プロが教えるわが家の防犯対策術!

武士の元服が15歳くらいから行われるということを聞いたことがあったのですが、いつ仕事を始めるのかは知らず、少しネットで調べてみたのですが、はっきりした答えが見つかりませんでした。

元服したらば、即座に働けるのでしょうか?
また、『原則的に、父親が公職についており、隠居しない限りは、息子は職につかない』という旨の話も目にしましたが、そうなると、父親が八十歳まで働く元気な人だった場合、息子が初めて職につくのは五十歳という風になってしまうのでしょうか?
それとも、さすがに二十歳くらいになれば、どこかしらで下働きをさせてくれるものでしょうか?

それと続けて疑問に思ったのですが……、
父親が死ねば、すぐさま息子が後を引き継ぐことになると思いますが、その時は父親の仕事をそのまま引き継ぐのでしょうか?
それが簡単な仕事ならば大丈夫でしょうが、上役となると難しいことが多いと思うのですが……
やはり最初は、ある程度は下っ端からのスタートでしょうか?

そしてさらに疑問なのですが……、
父親が若くして死ぬも、息子が五歳などという場合、息子はどうなるのでしょう?
親類などが後見人になって、お家は存続するのでしょうか?


――と、以上が疑問なのですが、少しゴチャゴチャしたのでまとめます。
質問1:元服したら即座に働けるか(働ける最低年齢はいくつか)
質問2:父親が働いている限りは、息子は絶対に仕事をしないのか
質問3:父親の仕事が難しいものであっても、息子はそのまま引き継ぐのか
質問4:父親が死ぬも子供が働けない年齢の場合、お家や息子はどうなるのか
――以上になります。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

質問1:元服したら即座に働けるか(働ける最低年齢はいくつか)


現代と違って、俸禄は基本的に個人ではなくて「家」に対して与えられているものです。
代々徳川家に奉公した、、または関ヶ原の戦いで武功をあげた功績によって、
その家の子孫に俸禄が与えられています。ですから、基本的には、親が隠居しない
限りは働けません。

質問2:父親が働いている限りは、息子は絶対に仕事をしないのか
必ずしもそうではありません。江戸幕府のシステムは関ヶ原以後に確立されたもので、
時代とともに必要な人材や余る部署は変化します。また、年齢が主君の子息と近い場合
は代替わりとともに、別禄で取り立てられたようです。

質問3:父親の仕事が難しいものであっても、息子はそのまま引き継ぐのか
難しい仕事などはありません。大身旗本(数千石)などは仕事は家臣がやります。
また、政治の中枢である家老や老中は大身者の中で能力が高い人物がやりますので、
能力が低ければ「役」を受けなければいいだけです。役を受けなくても基本的な
俸禄は関係ないです。「役」による加配が付かないだけです。

質問4:父親が死ぬも子供が働けない年齢の場合、お家や息子はどうなるのか
長氏がいる場合は庇護者を決めて無理矢理に家督相続させるケースが多かったようです。
長氏がいなければ親族から養子を立てました。ただ、これが認められるのは幕府から
気に入られている者だけで、そうでない場合は養子縁組が認められずに取りつぶしと
なることもあったようです。
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この回答へのお礼

やはり、実力が役に関係するものなのですね。

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/04/15 11:17

追伸 次男三男は働かず一生居候です


婿養子に行く人はまれです
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この回答へのお礼

この情報は知っていました。
とは言え、ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/04/16 21:33

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