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SEIKOのスプリングドライブって 実際どうなんですか?
やはり、機械式よりいいですか? 購入を迷っています

A 回答 (1件)

はじめまして。

拙い知見ですがよろしくお願いします。

>SEIKOのスプリングドライブって 実際どうなんですか?

★極一例で周囲で一人常用使用中の方もいますが、何も問題ないと話してます。既に1度メンテナンス出してますが精度の差は無い。

★どんな時計もですがSEIKOで補修部品、特に時間制御のかなめである部分(Quartzで機械的運動を制御する、機械式時計でいうならテンプ/脱進機周り・エスケープメント部分)の補修パーツを常に在庫してれば、他の歯車の交換と共にフォローしつつ、精度は一般機械式より向上するかもしれません(クオーツ制御であること、その改善含め)

★一方、仮に?SEIKOがGSのスプリングドライブ部分のモジュールが欠品すると、再生不能もあり得ますが、GSでも純機械式なら、元々の精度は出せなくても日常使用範囲の復帰もありえる。
(実質、職人さんがパーツ削り出す、でもハイビート程工作精度が精度が厳しいので、実質的には、他の壊れたGSの歯車やテンプ等を移植する形で、時計として”動く”機能を維持できる)

★1999年にスプリングドライブ(手巻き)が開発されて以降、自動巻き・作動時間の達成でGSとなった今。多分ですが、SEIKOも経年劣化の補充パーツ含めた検討や策は練ってると思います。
ただ、あくまでここは私的部分です。SEIKO自体スプリングドライブをやめない、新製品化を販売続ける限り、恐らく安い数万円の時計よりは保守メンテナンスに気を配っていると思います。まして”GS”。

★メンテ周期は機械式とそう変わらないと思います。但し肝心の調速機構(時間精度をつかさどる、機械式ならテンプ(ひげゼンマイ含む)+カンギ車周りのエスケープメント)が、メカニカルによる疲労や調整があるも、クオーツ精度にはとても叶わないことから、経年使用でも精度劣化の影響はメカニカルより少ない・・・と私的思います。

★SEIKOで『スプリングドライブのアフターサービスで、一番特殊な調速機構部分・すなわちクオーツ制御のブレーキ制御のパーツモジュール含め特に他社でも作れませんが継続年数で大丈夫でしょうか?』
と伺ってはと存じます。

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私が最初に出会ったのが、現行GS(GRANDSEIKO)前の創成期の手巻きモデル
SEIKO SpringDrive CAL.7R68
http://www.geocities.jp/tokeihakase/SD6.jpg

今でも手元に残してます(中古購入ですが)。

精度はカタログ通りのようです。

元々、駆動系はメカニカル、ただ、時間の制御をする部分を、従来のテンプとカンギ車の微調整(+腕時計の装着時の位置・姿勢=重力による影響がある)を、介さないクオーツ制御なので、精度は当然良いです。

ちなみにこの時計1999年製ですが、未だ、手巻きですけれど淡々と、流れるように秒針が走り、精度は常用全く問題ない(翌日秒針でみても1秒何て狂わない)。

精度気にせず継続的に良い時計、機械式の要素を含んだ時計としては秀悦と思います。
ちなみにこの初号機、何でGSが付かなかったか・・・(1999年既に現代のGSは存在)。
フル巻き上げの作動時間の問題(当時のGSのフル巻き上げの作動時間に及ばない)です。
本時計自身はデザインはちょっと飛んでますが、造り自体は緻密、文字盤の深い光沢のある黒も、後年の一般メカニカルGSに引き継がれてます。
現行GS等のスプリングドライブ・・・もちろん当時の7Rよりはるかな改良や自動巻き、さらに一部のモデルは水晶発振子の緻密な改良で、月差±15秒(クオーツの一般的レベル、平均日差±1秒)を月差10秒(日差±0.5秒)まで追い込んでます。
https://www.seiko-watch.co.jp/whatsnew/pressrele …

機械式時計も基本設計や精度の追い込み・時計師さんのご尽力で現代はハイビートもあり精度は出やすい(と言っても大変)です。

しかし、スプリングドライブには一番メカニカルで要のテンプ/カンギ車周り(エスケープメント)の機構上避けられない姿勢差(位置による重力の影響)が精度に影響でる。確かに『トゥールビヨン』と呼ばれる、重力の影響を受けにくい特殊構造の機械式時計がありますが、それは高額かつ緻密ですし、経年劣化による精度の保持も、恐らくスプリングドライブに比べればはるかに難しい(実質時計師さんの職人芸)。

仮に、SEIKOが今後もGSのスプリングドライブに関する、特に時間を制御する機構部分(Quartz部分、実際はメカの動きをブレーキするよう制御する)の部品供給が途絶えない限り、恐らくメカ&Quartzとしては最終の結末と思います。

