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私は外国人ですが、日本語の漫画を読むのが好きです。
読んでいる漫画では、御祖母さんが女子に「知足」という言葉を説明しています。
御祖母さんはいろいろ説明した後、次の台詞を言いました。

「今与えられた中で心静かに足りてる自分を知るという事が幸せの近道、ていう意味なんですよ。」

何度も読みましたが、なかなか理解出来ませんでした。分かりやすい言葉で説明していただけませんか?

「今与えられた中で静かに足りてる」という部分は、特に理解できません。

マンガの台詞を見たいなら、次のリンクをクリックして下さい。
http://s25.postimg.org/atdwydz27/ima_ataerareta_ …

A 回答 (3件)

本来「知足」とは、「老子」の第33章にある「足るを知るものは富む」から来ており、みずからの分 (ぶん) をわきまえて、それ以上のものを求めないこと=「分相応(ぶんそうおう)」のところで満足することをいいます。



また石庭で有名な京都の龍安寺には「知足の蹲踞(つくばい)」というものがあって、これは手や口を清めるための水を入れた石の鉢ですが、この手水鉢に「吾唯知足」の4文字が「口」の漢字を中心に上下左右に彫られています。
これは「われ、ただ足ることを知る」と読み、「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を謎解き風に図案化したものであると言われています。

この漫画の作者は、恐らくこれらのエピソードを自分の中で膨らませて、こういったセリフを言わせたのではないでしょうか。
「天(神さま)から与えられた今の状況の中で、余計なものも欲しがらず心穏やかに今の状況に満足すること。自分の身の丈に合った状態で満足することが幸せである」と言いたのかも知れませんね。
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「知足」は、中国の「老子」33章にある「足るを知る者は富む」が出典です。


「足る」は、「過不足なく必要なだけのものがある。十分である。」ということ。
要するに、あまり欲張りすぎないで、「これで十分に足りている(不足はない)」ということを知ることが大事だ、という意味の熟語。

「今与えられた中で静かに足りてる自分」は、
『欲張って多くのものを求めないで、「わたしは、今自分が持っているもので十分に足りている」という静かな精神状態でいるような自分』という意味。
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本来は仏教の教えなので、いささか縁遠いかもしれませんが、


どんな宗教にも一脈通ずる普遍的な考え方であるはずです。

http://risshi.life.coocan.jp/kokoro04.html

http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq0 …
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