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大学受験生です。
私が使っている古文単語帳で、「けしき」の訳として「寵愛」が挙げられていました。
しかし例文は載っていませんでした。
どうもしっくりきません。
どうして「寵愛」の意味にとれるのか?さらに古典中で「寵愛」の意味で使われているものがありましたら教えてください。
お願いします。

A 回答 (4件)

>どうして「寵愛」の意味にとれるのか?・・・



・けしき の意;
a:ようす。けはい。
b:ありさま。
c:顔色。機嫌。
d:気受け。
e:思し召し。
f:わけ。仔細。
g:品(しな)を造る。
h:おぼえ。

寵愛は h: の由来からです。
古典語では「御覚え」の形で文字にすると思います。
その意味は、上の人から思われること。寵愛を受けること。

例句として、源氏物語「桐壺」を参照してください。
『亡きあとまで、人の胸あくまじかりける、人の御おぼえかな』
意訳:(亡くなった後までも、人の心が晴れそうに無かった、あの人(=桐壺の更衣)のご寵愛の受けようだこと)

現代風で「思し召しより米の飯」が好例です。

*「けしき」でさがすよりも「けはい」「けはひ」「けわい」「おぼえ」のほうがよろしいかも。古文単語帳が手元にないので、あしからず。
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この回答へのお礼

参考にさせていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/22 09:57

◆現代語では、自然の風景の意だが、古語では人のようす・表情についても使う。


・(人の)ようす。そぶり。表情。態度。
・きざし。兆候。
・機嫌。心の動き。
・意向。心に抱いている考え。
・特別な事情。わけ。
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この回答へのお礼

参考にさせていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/22 09:58

 小学館「日本国語大辞典」では、「けしき」の意味を、


  1 ものの外面
  2 外から観察できる心の内面
の二つに分け、1はさらに6項目、2は3項目に分けています。
 2は漢字で書くと「気色」で、中世以後「きしょく」と読むようになったそうです。「きしょく悪い」などという言い方のもとでしょうね。
 その、2の(3)の意味として、「特別に目をかけること、寵愛、おぼえ」があげてあります。「おぼえ」は「課長は専務のおぼえがいいから」のように使いますね。
 用例としては、落窪物語や徒然草128段「うとましく、憎くおぼしめして、日来(ひごろ)の御気色も違ひ、昇進もし給はざりけり」が挙げてあります。
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この回答へのお礼

「外(他人)から観察できる心の内面」がきっと「寵愛」に転じたのでしょうね。ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/21 14:01

けしきは「ようす、機嫌」などを表します。


寵愛という役は今まで聞いたことがありませんね。

けしき=寵愛の正誤はわかりませんが古文で寵愛関係の言葉として「ときめく」というのがあります。
ときめくは現代語で寵愛を受けるという意味です。
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この回答へのお礼

それは知っています。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/21 13:58

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