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「定常状態ピーク」と「定常状態トラフ」の意味を教授願えませんか?
解説されているサイトのアドレスを教えて頂くだけでもありがたいです。
可能なら、このようなベーシックな化学の知識が身に着く本または教科書を紹介して頂ければありがたいです。なお私は文系出身でほとんど科学の知識がありません。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

化学というより、医学・薬学に関する用語です。



薬物を投与すると、血液中の薬物濃度は一気に上がります。
しかし、時間が経つにつれて体内で分解されたり、尿として排出されたりして
時刻tに対する濃度は指数関数 exp(-t) のグラフのような形で減衰していきます。

この薬物を『一定時間おきに』繰り返して投与すると、減衰しきる前に
次の投与によって血中濃度が上がるので、血中濃度は繰り返し投与する度に
上がっていきます。しかし、繰り返し投与するうちに
『何度投与してもこれ以上は上がらない濃度(最高値)』と
『何度も投与するから、これ以上下がる前に次の投与の時間になる濃度(最低値)』
が現れます。(大雑把ではありますが図を添付します)

この『何度投与してもこれ以上は上がらない濃度(最高値)』を定常ピーク濃度
『何度も投与するから、これ以上下がる前に次の投与の時間になる濃度(最低値)』
を定常トラフ濃度と呼びます。

濃度が高すぎると副作用が起こる場合には
定常ピーク濃度が副作用濃度以下になるように、
濃度が低すぎると十分な効果が出ない場合には
定常トラフ濃度が薬効濃度以上を維持できるように、
というように調整して投与する、といった使われかたをするようです。

以下に参考リンク
http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%8 …


なお、『ベーシックな化学の知識』といわれましても、
『どういう分野を』『どのレベルから』身につけたいかで読むべき本は変わってきます。

本当に高校の最初からというレベルであれば、
高校生向けの化学の資料集から入るのが一番とっつきやすいのではないでしょうか。
最近の資料集はフルカラーで見やすいのでお勧めです。教科書は補助的に読む形でいいでしょう。

高校レベルの化学知識が身についたならば、大学の教科書に手を出すのもいいでしょう。
ただ、大学生向けの教科書は分野ごとに『物理化学』『有機化学』『無機化学』のように
別々の教科書になっているため、これで全分野満遍なく学習できる、というような
教科書はないと思った方がいいでしょう。

どちらにしても大型の書店で手に入るはずですので、
内容を確認してから購入されるのがいいのではないでしょうか?
また、身につけたい知識が薬学や医学の知識ならば、
薬学や医学のカテゴリーで質問されるのがよいでしょう。
「「定常状態ピーク」と「定常状態トラフ」」の回答画像1
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この回答へのお礼

たいへん丁寧なご説明ありがとうございます。よく理解できました。またお助け下さいませ。本当にありがとうございました。

お礼日時:2015/09/06 14:23

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