神が物書きになろうとしたとき、ギリシア語を学んだということは味のあることだ。しかもあまりよく出来なかったということも。
(ニーチェ『善悪の彼岸』第4篇121 中山元訳 光文社文庫176ページ)

ここでニーチェは、新約聖書について論評してゐると思はれますが、聖書のギリシア語はそんなに「出来」がわるいのですか。

質問者からの補足コメント

  • 詳細な御回答ありがたうございます。これから仕事ですので、お礼は帰宅後にあたらためていたします。ラテン語は「軽いもの」、複数形で、具体的にどんな軽いなのかすぐにはわかりかねます。ギリシャ語χοινήは、κοινήの誤りだと思ひます。どちらもコイネーと読みますから。御承知のとほり、新約聖書の時代の各地で使用された共通ギリシャ語です。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/04/30 07:02
  • 用例の探索はいつも苦労するのですが、ラテン語辞書サイトのAutorenのところで使用者だけは教へてくれる、といふことなのでせうか。どの作品のどの部分かといふところまでは書いてくれてゐないのですか。

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/04/30 23:23
  • 入力欄の下に、ローマ字変換の規則が書いてありました。すみません、きちんと見てゐませんでした。

    No.7の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/01 21:47

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A 回答 (9件)

こんばんは。



>聖書のギリシア語はそんなに「出来」がわるいのですか。

はい、そのようです。
しかしその前に、ニーチェのこの文章は訳しにくいですね。アマゾンのレビューで、この訳が一番いいという人がほかの訳と比較していました。ちくま文庫の全集版の訳が出ていないので、それが気になりましたが、何とも言えません。

Es ist eine Feinheit, dass Gott griechisch lernte, als er Schriftsteller werden wollte – und dass er es nicht besser lernte.

げに意味深いかな――。神が著作家たらんとしたとき、まずギリシア語を学び、しかも平人以上によくは学ばなかった。(竹山道雄訳、新潮文庫)

神が著作家になろうとしたとき、ギリシア語を学び、――しかも普通より以上によく学ばなければならなかったことは、何とも妙味のあることだ。(木場深定訳、岩波文庫)

Feinheitという語に皮肉を感じます。「繊細さ」「洗練」「上品」「微妙な差異」などが基本的な訳語です。besserの訳にもみな苦労しているようです。誤訳の危険を覚悟の上で、アフォリズム風に「意訳」してみました。

神が執筆家になろうと思ってギリシア語を学び――しかし上達しなかったということが、奥ゆかしいところではないか。

ニーチェのこの文章の意図はキリスト教の批判的風刺で、ギリシア語云々は象徴的に言っているだけでしょうが、そこは文献学者だったニーチェのことですから、抜かりはないと思います。「若きゲーテの解釈学と聖書釈義」という書物にヒントがありそうなのですが、ラテン語とギリシア語がわかりません。ちょっと見てください。「res leviores」は「火打石」ですか? ギリシア語の言葉は、古典ギリシア語―ドイツ語の辞書で探したのですが、文字の読み方もわからないので、見当が付きません。

********************

ニーチェがこの警句で断言しているように、新約聖書の・・・(ギリシア語)は、古典期の「純粋な」ギリシア語との著しい矛盾を示しており、アッティカ文学の古典的作品で鍛練を積んだ文献学者のイメージと一致するところがほとんどない。すでにロッテルダムのエラスムス(デジデリウス・エラスムス)や16世紀のほかの人文学者たちが、自分たちの新約聖書の翻訳の中で、これらの言語的汚れを緩和することを課題と見ていた。

********************

このようなことが書いてあります。また、この少し前に、ヘブライ語のテキストの母音記号までもが精霊の言葉を書き取ったものである、という偏狭なドグマがあったこと、その母音記号がのちに付け加えられたものであるという証明が、正統派天啓学を窮地に追い込むことができた、などと書かれています。この箇所は、ギリシア語に関することではなさそうですが、よくわかりません。いろいろあるのですね。

トーマス・ティルマン 「若きゲーテの解釈学と聖書釈義」
https://books.google.co.jp/books?id=KCdmuImCNJUC …
「ギリシア語と神」の回答画像1
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

いつも御回答ありがたうございます。先日教へていただいた「諷刺」の観点からニーチェを読み直してみると、おもしろい文章がたくさんあつて、また別の本から質問しました。先回はドイツ語でしたから、このたびはギリシャ語です。私の読み違ひを指摘していただくのも楽しくて、ニーチェの解釈のむづかしさを痛感します。

