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下記の質問を読んで思い出した質問です。
【覆水盆に返らず】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8985654

 コメントを入れようとしたのですが、質問者のplapotiさんが締め切るのがあまりにも早くて……。
「覆水は定めて収め難し」(覆水盆に返らず)の原典は『拾遺記』でしょうね。
 ちなみにネットでその説が優勢なこと自体は根拠にはなりません。誰かが流したもっともらしデマが広まったなんてこともあります。『十八史略』あたりを典拠扱いしている例も見ます。
 ただ、No.1の回答者がひいた下記は信用できそうです。
http://gogen-allguide.com/hu/fukusui.html
 ネット情報源のなかで数少ない信頼できるもの、だと思います。『拾遺記』と明記していますから、そうなのでしょう。ちなみに、手元にある『成語林』(旺文社)の記述も同様です。
 問題は、「覆水盆に返らず」の同義とされる
It is no use crying over spilt milk.
 の話です。一般にそう言われていて、『成語林』もそう書いていますが、ちょっと疑問です。

 数年前、サッカーの元日本代表監督だったかたのコメントとして「『こぼれたミルクは戻らない』ということわざがある」というネットニュースを目にし、強い異和感を覚えました。
 これは英語のことわざと「覆水盆に返らず」をミックスしたような妙な言葉です。しかも「器に」がないと、何がなんだか……。「覆水返らず」では意味がわかりません。
 そのときに思ったのは、「It is no use crying over spilt milk.」と「覆水盆に返らず」の意味は同じなのだろうか……ということです。
「覆水盆に返らず」と似た言葉はほかにもあります。「後悔先に立たず」あたりが有名でしょうか。
「It is no use crying over spilt milk.」もそういう意味にとれますが、もう少し前向きな気がします。
「……だからクヨクヨしないでさ」
 というニュアンスが強いような。
 その意味では「死んだ子の年を数える」が近いのかもしれません。下記にあるとおり、「いつまでも死んだ子の年を数えるようなことを言っていても、何も前進はないよ」と前向きな使い方が多いような。
http://kotowaza-allguide.com/si/shindakonotoshi. …

 一方「覆水盆に返らず」は、もともとの意味が「いまさら何を言ってんだ(取り返しがつかないんだよ)」ですから、前向きなニュアンスが感じられません。
 ……そんなことを考えたのですが、やや強引でしょうか。

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A 回答 (2件)

このところ仕事が忙しくて、質問しても、いただいた回答にコメントがつけられない状態になりさうなときは、早めに締めきつてゐます。



日本語と英語のふたつの諺は、同じものだと鵜呑みにしてをりました。1311tobiさんの御指摘はさすがに鋭いものです。確かに

It is no use crying over spilt milk.

は、泣くな、といふ趣旨です。ミルクの状態をどうにかするのではなく、人間の気持ちのほうに主体があります。だから戻すべき「器」が登場しないのですね。もつとも、これは文字どほりの解釈です。実際に英語を母語とする人の感覚まではわかりません。対して、

覆水盆に返らず

では、「水」と「盆」の関係がどうにもならない、といふ物体の状態に重点が置かれてゐます。もともとは夫婦関係のたとへのやうですけれど。故事のなかでも、もうだめなんだ、といふ意味で使用されてゐるやうです。質問文の趣旨には納得いたしました。

出典につきましては、諸橋轍次『中国古典名言事典』(講談社学術文庫)で『鶡冠子』となつてゐて、ずつとそれが頭にありましたので、今回ネットで検索して『拾遺記』が多くみられることに驚きました。資料がないので、判断できず、質問した次第です。『鶡冠子』には偽書の疑ひもあるやうです。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
 途中まで書いたコメントの行き場がなくなったので、グチってみました。(←オイ!)
 教えて! gooには指名質問がないのですが……つながってよかった。

『鶡冠子』と『拾遺記』の両方が出てくるのは、下記ですかね。
【覆水盆に返らずに関する出典・逸話・訳・書き下し文】
http://www.kokin.rr-livelife.net/koto/koto_hu/ko …
 この〈(拾遺記、鶡冠子注)〉の意味がわかりません。
 相当調べているようですが、なぜか〈※漢書及び拾遺記にある「覆水盆に返らず」の該当部分を知っている人がいらっしゃれば教えて頂けるとありがたい。〉とのこと。
 割と簡単に手に入ると思うですが……。
【漢文「拾遺記」の(太公初娶馬氏。~覆水定難収。)の部分の書き下し文を教えて下さい】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
 手元の『成語林』にある原文もほぼ同様です。

『鶡冠子』のことは何がなんだか。
http://www.google.co.jp/search?q=%E9%B6%A1%E5%86 …

〈諸橋轍次『中国古典名言事典』(講談社学術文庫)で『鶡冠子』となつてゐて〉だと、おいそれと妙なインネンもつけられず……(泣)。


 ちなみにサッカーの元日本代表監督のニュースは下記です。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1364. …

お礼日時:2015/05/24 17:46

回答番号1のplapotiです。



>途中まで書いたコメントの行き場がなくなった

それは、申し訳ございませんでした。私もときどきあります。先日も「Purshottam」といふただそれだけの質問文があり、回答も1件ついてゐました。『マハーバーラタ』を引用して、かなり長文の回答を作成したのですが、投稿時には質問が削除されてゐました。通報好きな人は、単に知識がないだけなのだと思ひます。通報者のIDと通報文は公開してもらひたいものです。

>【覆水盆に返らずに関する出典・逸話・訳・書き下し文】

御指摘のサイトは、私が見たなかで『鶡冠子』が出てくる唯一の記述でした。よく調べてあるものです。感心しました。『鶡冠子』については、さつぱり判りません。

>諸橋轍次『中国古典名言事典』(講談社学術文庫)で『鶡冠子』となつてゐて

同じく諸橋轍次の『大漢和辞典』の用例には載つてゐませんので、どこまで信用できるかは疑問です。そこでは『後漢書』『故事成語考』『通俗編』が挙げられてゐました。

このたびの話もブログにあつたのですね。『こぼれたミルクは戻らない』は確かに混用です。ありがちなことかもしれません。
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この回答へのお礼

返信するのをすっかり忘れて幾星霜。
 失礼しました。

>このたびの話もブログにあつたのですね。『こぼれたミルクは戻らない』は確かに混用です。ありがちなことかもしれません。
「混用」だと思うのですが、ネット検索すると山のように。
 これだからネット検索の結果は信用できない(笑)。 

【こぼれたミルクは戻らない】の検索結果
約 35,000 件
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%93%E3%81 …

【こぼれたミルクは戻らない -覆水】の検索結果
約 51,700 件 ※なぜ増える?
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%93%E3%81 …

お礼日時:2015/05/30 22:00

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Q覆水盆に返らず

「覆水は定めて収め難し」といふらしいのですが、最古の出典は何ですか。
『鶡冠子』『拾遺記』のふたつがあるやうですが、未見です。

Aベストアンサー

最古の出典は、「昔昔、古い豚(最古の豚)がいたが、体が重くなりすぎて(腹水が溜まって)動くことができず、盆に帰れなかった」、という乞食による・・・
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8985558.html
のではなく、

以下の中国の故事記によるのだそうです
http://gogen-allguide.com/hu/fukusui.html
(ありきたりの引用ですみません)


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