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日本のGDPが世界一になったことはあるのですか?東進ハイスクール講師の安河内哲也氏の「それでいいのか?大学生!」(ナガセ)という本に、「今、日本の学生たちの学力低下という問題がしきりに指摘されている。
ある調査では日本人の大学生等の若者の英語力や科学的思考力は先進国中限りなく最下位に近いそうだ(ホント?)。
確かに少子化によって大学入試等の入学試験は驚くほど楽になっているし、今や高望みさえしなければ、なりたい人はほとんど大学生になれる。
倍率が1.X倍はザラだ(10年前の倍率2ケタ世代の受験生の皆さん、信じられますか?)。
受験競争緩和とゆとり教育、推薦入試とか・・・・・・なんだかんだで、勉強しなくても大学に入れるケースも多い。
大学入試に向けて、鬼のように勉強しなければならなかった10年前と比べて、学力が低下していても不思議ではない。
「えーっ?昔の日本人って、そんなに勉強してたの?」
と、のんきに言う大学生も多いかもしれない。
考えてみてほしい。今の日本がどうしてここまでの国力を手に入れたのかを(戦争に負けてボロボロだったはずの国がGDPなんと世界第一位だ!)。
これはひとえに高い教育水準と、国民の勤勉さのおかげだと言えないだろうか。」といった記述があります。
注目すべきところは、言うまでもなく「(戦争に負けてボロボロだったはずの国がGDPなんと世界第一位だ!)。」のところです。日本のGDPが世界一になったことはあるのですか?

A 回答 (1件)

日本がGDP世界一になったことはありません。

アメリカは化け物みたいな国でGDPもものすごくあり、人口が半分程度の日本が逆立ちしたって追いつけません。中国は10億人もいるので、いずれGDP1位になるでしょうが一人頭にしたら、アメリカは常に上位にいます。

また、
>ある調査では日本人の大学生等の若者の英語力や科学的思考力は先進国中限りなく最下位に近いそうだ

これも眉唾ですね。
たとえば数学オリンピック
http://www.imojp.org/laureler/imo/record_imo.htm …
日本の学力が落ちている、という証拠はありません。いつも上位に居ます。

また国際学力テストも現在は上位にいます。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/04/pisa-201 …
ゆとり教育の再評価もされています
http://diamond.jp/articles/-/46988

また、英語に関しても定量的な数字で見る以上に日本人の英語力はアップしているはずです。なぜなら、最近のJ-POPには英語の歌詞が散見されるからです。

20年前は英語で歌う人なんて誰もいませんでした。ボニーピンクあたりが英語で歌ってオリコンチャート上位になった最初ぐらいでしょう。後はラブサイケデリコあたりから英語の歌詞でもチャート上位に食い込むようになってきたと記憶しています。

今の20代は依然として英語が苦手な人がいるものの、全体的に英語を受け入れる雰囲気があります。こういうのは点数にはなかなか現れないものですが、明らかに日本全体が英語を受け入れる雰囲気になっていると思います。

私が学生だったころは、たしかに今の学生よりも勉強していたと思います。しかし、中身は詰込で「思考力」はあまり問われませんでした。当時は、バブルの前で大量生産大量消費の時代だったからです。

しかしバブル後は「創造力」がカギになりました。iPhoneだって「技術」だけなら日本でも十分に作れるのですが、使いやすさ・デザイン・操作性・そして技術を高度にまとめ上げるには「想像力と創造力」が問われるのです。

今の日本のデザインに元気がなく、世界で売れないのは私たちとそれより少し上の「詰め込み教育」世代が上司にいるからです。

ゆとりの人たちなら、社会の枠をある程度壊して、自由な発想をすることができるでしょう2020年ぐらいから日本の製品力も復活するのではないか、と期待しています。
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