>神が執筆家になろうと思ってギリシア語を学び――しかし上達しなかったということが、奥ゆかしいところではないか。

名訳ですね。評価の高低が両方ふくまれてゐて、これがニーチェの本心のやうに感じられます。光文社文庫の訳は奇妙な日本語です。竹山道雄は先日も出てきました。

>これらの言語的汚れを緩和することを課題と見ていた。

新約聖書のギリシャ語は平明で、文法を学んだあとの初学者が読むのには、うつてつけです。一般大衆への布教の観点からすれば、ふさはしい言語だと思ひます。アッティカの悲劇や哲学などに慣れ親しんだ人には、ものたりないのかもしれません。

>「若きゲーテの解釈学と聖書釈義」

いつも貴重な資料の提示、ありがたうございます。

お礼日時:2015/04/30 20:38

ペルセウスのサイトは、plapotiさんなら御存知のはずだとは思っていました。

リンクが複雑に張り巡らされているので、使いこなすのは確かに大変そうです。試しにアリストファネスの「雲」の1行目だけ、一語ずつ辞書サイトのリンクで調べてみました。右上の「English」の欄の右端で「load」をクリックすると、英語訳も表示できます(「focus」をクリックすると、英語のみの表示になります)ので、これを併用すると少しは読み解けます。しかし、字の読み方、発音、文法がわからないままこのようなことをやっても勉強にはならないので、まだまだ大分先の楽しみになりそうです。

>少しも「内容から外れて」はゐません。

ではこちらに移します。

ギリシャ語関係リンク集

Βάρβαροι![バルバロイ]
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/

Via della Gatta
http://www.vdgatta.com/

Kommission für antike Literatur (オーストリア)
ギリシャ語古典の朗読 ギリシャの音楽 ほか
http://www.oeaw.ac.at/kal/

SOCIETY FOR THE ORAL READING OF GREEK AND LATIN LITERATURE
ギリシャ語とラテン語の発音と朗読
http://www.rhapsodes.fll.vt.edu/

ギリシャ語のフォント
http://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2004/09/ …

その他たくさん:
古典ギリシャ語リンク
http://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/ahlink.h …

今回はこれぐらいで失礼して、仕事に戻ります。また次回よろしくお願いします。
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この回答へのお礼

こちらに書いていただいて、ありがたうございます。ペルセウスのサイトの使用法については、ほとんどわかりませんでしたので、ほんとうに助かりました。本棚からギリシャ語やラテン語の本を引つぱりだしてきたほうが、読んだ気になるのですが、これからは横着をしさうです。出版された日本語訳がテキストと違ふときには、写本の異同が記載された書籍が役立ちますが、それ以外では、ネットのほうが便利なやうです。

リンク先の最後のものは、ときどき閲覧します。おもしろい話がたくさんあつて飽きません。

>ギリシャ語とラテン語の発音と朗読

このサイトは初見です。ホメロスとアリストパネスとソポクレスを聴いてみました。『鳥』は笑ひました。この調子で『蛙』もやつてもらひたいものです。次回はニーチェのアリストパネス評について、OKWaveで質問する予定です。

このたびは御多忙のなか、多くの資料を提示していただき、ありがたうございました。

お礼日時:2015/05/01 23:30

ほかにもいろいろなリンクがありましたが、御質問の内容から外れてきたので、掲示板の方に張ります。

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この回答へのお礼

今回の質問は、文献学の専門家であるニーチェのギリシャ語観についてですので、少しも「内容から外れて」はゐません。そのやうに御判断なさるのでしたら、別に質問を立てます。私だけではなく、他の閲覧者にも役立つと思ひます。

お礼日時:2015/05/01 21:42

今日もお仕事ですか。


良いサイトを見つけました。ラテン語の単語一つから、原形、意味、古典作家の作品中の用例、さらに「Lewis & Short」と、同じくLewisの「Elementary Latin Dictionary」の説明へのリンクなど、徹底的にリンクが張りつくされたサイトがありました。「Perseus Digital Library」というサイトです。
たとえば「leviores」を検索します。原形として、二つの「levis」が、簡単な英語の訳と共に出ます。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/morph?l=levi …

青字の「Lewis & Short」または「elem. lewis」をクリックすると、それぞれの辞書の説明が出ます。ギリシャ語訳も「ἐλαχύς」と青字で示してあり、そこをクリックすると、「LSJ(リデル&スコット:ギリシャ語辞典)」「Middle Liddell(リデル&スコット:中型縮約版ギリシャ語辞典)」「Autenrieth(ホメーロス語彙辞典)」の三種の辞書を引けます。「leviores」で「search」をクリックすると、キケロ、クインティリアヌス、タキトゥスなどの用例が出ます。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/searchresult …

