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化学を独学中です。教科書の理論化学は一通り読んだのですが、加水分解という用語の指す意味が分かりません。新研究や辞書を見ましたが初学者には難しかったです。
塩の加水分解(弱酸の陰イオン、弱塩基の陰イオンが水のHプラスと結びつく)
という現象では加えるのはあくまでも「水」です。
しかし、有機化学の教科書には次のような例が出てきます。
①カルボン酸エステルのけんか
→カルボン酸エステルに水酸化ナトリウム水溶液を加えると、カルボン酸とアルコールに加水分解される。
けんかについては調べてみたら、加水分解と中和の2つが混ざった現象
R1COOR2+H2O→R1COOH+R2OH(加水分解)
R1COOH+Na。OH→R1COONa+H2O(中和)
∴R1COOR2+NaOH→R1COONa+R2OH(けんか)
確かに水を加えるのだということがわかりました
②クロロベンゼンの加水分解
→クロロベンゼン+NaOHaq→(加水分解)フェノール+NaCl
①②では加えるのはNaOHaqです。加水分解というのはどういう意味なのでしょうか?②でも①や塩の加水分解同様にOH-と陽イオンの反応が起こっているのでしょうか?
(初学者にわかるような解説をいただけたらと思います)
どなたかわかる方よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

②クロロベンゼンの加水分解、


早い話こいつは全く加水分解ではありません。形式は「求電子的置換反応」ですが、実際に起こっているのは「求核的置換反応」で芳香族の反応としては非常に異常です。少し加えると求核試剤のHO^-が同じ種類のCl^-を追出すのですが、芳香環は通常電子過剰でここへ求核試剤が近づくのは非常に不利、今回の場合強い電子吸引基の塩素が有るために芳香環がほぼ中性になったのでなんとか進む、程度で条件は非常にキツイ。
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