
A 回答 (4件)
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No.5
- 回答日時:
他の回答者さんの回答にあるように、前提条件として、コンデンサーに流れる「電流」を
IC(t) = I0 * sin(ωt) (1)
としているのでしょうね。
そうすれば、コンデンサーのインピーダンスは
Z = 1/jωC = -j/ωC (2)
ですから、
VC(t) = Z*I = -j(I0/ωC) * sin(ωt)
になります。
これは、複素平面上で「下向き」のベクトルですから、VC(t) の位相が「パイ/2」遅れているということです。
三角関数で書けば、
VC(t) = (I0/ωC) * sin(ωt - パイ/2) (3)
ということです。
ここで、
(I0/ωC) = V0
と書けば、
VC(t) = V0 * sin(ωt - パイ/2) (4)
となります。
さらに、交流回路における「実効値」というものもおさらいしておきましょう。
位相差を考えない
I(t) = I0 * sin(ωt)
V(t) = V0 * sin(ωt)
を考えて、電力 P(t) を
PC(t) = V(t) * I(t)
とすれば、
P(t) = I0 * V0 * sin^2(ωt)
= I0 * V0 * [1 - cos(2ωt)] / 2
1周期の平均値をとれば
Pave = I0 * V0 / 2
となります。
この平均電力に対応する電流:I、電圧:V を考えると、
Pave = I * V = I0 * V0 / 2
V = I * Z とすれば、V0 = I0 * Z でもあるので
Pave = I^2 * Z = I0^2 * Z / 2
これから、 I = I0 / √2 つまり I0 = √2 * I
同様に、 V = V0 / √2 つまり V0 = √2 * V (5)
この I 、V が「実効値」と呼ばれるものですね。
詳しくは、こんなサイトなどを参考に。
http://www.wakariyasui.sakura.ne.jp/b2/64/6433ji …
(5)を(4)に代入して
VC(t) = √2 * V * sin(ωt - パイ/2)
というのが、ご質問の式変形の出発点として設定されたわけです。
ご質問の式は、「位相」と「実効値」を考慮した式というわけです。
>なぜ教科書ではコンデンサーの交流において、v=Vsinωtと記載されてるのでしょうか?
電流なり電圧の「瞬時値」の最大値(上の説明の I0、V0 )を使うか、「実効値」(上の説明の I 、V )を使うかは、場面によって変わります。
教科書では、コンデンサーの電圧の時間変化を直接説明するので「瞬時値」を使った表記にしているのでしょう。
交流回路を取り扱うときに、いちいち三角関数で表わすのは面倒なので、直流回路と同じように「オームの法則:V=I*Z」や「P=I*V」を、三角関数を使わずにそのまま表記するときには、上記の「電力」の例で分かるとおり、「実効値」にしないとつじつまが合わなくなります。
交流回路では、「瞬時値」(ミクロな見方)と「実効値」(マクロな見方)の2通りを、きちんと理解した上で使い分けることが必要なのです。
No.4
- 回答日時:
>vc=Vsinωt ←これではなく
>vc=√2Vsin(ωt-π/2)←これになる?
もちろん不明です。この問題か関連する設問に
位相を決定する何かが示されているはずです。
#電流が基準だとか、、.
こんな断片では何もわかりません。
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