ギリシャ語でも「search」ができるはずなのですが、上の「ἐλαχύς」はできませんでした。理由があるはずですが、基礎知識のない私にはわかりません。ほかの語なら検索できました。ホメーロスの「イーリアス」から適当な語を選んでみましたが、「μῆνιν」という語で、「復讐」という意味のようです。用例は、アイスキュロス、アポロドロス、アリストテレス、エウリピデスに始まり、たくさん出ました。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/searchresult …

ギリシャ語、ラテン語の古典文学は、大方収録されているようです。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/collection?c …

ほかにも、アラビア語、英語による「コーラン」、シェークスピアその他のイギリス・ルネッサンス文学、古ノルド語文献、ラテン語で書かれたイタリア文学などが収められています。
私にはまだ使いこなせるだけの下地がありませんが、plapotiさんには便利ではありませんか。お使いになってみて、何か面白いことがありましたら、お教えください。「シェークスピアの英文法」などは、いずれ役に立ちそうです。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

このところ配達の量が増えて、帰宅は21時くらゐのことが多くなりました。ネット検索は苦手で、ペルセウスのサイトもときどき見るのですが、検索方法がわかりません。作品ごとの検索ならできるやうになつたのですが、サイト全体での方法がいまだに不明です。紙の辞書とテキストが主体です。リデルスコットは学生時代に24000円で買ひました。縮約版が5000円だつたと思ひます。ルイスショートの価格は忘れましたが、縮約版は4860円でした。

>原形として、二つの「levis」が、簡単な英語の訳と共に出ます。

このサイトで語形変化が調べられるのは、初めて知りました。

>キケロ、クインティリアヌス、タキトゥスなどの用例が出ます。

初めに書きましたが、全体の用例検索の方法を知りたかつたので、助かりました。ありがたうございます。いままでは辞書の用例や記憶にある言葉を探したり、あとは適当に本をめくるくらゐでした。ギリシャローマの主要作品はそれなりにそろつてゐますので、便利です。

>「μῆνιν」という語

「mh=ninと入力されてゐますが、ローマ字変換のきまりがあるのですか。

>plapotiさんには便利ではありませんか。

はい、ありがたうございました。とにかく使用法がわからなかつたので、おかげで今後は見る機会が増えさうです。用例探しの時間が節約できます。

お礼日時:2015/05/01 21:38

>どの作品のどの部分かといふところまでは書いてくれてゐないのですか。



そのようです。そこが残念ですね。
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この回答へのお礼

何度もお付きあひいただいて、恐縮です。

人名がわかるだけでも、的が絞れます。ありがたうございました。

お礼日時:2015/04/30 23:38

先ほどご紹介したラテン語辞書のサイトは便利ですね。

赤字の「Deklination + Steigerung」をクリックすると、文法変化の一覧表が出ますし、「Autoren」をクリックすると、用例のある作家名の一覧が出ます。

http://www.navigium.de/latein-woerterbuch.php?mh …
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この回答へのお礼

この御回答と、回答番号4への補足が同時刻でした。23:23(笑)。

お礼日時:2015/04/30 23:27

>先回はドイツ語でしたから、このたびはギリシャ語です。



最初に見たときには、今回は回答できないかなと思ったのですが、運よく文献が見つかりました。この御質問でホッとした面もあります。先日、シェークスピアのことをおっしゃっていたので、原文のその個所を探して見てみたのですが、意味がとりにくくてよくわからないし、シェークスピアの「ジュリアス・シーザー」も読んでいないので、困ったなと思っていました(笑)。

>高等批評への対抗といふことなのですか。歴史的な事情は複雑です。

ここでいう「正統派」とは、聖書の言葉は神の語った言葉そのものであると信じて疑わない、保守的、教条主義的な聖職者でしょう。ヘブライ語のテキストには、あとから付け加えられた母音記号があったにもかかわらず、そういうことを最初から疑おうとしなかったわけです。文献学的な聖書批判の時代になって、そういうドグマは窮地に追いやられたということです。