(それでも他社ではフルメカニカルでの精度向上(例えば振動数をGS最高の10振動以上にする等)の試みはあります。しかし、この方法、歯車含む機械の設計の本質から材料、そして潤滑オイルの分野まで超高度な次元です。それで、3年6年・・・長い年月、メンテと共に同精度を保てるか・・・?耐久性との問題になる。

過去スプリングドライブとメカニカルの比較で私論ですが解説の例があります(長文ですみません)。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8733833.html

実際クロノメーター規格(GSやパテック・フィリップ等はさらに自社企画で追い込んでる)。ただ、これがいつまで通用するか・・・経年で機械品に伴う摩耗やヤレが生じる事もある。その中で、一番肝心の時間精度をつかさどる部分に、クオーツを入れた制御機構・・・がスプリングドライブの真骨頂と思います。仮にクオーツ制御部分だけでも改良、もしくは制御系の見直し、モジュールとしての次期的なアフターサービスによる交換等も含めると、本来の機械式(添付回りのエスケープメント)を交換すれば・・・とはなりずらい事もあります(技術の進歩はあります。添付の付け根につく大事なひげぜんまいと呼ぶ部品も非金属で精度も非磁性化)という機械式時計の弱点を補う開発もまたコツコツ延々と続いています。

時計は初期性能の良さで評価は大きい。でも、経年の使い込みでも問題ない、さらに精度落ちが少ない、耐久性がある・・・こうした事が本来の評価の対象です。過去のアンティークが現代のハイビートより精度的に落ちるも、大外しにも、パーツの大幅交換もない。スプリングドライブとして既に15年経過し、トラブルレビューや再設計等、多々あると思います。

私的、SEIKOがスプリングドライブの心臓部(Quartz+ブレーキ制御=調速機構)のアッセンブル含めたパーツ補給が出来れば、多分長年の使用でも十分な対応が出来ると思います。
自分の7Rですら、趣味で保存したまにしか動かしませんが、常に安定してる。Japanメイドの極みと思います(開発主査の方が亡くなられたのが残念)。

(逆に、古いムーブメントなのに日差10秒、しかも現行のハイビートではないにもかかわらず・・・そうした時計もあります。これは根本の造りが特別良いのと、時計師さんの苦労の賜物と思います)

現代設計の時計は、パーツのヤレは即交換です。調整ももちろんあるでしょうけれど・・・。
ただ、調速機構でQUARTZによる機械(ぜんまい)によるメカニカル駆動でも普及品クオーツ並みの月差を持つ、また継続させるのもまた、一般機械式より突発的な発想と機構にしても、秀悦かと存じます。

最後はご自身の判断かと思います。スプリングドライブ良いと言う私が、未だに機械式に拘るのは、限界精度はなくとも、永年確実に実用を果たす時計こそ、一番と思うからです。どんなに高精度でも、どんなにブランド・金銀宝石あろうとも、静かに普通の生活(私は1日1分狂わない手巻きなら妥協で許容)です。機械式も人間と一緒で経年劣化が必ずあり、チャンピオンデータも過去のものとなる、でも日常生活で問題ない範囲の誤差によって使用可能継続ならそれがより良いと・・・。そして、それがスプロングドライブでこれほどの精度を出し続けられるなら、純機械式を遂に超えた・・・そう思います。

メカニカル、スプリングドライブ、貴方がいつまで腕に付け続けるか・・・最後は好みと思います。裏面を見た時の添付のローテクながら緻密な動きとスプリングドライブの整然とした状態を観るとどう感じるか?最後は精度云々より、全体の形状や文字盤含めどちらが似合うか、欲しいか?になると思います。敢えて言うなら、多忙で放りっぱなしでも厳密な精度を気にしないならスプリングドライブでしょうか・・・。
(ここは、個人の時計に対する精度の許容値に関わるので敢えてこのように申しました)

最悪?縁起でもないですが、貴方が息絶え、後の継承者に渡った時、あえていうなら純機械式の方が元々の時計の販売数が多いので、厳密な精度含む再現は出来ずとも、機能する時計にはなると思います。でもSEIKOがスプリングドライブを脈脈と続けてるなら・・・こればかりは素人判断の解説は出来ません。ただ、私や他にプロ級の人は年代的に厳しい?の頃、ヤフオクやガラで、同じムーブメントや、部品取りを探し集めてます。GSに限ってそこまでは・・・と私的希望的観念も持って見てますが・・・
(GSのメンテも一般時計店ではない、メーカーでも管理されてるので)

どちらお好み・・・現行スプリングドライブは私的羨ましい限りです。

主観の長文愚答ですが、参考になれれば幸いです。
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