なぜHIVって治療ができないのですか？

どこからそしてどのように発生したのでしょうか？
最初の一人がわかっていれば血清みたいなものは作れたのでしょうか？

No.2 回答者： RayMax 回答日時： 2015/08/15 17:36

こんにちは！

HIVは、サル科の動物が持つウイルスが、どのような経緯かは定かではないですが、人間に移り、人間の細胞の中で特殊変異したウイルスとなります。
最初の発見、認定という意味では1981年のロサンゼルスの男性らしいのですが、あくまで発見ということなので、その前からいたのかもしれません。

次にどうして、治療ができないのかということになりますが、そもそも薬というものは、ウイルスを殺すものではなく、ウイルスを殺す細胞の手助けをするものです。
ですが、HIVは、その殺す細胞である免役細胞を殺すウイルスとなりますので、薬を作ることができないのが、現在の状況となります。
では、殺すことができる薬と言うことになりますが、HIVウイルスは常に免役細胞にくっついているため、HIV細胞を殺すとなると、免役細胞や他の細胞も傷つけてしまう恐れがあるため、作ることが難しいといわれています。

しかしながら、現在も特効薬の研究が行われているため、もしかすると近い将来特効薬ができるかもしれませんね！

No.1 回答者： USB99 回答日時： 2015/08/15 07:59

＞血清みたいなものは作れたのでしょうか？

血清を作ってそれを投与すれば．．．という考えが有効なのは、人間の体が感染防止や発症防止に有効な抗体をつくることができる場合だけです。HIVやHCVはRNAウイルスで、人間の体は感染防止や発症防止に有効な抗体は作れないのです。役立たない抗体しか作れません。それゆえワクチンもありません。
RNAウイルスは、ころころ形を変えられるので抗体がうまく作用しません。