>このあたりはヴォルテールの論拠がよくわかりません。

「Essay sur l'histoire générale et sur les moeurs et l'esprit des nations」という書物は、古いものがPDF化されていたので、コピペ・翻訳はできないと思っていたのですが、テキスト化できることがわかったので、グーグルでドイツ語に訳して、ごく大雑把に前後を読んでみました。アラビア人やギリシャ人の寛容さに対して、ヘブライ人を不寛容だと批判しています。「反ユダヤ主義の歴史」という書物にヴォルテールも取り上げられているので、何かイデオロギーがあるのかもしれません。下の個所です。

http://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=uc1.b31367 …

>それにしても「重い」がすぐにお判りになるのは、さすがにTastenkastenさんです。

英語のgravityという言葉もありますし、音楽用語のgraveもありますから、それほどほめられるようなことではありません。

>時代によつて違ひがありますので、標準的な文法書には記載されてゐない場合もあります。ウェブサイトがあるのでしたら、御教示ください。

ドイツのサイトですので、意味は全部ドイツ語で出ますが、原形の検索や例文はお役にたつかもしれません。

http://www.navigium.de/suchfunktion.html

たとえば「leviores」を検索すると、下のように出ます。

levis leve (Adj., Mischkl., 2-endig) → Deklination + Steigerung → Autoren
leviores: Nom. Pl. mask. Komp., Akk. Pl. mask. Komp., Nom. Pl. fem. Komp., Akk. Pl. fem. Komp.
F léger; I lieve; S leve
I. leicht, leicht bewaffnet
levissimus quisque - gerade die Schwächsten
leves populi - die körperlosen Schatte der Toten
II. schnell, flink
III. mild, sanft
IV. leichtsinnig
V. gering, unbedeutend

lēvis lēve (Adj., Mischkl., 2-endig) → Deklination + Steigerung → Autoren
leviores: Nom. Pl. mask. Komp., Akk. Pl. mask. Komp., Nom. Pl. fem. Komp., Akk. Pl. fem. Komp.
I. glatt, poliert, glänzend
per leve = propter levitatem
II. bartlos, kahlköpfig
III. jugendlich, zart, schön
IV. fließend, weich
V. glatt, schlüpfrig
VI. fließend (Rhetorik)
VII. Glätte (Subst. n.)

http://www.navigium.de/latein-woerterbuch.php?fo …

「res」を入力すると、たくさんの意味と用例が出ます。最初だけでも次の通り。

I. Sache, Ding, Gegenstand, Vorfall
res se habet aliter - die Sachlage ist anders
ita res se habet - so verhält es sich
quam ob rem - weshalb, deswegen, deshalb
ob eam rem - deswegen
ea re - hierdurch
in re - in der Sache, in Wirklichkeit
qua re - weshalb, deshalb, daher
re vera - in Wahrheit, tatsächlich
res cogitans - denkendes Ding
res extensa - ausgedehntes Ding
res facti - Tatsache
res iudicata - Streitsache
res adversae - Unglück
res divinae - Gottesdienst, Opfer
res futurae - zukünftige Dinge, Zukunft
res secundae - Glück
rerum scriptor - Geschichtsschreiber

http://www.navigium.de/latein-woerterbuch.php?fo …

私も、ドイツ語で書かれた文法書は持っているので、このサイトがあれば、少しは読み解けるかもしれません。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

コメントへのお返事、まことに助かります。

>シェークスピア

では、質問はやめておきます。記述がニーチェの本心かどうかは疑はしいのですが、私も『ジュリアス・シーザー』が一番好きです。以前ト書きの主語なしの質問でも使用しました。

>文献学的な聖書批判の時代になって、そういうドグマは窮地に追いやられたということです。

ドグマは、自由な精神(ニーチェも書いてゐます)にとつては、有害です。ただしヘブライ語聖書がきはめて正確に書写されてきたのは、そのおかげです。なにごとにも両面があるのではないでせうか。

>「反ユダヤ主義の歴史」という書物にヴォルテールも取り上げられているので、何かイデオロギーがあるのかもしれません。

ヴェルテールの著作は1冊も手持ちがなく、どんな人なのかわかりません。少しばかりの言葉で判断するのは危険でせうから、保留にしておきます。すぐにヴェオルテールを読んでみたいといふ気にもなりませんし。

>原形の検索や例文はお役にたつかもしれません。

はい、ありがたうございました。文法用語以外は独和辞典が必要です。たしかに便利です。かういふのがあると、横着をしさうです。

お礼日時:2015/04/30 23:12

前の回答を送ったあとで気がつきました。

「gaviares」は「graviores」の誤りです。「leviores (<levis)」はこの場合、plapotiさんのおっしゃるように「軽い」という意味でよいのですね。「graviores」との対比で気がつきました。「軽いこと」と「重いこと」ですか。
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この回答へのお礼

