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幼少からピアノを習って数十年ひき続けていたものです。
現在は、他楽器を聴く趣味にはまっています。
ピアノは打楽器であるからか、音が地味なような気がするのです。
現在魅力を感じている楽器は、クラリネット、ジャズギター、ウッドベースです。

そこで質問なのですが、
日本では、どうしてピアノかバイオリンが人気なのでしょうか。
バイオリンは個人的には音色が好みではありません。

ギターはジャズに目覚めてから大好きになり、時には身震いするほどです。
あれほど多様な表現が可能で様々な音楽に合う弦楽器も珍しいかと。。。。。。。。
また、ベーシストの作曲が好みの場合が多く、クラリネットは音色に魅了されました。

日本の音楽教育界は、画一的な傾向があるのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (5件)

その昔、家にピアノがある、というのはステイタスでした。



戦後の復興から高度成長へと向かう時代に、収入はどんどん増え、ピアノを買えるようになりました。

そうなると、只置いておくのではなくて、当然子供に習わせよう、になったんです。
ま、子供の方も、学校で先生がオルガンやピアノを弾く姿を見て憧れた、ということもあるでしょうが。

それで、子供の特に女の子の習い事の定番になった時期がありました。

本来楽器にはそれぞれ特徴がありますから、子供の時にピアノだけではなく様々な楽器に触れる機会があれば良いのですが、学校教育の中では無理です。

学校教育以外で、ピアノ以外の楽器について知ることができ、強い関心を示した一部の子供が他の楽器を始めることになります。

バイオリンについては、子供のためにということからすれば、ピアノを買うよりバイオリンの方が安いですから。
ピアノと同じ、クラシックで室内、ならいいか、と。

クラシックというと高尚なイメージがありますから、ステイタスを満たす条件としては十分なのだと思います。

音大受験では、たとえ声楽であってもピアノの実技はありますし、音楽教師もピアノが大部分ですから、どうしてもピアノ中心になるのでしょうね。
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この回答へのお礼

>音大受験では、たとえ声楽であってもピアノの実技はありますし、音楽教師もピアノが大部分ですから、どうしてもピアノ中心になるのでしょうね。

ピアノはリズム、メロディー、ハーモニーを満たす完全楽器であるといわれているし、読譜の基礎を身につける意味で習う人が多いと聞いたことはあります。
ステイタスという部分は、なんだか隔世の感があります。

お礼日時:2015/06/26 20:29

ピアノって結構つらい楽器だと思いますね。

もし私が親だったら子供に習わせようとは思いません。なぜなら、練習に非常に時間が取られるし、次から次へと難しくなっていって終わりがありません、プロでもそうでしょう。
ピアニストが書いたエッセイを読むと、人格的にも不適合な人が形成されるようなことを中村紘子さんも書いておられました。

なぜ、幼少から習わせる親が多いのか?ピアノに限らずおけいこ事をやらせる親は多いですが、やはり自分の分身として自分の出来なかったことを子供に再現してもらいたい。それが、親のカタルシスにもつながりますね。同世代のママ友に優越感を持ちたいとかもあるでしょう。子供は判断能力がありませんから、良いかどうかもわからずコントロールされてしまう。現状のプロピアニストをみても、日本人はほんの一握りいれば十分だと思います。私が生演奏を聴いて凄いなと思ったのはイリーナ・メジューエワさんです。CDも数多く持っていますが、彼女はコンサートでは演奏者が主役ではなく、曲が主役で演奏者は黒子に過ぎないと言っています。

私の理想としては小さいころにピアノを習っていたとしても、中学生くらいにギターに目覚めて、バンドをやるのが理想です。ギター奏者はモードやスケールを身につけなけらばならないので、この時点ですでにクラシックピアノをやっている人とは、音楽的志向がワイドになり、狭い価値観から解放されると思います。

日本の音楽教育が画一的というのは、一般的な日本人の思考によるのではないでしょうか。他人がやっていることに影響されると言いますか。自分が無いということでもあると思います。なのでプロであってもいなくてもいいというか。

楽器は自己表現の手段なので、どういう楽器を選んでもいいと思いますが、楽器自体を目的化するのは避けたいところです。
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この回答へのお礼

>他人がやっていることに影響されると言いますか。自分が無いということでもあると思います。
親が体験を元に、周囲に影響されて決めているのでしょうかね?

