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多くのご回答を頂き、有難うございました。しかし申し訳ありませんが、例えば、力の方向について“右”とか“右側”とかの用語があり、物の移動方向から見て”右“なのか、又は地球表面上、南側から北側を見ていて”右“なのか、素人にとってドスーンと胸に落ちる解説に接しておりません。
共通して「コリオリの力」を、また加えるに「気圧の勾配」の力(tknakamuriさん)を挙げておりました。これら皆さんの解説を基に、筆者なりに次のように理解しましたが、それでよろしいでしょうかご教示下さい。
北半球では地球自転に伴う西方向へのコリオリ力が常に働いており、低緯度に比して高緯度でより大きい。一方、気圧の勾配により高気圧側から低気圧側への気流が生じる。低緯度のところで低気圧があった場合、海上で生じた水蒸気(風)は低気圧の中心側に移動・上昇する。その際、低気圧中心部の北側では、南側に対して緯度の差に基づくコリオリ力の差分が西方向へ働き、結果として上昇気流は偏向されて反時計方向の風となる。

A 回答 (5件)

コリオリの力って、なかなかイメージしにくいですよね。



 コリオリの力は、下記のWikipediaの「円板の図」が分かりやすいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA% …

 つまり、反時計回りに回っている円板(地球上の北半球に相当)で、中心から円周部に向かう場合には、周囲の停止座標から見れば「直進」する玉は、円板上の座標では回転に「置いてきぼり」になって右に曲がります。(中心部を出発する段階で、接線方向の速度成分を持たないためです)
 反対に、円周部から中心に進むときには、円周での回転速度分の接線方向のベクトル成分を持つので、内周に行くと円板の速度より先に回転しようとして右に曲がります。(内周に行くほど、玉が初速度として持っていた接線方向の速度成分が、円板の接線方向の速度よりも大きくなるからです)

 つまり「右」というのは、初速度で直進しようとする回転する円板上の直線に対して、運動するもの(上の場合は「玉」)が右にずれていく、ということです。回転する円板上の座標では、見かけ上「玉に、進行方向と直角に右方向の力が働いた」ように見え、それを「コリオリの力」と呼びます。


 低気圧の場合は、「上昇気流」が起こって、地表面では周囲の空気を中心部に引きつけている状態です。空気が周囲から低気圧の中心に向かって行くとき、北半球では、上記のように低気圧の中心から「右」にそれます。全周囲で風の向きが、低気圧の中心部の「右側」を押すことになります。丸い柱の右側を押してやれば、その柱は上から見て「反時計回り」に回転することになります。つまり、低気圧の中心部の空気は「反時計回り」に渦巻くことになります。


 南半球では、回転は時計回りですので、「左」に曲がることになるのも、同じように考えれば理解できると思います。
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この回答へのお礼

自然現象の説明もわかりやすく、結果としての「コリオリの力」の概念もよくわかりました。勉強になりました。有難うございました。

お礼日時:2015/06/17 10:45

右回り左回りは確かに理解しずらいでしょう。

理科を学ばれていると、親指を伸ばしたまま右手を握って他の指を回転方向に合わせたときに、親指の方向が回転ベクトルの方向と習ったはず(^^)右ネジの法則とか・・
 コリオリの力で説明しても良いのですが、それでは理解の役には立たないでしょう。(^^)。「物がなぜ落ちるか」「位置エネルギーがあるから」と答えるようなものです。

 夏に赤道より上の付近が強く暖められた大気が上昇しますが、それは周囲に広がってやがて下降して来ます。
 その時に、その上昇した地点での大気は慣性の法則で角運動量は残っています。
    北
    ↑
・ 暖められる地点  →の向きの角運動量を慣性の法則でもったまま
    ↓
    赤道

これが地上に降りてくると、地面に対して相対的に
    北
→   ↑        
・  暖められる地点 
←   ↓
    赤道
↑ 北側では地表を追い越す。南側では地面が早く進んでいる。

 イメージし難いですが、東西に進んで下りてくるものも、同様に
    北
 →   ↑        
↑・↓  暖められる地点 
 ←   ↓
    赤道
 となりますね。

コリオリとして現れるものは、慣性の法則そのものなのですよ。
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間違ってますね。

南風は東へ、東風は北へ、北風は西へ、西風は南へ逸れようとします。

緯度によるコリオリのカの強弱とかと考えなくても充分に渦を生み出す力が得られます。
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>物の移動方向から見て”右“なのか、又は地球表面上、


>南側から北側を見ていて”右“なのか
物の移動方向から見て右側でいいです。

>北半球では地球自転に伴う西方向へのコリオリ力が常に働いており
進行方向に対して右側にずれる性質上、南から北に向かう物は東向きに、
北から南に向かう物は西向きの力を受けます。

>海上で生じた水蒸気
低気圧の原因にはなりますが、反時計回りとは関係がありません。

>上昇気流は偏向されて反時計方向の風
上昇気流はコリオリの力を受けません。
あくまでも水平方向の気流の問題です。

>低緯度に比して高緯度でより大きい
事実ですが、反時計回りとの関係はありません。

空気はコリオリの力で回転しているのではないのです。
例えば、地球が平面であるとすれば、低気圧は時計回りと
反時計回りが50%ずつになります。ですから、コリオリの力に
関係なく渦はできるのです。地球が球形だかから、ほんのわずかに
コリオリの力がはたらき、北半球では初期の中心に向かう空気が
わずかに右にそれるので、あとからついてくる空気も全て右に
それで反時計回りの気流を生成します。
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難しい言葉を使っておられますが、ポイントになっているところが違います。


コリオリの力とは北半球では進行方向に対して右側にそれる力です。
まっすぐにボールを投げてもボールはわずかに右側にそれます。
(50~100mの距離では感じることはありませんが)

一方、低気圧とは(圧力勾配)によって空気を吸い込むものです。
中心部に向かう空気はコリオリの利からによって右向きの力を受けます。
よって、低気圧のまわでは反時計まわりの気流ができます。
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