>「軽い」という意味でよいのですね

あくまでも直訳です。日本語の中では漢語が専門用語として使用されるのと同じなのでせう。ラテン語の意味自体は日常的なのですが、現代語の中で用ゐられると、かたくるしい意味が付与されてしまひます。先日の「耳鼻咽喉科」もその例だと思ひます。

それにしても「重い」がすぐにお判りになるのは、さすがにTastenkastenさんです。ドイツ語で「重い」はまた別の単語のはずです。重力とか重アクセントの関連でせうか。御専門の音楽用語にもあつたやうな気がします。

お礼日時:2015/04/30 21:23

お仕事お疲れ様です。



>どちらもコイネーと読みますから。御承知のとほり、新約聖書の時代の各地で使用された共通ギリシャ語です。

そこまで詳しくはありません。「共通の」という意味ですか。コイネー以前のギリシャ語で書かれた新約聖書はないようですが、コイネーの祖先であるアッティカ方言とはかなり違っているということを言っているのですね。エラスムスのほかにも新約聖書のギリシャ語を酷評している人は多く、ニーチェ以前から問題になっていたようです。Georg David Kypke (1724 – 1779)という古典ギリシャ文献学者も、「福音書の著者たちの、堕落した、バーバリスム(文法用語としては、「破格用法」という意味にもなるようですが)で通したギリシャ語」と、エラスムスより辛辣に書いています。
「res leviores」もわかりました(グーグルの翻訳ですと、日本語でもドイツ語でも「ライター」と出るのですが、なぜでしょうねえ)。ドイツの学校教材を扱っているホームページに、便利なラテン語辞書があり、文法変化した語もそのまま入力すると、原形と意味、例文が出ます。「leviores」はこの場合、「少ない(gering)」「意味がない(unbedeutend)」というような意味に当たるようです。「若きゲーテの解釈学と聖書釈義」の14ページの注釈に正確に書いてあり、「res leviores」は、「minder relevante Passagen(あまり重要でないパッセージ)」のことだそうで、救済史的な重要表現部分を「res graviares」と呼ぶようです。18世紀は、ルターからの流れと啓蒙主義の影響で聖書批判が盛んになり、「res graviares」の部分だけでなく、「res leviores」の部分も含めて誤りのない聖書を作ろうとしました。回答No.1で引用した部分は、聖書の内容の認識についての要求が、「res leviores」の部分でも正統派たちを傷つけるようなものであった、という記述で、ギリシャ語のことではありません。ヘブライ語のテキストにもいろいろ問題があったということで、ヴォルテールは、ヘブライ語の詩文について、「この耐え難い国では、いかなる時代にも、洗練された礼儀、学問、芸術というものがない」と批判していることが、15ページの注釈に書かれています。

Nulle politesse, nulle science, nul art perfectionné dans aucun temps chez cette nation atroce.
(Voltaire: Essay sur l'histoire générale et sur les moeurs et l'esprit des nations)


なお、ニーチェの文の「Feinheit」は、やはりこれまでの日本語訳では柔らかすぎると思います。英訳が二つありましたが、「a curious thing」、「something fine about the fact」と工夫しています。

It is a curious thing that God learned Greek when he wished to turn author--and that he did not learn it better.
(trans. by Helen Zimmern)

There’s something fine about the fact that God lernes Greek when he wantend to become a Writer--and that he did not learn it better.
(trans. by Ian C. Johnston)
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この回答へのお礼

内容の詳細をありがたうございます。

>福音書の著者たちの、堕落した、バーバリスム(文法用語としては、「破格用法」という意味にもなるようですが)で通したギリシャ語

>グーグルの翻訳ですと、日本語でもドイツ語でも「ライター」と出るのですが、なぜでしょうねえ

「ライト」(軽い)「ター」(もの)ではないのでせうか。lightやleichtと同語源です。グーグル翻訳のラテン語はたぶん、使へません。

>文法変化した語もそのまま入力すると、原形と意味、例文が出ます。

わからないときは文法書を見てゐます。時代によつて違ひがありますので、標準的な文法書には記載されてゐない場合もあります。ウェブサイトがあるのでしたら、御教示ください。

>聖書の内容の認識についての要求が、「res leviores」の部分でも正統派たちを傷つけるようなものであった

高等批評への対抗といふことなのですか。歴史的な事情は複雑です。

>この耐え難い国では、いかなる時代にも、洗練された礼儀、学問、芸術というものがない

このあたりはヴォルテールの論拠がよくわかりません。感じ方は人それぞれなのでせう。ヘブライ語については、案外日本人のほうがその魅力に近づきやすいのかもしれません。ヘブライ語と日本語の類縁を主張する人もゐるくらゐですから。眉唾ではありますが。