>彼女はコンサートでは演奏者が主役ではなく、曲が主役で演奏者は黒子に過ぎないと言っています
曲が主役と言い切るところに謙虚さと時代性も含めた作品への追求心を感じます。

ギターは未経験なのですが、憧れの楽器です。

お礼日時:2015/06/26 22:02

日本の楽器の習い事でなぜピアノとヴァイオリンが人気なのか。

これは日本に限ったことではないと思います。
まず、ピアノとヴァイオリンは動作が複雑で、幼少の頃から始めないとある一定のレベルに達するのが困難になることが挙げられます。この二つの楽器に限って、子供のための曲が昔からよく整備されています。特にクラシックの時代区分で言う近代の初期に、多くの作曲家が子供のための曲を書きました。ヨーロッパでも古い時代から幼少期から訓練の必要な楽器とされており、今でも日本に限らず二つの楽器は他の楽器に比べて幼少期から多く学ばれます。

それに、またクラシック目線ですが、ジャズを初めとした現在身近な音楽は生まれてまだ100年くらいか、それ以下です。音楽教育と言う面で、整備が追いついていないのではないのでしょうか。

様々な側面があると思います。参考までに。
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この回答へのお礼

ピアノは打楽器で子どもも簡単に音が出るから簡単なのでは?バイオリンは音を出すのが難しいと聞いています。
ある一定のレベルに達するのは、ピアノは両手だから時間はかかるのかもしれませんね。
管楽器は10歳前後から始める人が多いような感じ。ピアノとバイオリンが特に複雑とは考えにくいです。

子どものための曲が多いんですか。音楽教育の面からのご回答、ありがとうございました。

教師がピアノとバイオリン位しかいないというのはあるんでしょうか?

お礼日時:2015/06/27 08:36

多くのヨーロッパ人は、よほどクラシックに関心がある人(これはマイノリティです)だったり、楽器を演奏することに関心がある人でもないと、ピアノやバイオリン(もしくは楽器全般)を学んだりはしないと思います。


ちなみに、ヨーロッパでもピアノとバイオリンを学ぶのが教育の主流なんて大嘘。いつの時代の話を今に持ってきてるんでしょう。(「フランスで最もポピュラーなお稽古事は、女の子でバレエ、男の子で柔道というのは聞きましたが。)
ヨーロッパでもバイオリンが弾ける人なんてそうそういませんし、鍵盤楽器(ピアノ含む)であればクラシックではなくロックやジャズから入る若者の方がはるかに多いはずです。クラシック愛好家はヨーロッパでは少なくともロックやブラックミュージックよりはるかにマイノリティです。

多くの日本人にとって、ピアノやバイオリンは「音楽」とか「音楽教育」ではなくただの「お稽古事」だからですよ。
そりゃ純粋に「音楽」として考えれば、魅力的なのは多彩な音・表現が出来てクリエイティブなギターだったりコンピュータ音楽だったりしますよ。自分もそういう意味で今やりたいと思うのはギターです。
でもギターは「子供のお稽古事」のうちには入らないんです、少なくとも日本国内では。「子供のお稽古事と言えば、ピアノやバイオリン」なんです。単にそれだけの理由です。偏った教育だと言われればそうなのかもしれません。
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この回答へのお礼

>多くの日本人にとって、ピアノやバイオリンは「音楽」とか「音楽教育」ではなくただの「お稽古事」だからですよ。
いやあ、面白いご意見ですね。気づきませんでした。
説得力のあるご回答ありがとうございました。

お礼日時:2015/06/28 17:17

補足させて下さい。


まず訂正したいのはピアノは打楽器ではありません。打弦楽器であり鍵盤楽器です。打楽器とは音を出す動作的に決定的に違います。それに音を出すのが簡単と仰いますが、、ただ音を出すだけなら動物でも出来るでしょうが、複雑な動きをしながら音色・音量・音質をコントロールするのは至難の技です。

そしてなぜ複雑なのか。二つの楽器はクラシック音楽の独奏と言うジャンルにおいて中心的な存在でした。他の楽器は合奏がメインでしょう。そのために技巧的な作品が数多く存在します。そこに至るために英才教育が必要ですし、そうなされて来た歴史があります。
また、音感の必要性です。絶対音感は幼少の頃でないと身につきません。複雑な動きが特に可能な二つの楽器ではこの能力が重要視されます。

それから、フランスのことを例に挙げておられる方がいらっしゃいますが…本当にご存知なのかどうか疑問です。フランスは日本より音楽教育は盛んですし、音楽の幼少教育もフランスが最先端です。柔道やバレエも多いでしょうが、そんなこと言い出したら日本での習い事のトップは水泳です。論点が違います。それに日本より楽器を嗜む人口は多いですよ。
ヨーロッパにおいても、確かに他のジャンルの音楽が人気ですが、子供の習い事と言う今回の議題において、他のジャンルの音楽はマイノリティな存在です。
確かに学ぶ楽器の偏りと言う点を見てみれば、日本の方が偏りがあるようです。しかしそれを補うかのように日本では部活動の吹奏楽がありますね。そこらの関係性は私には図りかねますが…

何度もすみません。
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この回答へのお礼

>ピアノは打楽器ではありません。打弦楽器であり鍵盤楽器です。打楽器とは音を出す動作的に決定的に違います。
ご教示ありがとうございます。何も知らずに弾き続けていたんですね~。
知識のある方が多いので、こちらのカテにして良かったと思います。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2015/06/28 17:22

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