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漫才コンビ、ピースの又吉直樹が「火花」で芥川賞を受賞したことが大きく
反響を呼び、「火花」は増刷につぐ増刷のようです。

今週、「火花」を読みました。

それなりに面白いと思いました。ああいう作品を書ける又吉直樹は、稀有な
才能の持ち主なのだろうと思います。

ただ、小説を読みまくっている訳ではない私ですが、素朴な疑問があります。

選考委員の方々は何を基準に受賞作を選ぶのでしょう。

芥川賞は「純文学の新人に与えられる文学賞」とwikipediaに書いてあります。

いろいろな作品を読んで、比較している訳でも何でもないので、私には
分析のしようがないのですが、選考委員の方々は、昔から、そして常日頃から
いろいろな小説を読んでこられている方々だと思います。

「火花」のどういうところが受賞作品に相応しいのか。

小説を書けるくらいの才能のある方なら、「火花」にある描写やストーリー
の展開は、同レベルのものは十分に書けるのではないかと、素人の素朴な疑問です。

「火花」のどこが特別に素晴らしいのか、どなたかご教示いただければ
幸甚です。

A 回答 (5件)

芥川賞は友達だった菊池寛が芥川の業績を称えるために創設したもので、その時代の文豪が選考委員を務める威厳ある賞ですが、現在は実質、大衆を本へ注目させる為の存在になってます。


好きやら嫌いやら、こうやって賛否両論を巻き起こすこと自体がこの賞の意義なんです。
皆マンガやらゲームやらスマホアプリにはまるのもいいけど、たまには本を読みましょうよ、ってね。
私はちゃんとした純文学だと思いますよ。ああ、本好きな人が書いたんやなぁって感じで。ただ、言い回しは結構あちこちから拝借してる感じでしたので、あと2,3作書けば彼独自の言い回しとして馴染むんじゃないかなぁと思います。

あと火花が芥川賞を獲ったことで、しょうもない芸能人の小説もどきを駆逐したことは素晴らしいと思います。
芥川賞のレベルがどんなものかという基準になった。印税狙いの芸能人も今回のでかなりハードルが上がったので、気楽に出版はできないんじゃないですか?料理本とかエッセイとかに逃げそう。
これで俺も私も小説書いてみよう、と思うフォロワーが大量に出てくれば最高じゃないですか。皆で自作本書いて、
日本人の文章力の底上げですよ。今無名の才能持ちはいっぱいいるだろうから、数打ちゃきっと名作も出てくるでしょう。
今回はそんなきっかけになったと思いますし、又吉氏本人も会見で述べてますね。
火花だけで読書終わるなと、頑張っていろんな作家の本を100冊読んでくれと。そこから読書辞めるか続けるか選んだらいい。

こっからはボヤキです、今はタブレットやスマホが普及し、電子辞書やらと新技術投下してますが、なんだかんだ読書、特に紙媒体での読書が脳の活性化に効きます。これはどこぞの学者が指摘してましたが、実体験的にもそう思います。
デジタルで読むと頭に入らないみたいですよ。デジタルの場合は音読するか、補完的に朗読音声を使って目と耳を使ってとんとん。
あと内容的にも、歴史的な古典や、文豪レベルのちゃんとした本じゃないといけません。ラノベはあくまで息抜き。
現代の若者はゆとりと揶揄されたり、そうやって罵る世代や、その上の若者の手本となるべき老人でも、真の意味を考えずに言葉の表面だけですぐキレたりするクレーマー、揚げ足取りが生きがいになってるような頭悪いのが増えてますが、これはひとえに教養不足、すなわち読書不足から来るものと思います。戦後から各種エンタメが充実しちゃった結果、読書人口が減ってるんじゃないでしょうか?しかしどれだけ充実しても、活字を読まないと知識は蓄積されません。
本読んでない人は100年前、それどころか紀元前のちゃんと本読んでた人よりインテリジェンスが劣ってるんです。
私は先人に負けないように読書を続けていこうと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

読書量、知識量が多いことは素晴らしいことだと思います。

ただ、そこから知恵や判断力が比例して伸びる人と、必ずしも
そうではない人との違いをどう考えるかが大きな課題とも思います。

お礼日時:2015/09/21 09:18

芥川賞は話題性も重視します。

「女性ダブル受賞」「芸人初受賞」にも宣伝効果があり、出版界に貢献すると思います。又吉さんファンは、ふだんあまり本を手に取らない人でも読むでしょう。

しかし「芥川賞」の名に恥じるような選考はできませんから、何か「特別」はあるのです。それは読んだ人が感じることで、他人が教えられることではありません。私は又吉さんが尊敬する「太宰治」を愛読していますので、「火花」の良さはわかるつもりでいますよ(^^)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>私は又吉さんが尊敬する「太宰治」を愛読していますので、「火花」の良さはわかるつもりでいますよ(^^)

この辺がよくわかりにくいですね

小説を数多く読む人でないと、それも太宰治のような小説でないと
又吉さんの小説の「特別な素晴らしさ」は分かりにくいのかもしれませんね。

お礼日時:2015/09/21 09:21

>選考委員の方々は何を基準に受賞作を選ぶのでしょう。



自社で発行された物、自社の著作物で発表された物の中から選びます
他社の著作は、どんなに売れていようが選考外です

あとは、その時の選考委員の気分です
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/09/17 12:57

文芸春秋九月号に芥川賞選考経過選評が載ってます。

受賞作以外の最終候補作四作の中の島本理生さんの<夏の裁断>彼女は10年前から候補作なってるけど今回も駄目だったんですね。その方のを読んでみたくなりました。村上 龍先生は支持してましたけど。私の<火花>の感想は破天荒な生き方の神谷と冷静な僕のやり取りだけなんですけど。最低限の生活のなかで落日を背にしながらも希望も持ってる、そこに哀愁と切なさ感じさせるけど暗さがないんですね。そこらに引き込まれていくんですね読んでて。ストーリーを期待してた読者には物足りないかもしれませんが。人の心理描写内面がテーマですから。こう言っては悪いけど普段本を読まない人が芸人が書いた本だと興味本位で読んでも面白くないと言うでしょうね。韓流ドラマのようなストーリー物じゃないからね
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/09/17 12:57

私は半分読んでアホらしくなりました。


 お笑い芸人を目指す若者の、日常が書いてあるように思いますが。ネタ作りの苦労も、練習の苦労も、金が無い苦労も書いてありません。正直下らない本だと思いました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/09/17 12:55

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