>ニーチェの文の「Feinheit」は、やはりこれまでの日本語訳では柔らかすぎると思います。

「奥ゆかしい」が最高です。

お礼日時:2015/04/30 21:11

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Aベストアンサー

 そうですね、宗教学に興味があるのならばそれを含む宗教学科やもしくは哲学科など人文系に進むべきだと思います。興味のある勉強でないと、大学での勉強は続かないものです。また、せっかく高い買い物(私立文系なら卒業までに400万以上かかりますよね)をするのですから、「楽しいな」「面白いな」「もっと知りたいな」と思える分野を選択したほうが、貴重な大学生活を後々の人生にまで生かせると思います。

 ただ、ひとつ強調しておきたいのは、経済・経営系も数学を使うことは使いますが、数学漬けにされることはないです。あるいは学校によると思いますが、数学を使う経済学の講義が選択科目であり、どうしても嫌ならとらないということもできるでしょう。

 >または、国学院のように宗教学に強く、かつ経営学科を持っている  大学の経営学科を受験し、宗教関係の講義をとったほうがよいのかも、とも考えます。
 
 これもひとつ、「アリ」な考えだと思います。いいんじゃないでしょうか。でもこの場合はあくまで経営学の勉強が学びの中心になります。履修などに当たっても、まず経営学の講義が最優先となり、余った時間で少しだけ宗教学の講義をとるということになるでしょう。

 
 最後はご自分で判断していただくしかないでしょうが、私としては興味のある分野に進んでください、というのが答えです。(就職については、たとえば公務員なんかは文学部の卒業生も多数採用されていますので、人文系へ進んだからといって就職が大きく制限されるということはないです。)

 そうですね、宗教学に興味があるのならばそれを含む宗教学科やもしくは哲学科など人文系に進むべきだと思います。興味のある勉強でないと、大学での勉強は続かないものです。また、せっかく高い買い物(私立文系なら卒業までに400万以上かかりますよね)をするのですから、「楽しいな」「面白いな」「もっと知りたいな」と思える分野を選択したほうが、貴重な大学生活を後々の人生にまで生かせると思います。

 ただ、ひとつ強調しておきたいのは、経済・経営系も数学を使うことは使いますが、数学漬けにされ...続きを読む

Q盆と彼岸と土用って。。。

全く初歩的で無知な質問なのですが、辞書を見ても良く分からなかったので
教えて下さい。
お盆と彼岸と土用の関係ってどうなっているのでしょうか?
なんだか同時期に重なっているように思えるのですが・・・
詳しく解説していただけるかた、宜しくお願いします。

Aベストアンサー

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という先祖の霊をまつる仏教行事から由来しています。時期は、陰暦7月15日の前後数日を指します。陰暦と現在の暦は約1カ月のズレがあるので、8月15日頃が「お盆」とよばれるわけです。
ただし地域によって近年は、7月15日前後にお盆の先祖供養の行事を行うところもあります。うちは東京なのですが、先月やりました。

彼岸も仏教で「向こう岸に至る」という意味があります。世の中の煩わしさや悩みをはらい捨てた世界、あるいはその心の状態を指します。時期は、春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)とする前後約3日間です。なお春分は3月21日頃、秋分は9月23日頃で、年によって変わります。

土用は仏教とは関係がありません。本来は、立夏・立秋・立冬・立春の前の18日間を指す言葉でした。これが近年では、とくに立秋の前の夏の土用だけを言うようになったものです。立秋は8月8日頃ですが、これも年によって1日ずれることがあります。そこから計算すると、7月20日頃に土用入りすることになります。

ですから、今の一般的な感覚でざっくり分けると
春の彼岸:3月下旬→(夏の)土用:7下旬~8月上旬→お盆:8月中旬→秋の彼岸:9月下旬
となります。

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という先祖の霊をまつる仏教行事から由来しています。時期は、陰暦7月15日の前後数日を指します。陰暦と現在の暦は約1カ月のズレがあるので、8月15日頃が「お盆」とよばれるわけです。
ただし地域によって近年は、7月15日前後にお盆の先祖供養の行事を行うところもあります。うちは東京なのですが、先月やりました。

彼岸も仏教で「向こう岸に至る」という意味があります。世の中の煩わしさや悩みをはらい捨てた世界、あるいはその心の状態を指します。時期は、春分・秋分の...続きを読む

