりこんでしまいますよね。



仏教で言う中道は、

お釈迦様が修行した経験から、

悟りを得るためにちょうど良いストレスレベルがあったということらしいです。

ストイックすぎても駄目だし、享楽的過ぎてもだめだったということみたいです。

仏教の場合は、脳の中に眠る未知の力を探る指向が強いです。

彼らが主張することは、大概において発見の性質が強く、

道徳系の主張とは大きく違います。

道徳はノウハウの発表であり、仏教は発見の発表です。

ですので、儒教の中庸と違って、

ストレスレベルを微調整することで、頭脳が活発になり、思考力が増し、

智慧を得られる、程よい状態があり、ここに調整を持っていくと、

驚くほど頭が働くと言う発見を述べているようです。


儒教で言う中庸とは、

万全である状態を目指すため、最初に立つべき位置について述べているようです。

例えばスポーツで言うディフェンスを考えて見ます。

目の前の攻撃者が左右どちらに移動するかを考えれば、

相手の動きに対してどちらにも等価に対応できる位置があるはずです。

勿論相手は動きますから、中庸もそれにあわせて移動します。

更に、その攻撃者にのみ集中すれば、他の攻撃者がフリーになりそこが弱点になります。

そのため視野を広くとり、これらも想定すると、中庸である場所がかわります。

そして、こういった概念を政治や商売に適用することが思いつきます。

人が対応できる手段と言うのは無限ではありませんから、

少ない手段を活かしたいものです。

勿体無いことをしないためにも、

中庸にまず配置し、そこから概況を見つつ、中庸が移動していることを把握し、

他の手段も重ねていき、全体で中庸になるように考えていく。

そういう感覚について述べているように思えます。


儒教が述べる中庸を実践するには、安定した精神状態を維持する必要があります。

これを為しえるための精神状態を仏教は中道と呼んでいるようです。


最初に挙げた事例では、

実践する人が焦り過ぎています。

早く結果が欲しい。そのため目の前の物事を観察し、考えることを嫌がっています。

これではあらゆる可能性を考慮できません。

もし色んな可能性に思いを馳せることが出来たら、

二度手間にならないようにと、さらに智慧がまわります。

幾つかの手段を個別に用意する人もいるでしょう。

しかし、それも勿体無いとして、可能性が分岐するあたりまでは同じ手段を使い、

それ以降は事態の進展にあわせて、対応手段を準備しておくことも出来るはずです。

こういう思考ができる状態にする方法を中道とよび、

実践において目指すべき初期目標や維持すべき全体バランスが中庸となります。

押しても駄目なら引いてみるし、まわして見るし、鍵も用意しておく。

この場合、どの順番で試していくと、損をしないのでしょう?

