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江戸川乱歩さんの「押絵と旅する男」を読んでいる外国人です。

作品の中で次のような部分があります。

"その頃の浅草公園といえば、名物がまず蜘蛛男の見世物、娘剣舞に、玉乗り、源水のコマ廻しに、のぞきからくりなどで、せいぜい変ったところが、お富士さまの作りものに、メーズといって、八陣隠れ杉の見世物ぐらいでございましたからね。"

ネットで検索してみましたが'お富士さまの作りもの'は説明を見つけることができませんでした。

どなたかわかる方、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

これは、浅草の六区に一時期あった、はりぼての富士山の事です。


引用文献より
「2)富士山の見せ物
 浅草寺五重塔は明治初年、修理の資金を調達するために工事用足場を有料で公開したところ大当たりで、1886(明治19)年には修理のめどが付いた。
 これを見ていた香具師寺田為吉は、翌年11月、六区4号地に木骨石灰塗り込めのハリボテ富士山を作り、富士山縦覧場として行楽客を集めた。高さ32.4m、裾周り270m、頂上の広さ25坪で、螺旋状登山路を作り、頂上を展望台にした。結局台風で壊れ、2年半で取り壊されてしまったが、跡地はパノラマ館となり、現在はROXがある浅草の一等地である。」
なお、ここに記載されているパノラマ館も江戸川乱歩の小説には良く登場します。
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この回答へのお礼

あ、そうですね。
はりぼての富士山。
おかげさまで問題が解けました。
詳しく説明してくださってほんとうにありがとうございます。

お礼日時:2015/09/21 16:36

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