Q【悟り・その1】「もう日本は終わりだ」は、「自分がもう終わりだ」っていう意味だと気付いた。 もう自分

【悟り・その1】「もう日本は終わりだ」は、「自分がもう終わりだ」っていう意味だと気付いた。

もう自分は終わりだと悟ったとき、日本は終わらないと気付いた。

日本が終わる前に自分は死んでいる。

日本はもう終わりだと悲観することすなわち自分がもう終わりだと自分自身のことを指しているのだと気が付いてから日本の政治等、日本を非難している人を見ると自分で生きられる人は政治など国が崩壊しようが生きられるので批判していない。

批判しているのは自分が弱者で将来は国に助けて貰うのを前提に生きているから国を政治を批判するのだと気付いて国や政治を非難している人を見ると自分自身のことを非難しているように見えるようになった。

国や政治、政府を非難している人を見ると自分が悟る前の前段階の山を登っている子供のように見えて微笑ましく見えるようになった。

Aベストアンサー

日本を非難している人を見ると自分で生きられる人は政治など
国が崩壊しようが生きられるので批判していない。

批判しているのは自分が弱者で将来は国に助けて貰うのを前提に生きているから国を政治を批判するのだと気付いて国や政治を非難している人を見ると自分自身のことを非難しているように見えるようになった。
   ↑
ここがポイントですかね。

国家を超越してしまえば、国家を批判したり擁護
することも無くなるかも知れませんね。

国家がどうなろうと、俺は生きていける。

地球がどうなろうと、俺は生きていける、
となったら、環境問題など批判しなくなるかも
しれません。

Qお盆がある8月とお彼岸は避けるべき?

9月頭に新築が完成することになりました。

そこで登記、引渡し、引越しの日についてお盆がある8月中とお彼岸の期間は避けるべきだと母から言われました。

そこを省くと都合のいい日がなく、登記は完成より前もってしなくてはいけないため8月になりそうです。(ローンの関係で)

やはり、8月中とお彼岸は避けたほうがいいのでしょうか?

よろしく御願いします。

Aベストアンサー

色々と昔の人は言いますね。何かあれば あれをしていないからとか、、、、、、もし済ましていれば 済ましているからこの程度で済んだんだとか、、、、、
七五三や厄払いなど、、、、、言われを良く調べると昔であったから神頼みなんですね。先祖を敬う気持も大切ですが昔からの言われなど現在にそのまま当てはめるのは無理がありますよね。神社や寺などは過去の名のある人の墓ですよね。気持ちをしっかりと持ち変に考える事無く前向きに考える事が一番の早道ですよね。
悪い事ではないですが気にし過ぎるのは良くないですね。
昔の言い分を全て実行するのは可能でしょうか?地域で違い、各家庭でも若干の違いがありますよね。気にし過ぎの様に思いますね。

Q【「人間は愚かだ」と言っている人】 人間は愚かだ。 人間は愚かだ。 と言い続けながら死んでいくのでし

【「人間は愚かだ」と言っている人】


人間は愚かだ。

人間は愚かだ。

と言い続けながら死んでいくのでしょうか?

人間は愚かだと言って何か得た事はあったのでしょうか?

Aベストアンサー

死んでみて、自分こそがその愚かな人間の筆頭格であったと分かるのです。

Q葉の煎茶をお水で飲む方法はないでしょうか。お彼岸やお盆でお茶を何袋も頂

葉の煎茶をお水で飲む方法はないでしょうか。お彼岸やお盆でお茶を何袋も頂くのですが
1年中麦茶で冷たいものしか飲みません。お客さんが来る時に開封するのですが、めったにこないので何ヶ月もほったらかしで勿体ないです。消臭やお風呂、料理とネットでありますが、やっぱり
飲むことで消費したいのですが、お湯で入れたお茶を冷やして飲むと渋みが残るので
おいしくありません。
どなたか冷たくしたお茶をおいしく飲む方法をご存知でしたら教えてください。

Aベストアンサー

お茶の仕事をしています。

お茶は水でも淹れる事ができます。
一般には上級茶と言われますが、番茶もうま味を引き出せますよ。
(以前小学生にレクチャーした際に、小学生が番茶を上級茶の淹れ方で淹れてしまいましたが
しっかり旨みがでていました・笑)

湯で淹れる場合
熱い湯を使うと苦み成分・カテキンが多く出ます。
湯を十分冷まして淹れると旨み成分テアニンがはっきり感じられます。

そこで水で十分時間をかけて淹れると苦みは抑えられ、旨みのあるお茶になります。
(水は水道水なら一度沸騰させて冷ましたもの、買う水なら軟水を使用してください)
急須での淹れ方はもちろんですが、冷水ポットでも作れます。