これを考えて納得して進めれば、中庸であるわけです。



ですので質問者さんは、

中庸にロマンを求めた理由を自分なりに再認識しないといけません。

その中庸のメカニズムが、自分の願いに合致しているか、

検証し納得して調整する必要があります。

自分で按配を測りながら、一歩一歩試せば良いかと思います。


どうして中庸が効果があるのか分からないまま、

闇雲に良いものだと決めてしまい、

その上でお釈迦も失敗したと決めてしまい、

その上で、一般市民がお釈迦に勝てないとしてしまい、

その上で、全ての国の人が中庸に達していないと決めてしまい、

だからこそ戦争をすると決めてしまい、

戦争が起これば誰もが悩むとしてしまい、

それが故に誰もが納得しないと決めてしまうのは、

中庸でないと思えます。


これらは大人達のうちの誰かが個人的に吐いた主張ですから、

これらを活用して論理を構築しても、

そこで得られた結論が中庸にならないのです。


「え、何故そうなる?」

と思う人のほうが多いはずです。


私としては、

中庸よりも強い力はあると思っていますし、

お釈迦はお釈迦で満足に生きたと思っていますし、

一般市民の殆どはお釈迦に達していないと思っていますし、

私自身がお釈迦に負けるとは思っていませんし、

質問者さんが追剥になったら、教えて欲しいと思いますし、

一般市民が中庸を知らず、それで国同士の戦いになることは

あるだろうと思っていますし、

そうなったら嫌だなと思います。


お母さんが買い物に行くなら、

お手伝いをしてあげたら喜ぶんじゃないかと思いました。


もし質問者さんが、

「・・・とお母さんに言われたので。まずはお買い物を手伝いました」

と書いてくれたら、

誰もが納得したんじゃないでしょうか。

つまりそういう道があり、そういう可能性があるのですから、

そういう選択を誰もが選び実践できていたら、

誰もが納得する世界になると思いますよ。


以上、ご参考に成れば。
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この回答へのお礼

あなたの回答に救われています、今回は本当にありがとうございました。
他の回答者の皆様も今回は本当にありがとうございました。

お礼日時:2015/03/21 02:51

釈迦の時代のインドと現代の日本を同じ土俵で比べることはできません。



自力でどうにもならない外圧の集中に対応することを余儀なくされ、
‘人間にとって主流の目標‘をあきらめざるを得なくなり、
送りバントの心境を切り開いたのが、釈迦なのではないでしょうか。
王道を目指す権力がないとその外圧の集中のエスカレートに歯止めがかからない。
そんな未熟な時代の精一杯のやり方だったことと思われます。
そして未熟さゆえの威力の小ささが可能にしたやり方でもあったと思います。

少なくとも現代の日本は、その時代のインドと比べれば
豊かさと価値観の進歩で、より支え合いがスムースに機能する世の中になっていて
‘人事を尽くして善処した後甘えていい他力‘もその時代よりは市民権を得ていると思います。
人事は尽くしながら無茶はしないように生きていいくらい
進歩した世の中にはなっているのではないでしょうか。

国と国との場合は、時代が進歩した分進歩した価値観によって
少なくとも今のところは国際社会から歯止めがかかるという現状が
危うい綱渡りの中ですがキープされているのだと思います。
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釈迦は「中道」のはずで「中庸」は儒教だよな。


「中庸」は智性や知識を 隔たりなく満遍なく兼ね備えた状態での 徳のある行動だけど
「中道」は左右の偏見やこだわりを捨てて 本質を見極め 芯を通した道を選ぶ行動だ。

しかし釈迦が物乞いか。
言い得て妙と言うかなるほどと言うか。
確かに他者からのモノで自らを生かさんとするのは物乞いか。
その代わりに心を癒やしたわけではあるが。
どちらかと言うと心の医者みたいなもんだと思うが。

でなんで君が奪う者になるのかはさっぱり分からん。
目指す所が同じならやはり同じような所に着くはずなんだが・・・
一般市民ってなんだと思ってるのかな。
まさか「愚かだから何を間違っても仕方のない責任のない不出来な者」と考えてないか?

誰だって生きるうえで 苦しみ 迷い 悲しみ 喜び 失い 与え そして知る。
人間なんて皆そんなもので大差ないぞ。
釈迦が特別すごいというより単にそこに至る道を得ただけだから 同じ道を歩めば誰でも歩める。
ただ覚悟と運命というか・・要するに「世界があなたにそれを必要としている」ってやつか。
それはよっぽどある意味不運でないとない。
そんな重い荷物を背負うのはとても辛い事だから。

誰もが納得する国ってのは捉え方次第だな。
「誰もが好き放題して良い国」ってのは・・とどのつまり地獄のことだし
「誰もが自分を活かして満足する国」ってのは・・共産主義のモットーだし
「誰もが能力に合わせて報酬を得て満足する国」ってのは・・資本主義だな。

で、どんなのが納得するんだ?
まさか「俺が俺様で 誰にも文句を言われず何をしても良い 好きなだけ飲み食いできる国」ってやつじゃないよな。
そういう者は今の世界にも支配者階級によくいる。
多くの悲惨な犠牲を必要とする困ったやつらだからそれだけはやめて欲しいが。

で、あなたの中庸ってのはなんだ。
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ひとの挑戦に、なにかいうひとが多すぎる


負けるな、挑戦者たち
でも、なにかいうひとから、逃げた場合、それは、自由を放棄すること?
自由を放棄した人間は、だれにも理解されない
異文明だから誰もついていかない
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一般社会に所属していた僕がいうのもなんですが、


一般社会に所属しながら一般社会を超えた、今までにない「文明」を達成するには、何か秘訣があるのではないかと考えています。
その秘訣こそが、哲学の真骨頂であり、これをたっせいすれば、文明間摩擦が発生しなくなり、戦争はおこらない。
おのおのが探求したことをおのおのが理解していく。
資本主義、共産主義、哲学、全てを超えた、新しい文明が誕生する。
新人類の誕生へ、一歩繋がる。
自分の考え
しかしそれをやると、争いがなくなり、文明は結局破滅する?
人類は、新人類誕生を待たずして、消滅する?
つまり、世の中の人間全てが神になる?
世の中の人間がみんな死ぬ?
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自身も中庸なんですか

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