ポットに水を3分の1ほど入れて、お茶の葉(そのままもしくは「だしパック」に入れて)をいれ
少し揺すってしとらせてから水を足し冷蔵庫で保管します。
水1Lに対して茶葉10gが目安です。
2時間程度(薄味が好みなら)から12時間程度(本格的茶の味)で味をみて茶葉を取り出します。

そうそう、だしパックは大きめのものがお勧めです。(お茶用だと小さい)
大きいからと折りたたまずに広げて入れましょう。
冷水ポットは首にくびれ・仕切りのないものを使ってください。

基本1日程度で飲みきるようにしましょう。(経験では2日目が限度)
茶葉は必ず引き出してください。(茶葉内のたんぱく質の変質が懸念されるため)

私は夕方お湯を沸かして
寝る前に作って、朝茶葉を取り出していました。

味も自分の好みに調整できますし、価格も冷茶のペットボトルより廉価ですので
お勧めですよ。
特に夏場はお茶のミネラルが採れるのでお勧めの飲料です。

お茶の仕事をしています。

お茶は水でも淹れる事ができます。
一般には上級茶と言われますが、番茶もうま味を引き出せますよ。
(以前小学生にレクチャーした際に、小学生が番茶を上級茶の淹れ方で淹れてしまいましたが
しっかり旨みがでていました・笑)

湯で淹れる場合
熱い湯を使うと苦み成分・カテキンが多く出ます。
湯を十分冷まして淹れると旨み成分テアニンがはっきり感じられます。

そこで水で十分時間をかけて淹れると苦みは抑えられ、旨みのあるお茶になります。
(水は水道水なら一度沸騰させて冷...続きを読む

Q哲学を専門に学んだことがある人お願いします

 現在、心理学科に所属しているのですが、ギリシャ思想、ギリシャ神話、インド思想、キリスト教、イスラム教などを勉強しています。
 これは、大学の授業でやっているのではなく、高校の時から興味があったので独学で勉強しています(だったら、最初から哲学科にでも行けばよかったではないかという話だが…)。
 もともと、心理学を専攻したのは神経・生理学や知覚・認知心理学の類を学びたかったという理由なのですが、最近は心理学の先はもう長くないと思い(ここで理由は述べませんが)、哲学や宗教学の勉強をしばらくしています。そこで、卒論を書く場合にこういった分野の学問を心理学と結び付けることはできないかと考えています(ちなみに、今は大学3年で神経・生理学や知覚・認知心理学の分野を取り扱った卒論は一応書き終えています)。
 もし、哲学を専門に学んだことがある人がいたらその辺の意見を聞かせてほしいと思います。よろしくお願いします。

Aベストアンサー

 学生時代に宗教学を専攻していました。ご質問の内容からはいろいろと触発されて考えることがあるのですが、ぱっと思い浮かんだのは以下の2方向です。

 例えば仏教はその初期から後期密教に至るまで、常に「人の心の有様」を分析・理解することに腐心してきました。その内実は無数の学派に分かれていますが、唯識とか有部とかモチーフを絞って、仏教学的なそれではなく心理学的なアプローチ(具体的にどのような形態があり得るかは咄嗟には思いつきませんが……)でその理論的意義や限界を究明する方向の攻め方があり得ます。

 もうひとつは実践方向。宗教教典には必ず何らかの「回心」が描かれます。それは、その宗教への入信のきっかけとなるエピソードである場合もあれば、人間が普遍的に経験しうる苦しみの解決のエピソードの場合もあるでしょう。例えば幼い我が子を失った母親の苦しみが、教祖のどのような言動によってどのような変化が導かれ、どのような過程を経て癒されるのか。古代の臨床心理事例として教典(経典)を読んで見ると、いろいろアイディアが浮かぶかも。

 私は現在は学問と直接的な縁のない職についていますが、心理学系では認知心理学にいささか興味を持って読書をしています。rankleさんの問題意識は非常に良い研究に開花する可能性があると思います。頑張って下さい。

 学生時代に宗教学を専攻していました。ご質問の内容からはいろいろと触発されて考えることがあるのですが、ぱっと思い浮かんだのは以下の2方向です。

 例えば仏教はその初期から後期密教に至るまで、常に「人の心の有様」を分析・理解することに腐心してきました。その内実は無数の学派に分かれていますが、唯識とか有部とかモチーフを絞って、仏教学的なそれではなく心理学的なアプローチ(具体的にどのような形態があり得るかは咄嗟には思いつきませんが……)でその理論的意義や限界を究明する方向の攻め...続きを読む


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