プロが教えるわが家の防犯対策術!

当方アメリカでソフトウェアエンジニアをしているものですが、日本のITマーケットに関して質問です。 私の知る限りでは、いわいるソフトを作る人はSEとプログラマというのに2分割されていて、SEがデザインを担当、プログラマが実装する人と細分化されているようですが、2者はどのような環境でプログラムを学んだのでしょうか? 一般的に、大学、大学院の情報工学部的なところで勉強したのちプログラマとして就職して、経験を積んだのちにSEとなるのでしょうか?
一般的なソフトを作る人の一生のキャリアを教えてもらえると幸いです。
例: 
大学ー>大手企業のプログラマー>SE
高校ー>ベンチャーでSE->VP -> CTO

質問者からの補足コメント

  • ムッ

    回答を下さったみなさま、ありがとうございました。
    日本のIT事情を少しながらわかった気がします。

      補足日時:2015/10/02 23:11

A 回答 (5件)

No.2です。


>キャリアはエンジニア、マネージャーの2択があり、どちらの道も同等に上まで登れます。
>エンジニアはエンジニアマネージャーになることはあっても、プロジェクトマネージャーにはなりません。
それがエンジニアのキャリアパスとして本来あるべき形だと私も思っています。
しかし、日本ではエンジニア(専門職)というのはマネージャー(管理職)の下の立場、という扱いであることがほとんどです。
年功序列の考え方が未だ根強く、全員が平社員→中間管理職→管理職→役員という『ゼネラリスト』がキャリアパスの基本になっていますので、
大多数のIT企業では専門職のままキャリアを積む『スペシャリスト』のキャリアパスは存在しないのです。

>テクノロジーが好きで、プログラムが好きでIS業界に入る理由は何故なのでしょうか?
テクノロジーが本当に好き、プログラムが本当に好き、という人はSI業界にはあまりいないように感じます。
そういう方達はちゃんとした目標と高いスキルを持って、自社の製品やサービスを提供する会社に就職されることが多いと思います。
日本企業で言うならメーカー系(SONY、富士通など)や自社サービスを提供する企業(NTTドコモ、KDDI、Softbank、グリー、サイバーエージェントなど)
あとは外資系企業の日本支社(Google、Microsoft、Oracleなど)でしょうね。
これらの企業であれば、エンジニアとしての立場は他のIT企業よりも高いでしょうし、
質問者さんの会社のようにエンジニア、マネージャーとしてのキャリアパスがそれぞれあるかもしれません。
こういった企業に技術者として入社する人々が本来の意味での『ITエンジニア』であり、
それ以外は『サラリーマンエンジニア』と呼ばれる人々だと私は思っています。

日本のエンジニア、特にSI業界で働くエンジニアはほとんどがサラリーマンエンジニアです。
サラリーマンエンジニアはそもそも物作りを愛してはいませんし、IT技術にもそれほど興味がありません。
何となく大学を卒業し、何となく「ITってカッコイイし、お給料が高いらしい」というイメージ先行でIT企業に就職する人が大半だと思います。
"Hello, world!"さえ書いたこともない学生を採用するのですから、入社後の教育は必須です。
以降は、その会社の中で与えられる仕事をそこそこのレベルでこなすだけ。
少なくとも私が今まで働いてきた職場にはそういうサラリーマンエンジニアが多かったです。
(もちろん素晴らしい尊敬できるエンジニアも中にはいらっしゃいましたが圧倒的に少数派でした)

また、情報工学系の勉強をして熱意を持って入社してくる学生も最初はそれなりにおりますが、
日本のIT企業は他の職種と比較しても労働時間が長い傾向がありますので、
日々の仕事に忙殺され、いつしか諦めと共に目の前の仕事を淡々とこなすだけのサラリーマンエンジニアになりがちです。

サラリーマンエンジニアは勉強会にも行きませんし、休みの日に自宅でプログラミングをしたりもしません。
彼等はお金を得るための仕事と割り切って働いているように見えます。
なので、
>テクノロジーを軽視しているように思えて、自分の存在価値が見出せにくいのではないでしょうか?
という疑問を抱くこともあまり無いのだと思います。
また、そういう疑問を覚えた人はすぐに別の企業へ転職して行く傾向が強いので、
結果としてSI業界には(言葉は悪いですが)向上心の低い人間だけが残るようになります。
悪循環ですね。

>プログラムのノウハウをまったく解ろうとせずに製品を作ることは、無駄な仕事を増やす結果になりませんか。
なります。
システムについての知識が全く無い人間がマネージャーとして上に立つプロジェクトは最悪です。
中にはどうやっても実現不可能な機能を顧客から安請け合いして「どうにかしろ」と丸投げしてくるPMだっています。
いままで何度も
「○○でやってくれ」
「それはこのシステムでは□□の理由で実現出来ません。代替案として△△なら可能です」
「何故だ!?顧客にはもう出来ると言ってしまったんだ!何とかしろ!」
「出来ませんってば!」
みたいな無駄なやりとりをたくさんしてきました。

質問者さんがもし日本のIT業界に転職されるようでしたら、前述のようなそれなりにブランド力のある自社製品、自社サービスを開発しているIT系企業に転職されることを強くオススメします。
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No.3です。


「「入社後の社内教育でIT技術を学ぶ」、というのにびっくりします。日本にいる友人らはたしかに大学の専攻と関係なく職業についてましたが、技術者も同じだとは思っていませんでした」
→なるほど、日本と米国はかなり違うようですね。
日本の場合は、大卒や専門学校卒でも入社後の社内教育で標準的なプログラミングを学びます。
そして、数年のプログラミング経験を経てSEに育っていきます。
その理由は、業務システムのメンテナンスなのだろうと思います。
日本では多くの企業が独自の業務システムを開発します。
そのために、膨大なプログラムのメンテナンスを長年にわたって行っていかなければなりません。
結果として、俗人的なプログラミング技術よりも、誰にでもメンテナンスできる分りやすいプログラムが求められるのですね。

mototechさんは、WEB系の会社ということなので、求められるテクノロジーが業務システムとはかなり違うのでしょうね。
でも、日本でもWEB系の高いテクノロジーが求められる会社は、NTTドコモなどたくさんあると思います。
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この回答へのお礼

業務システムを作っている企業も当然アメリカにも沢山ありますが、大学の専攻がIT系でないと入社は難しいです。どこの企業でも入社試験でプログラムを書かされて、システムをデザインさせられるので、まったくプログラムを書いた事がない人が試験をパスするのは不可能です。

私は今Web系の会社の中で自社のマイクロサービスをインターネットに繋げるプラットフォームを提供するチームを総括しているのですが、お客は自社の他のチームなのでそれなりに融通が利きます。(ダメと言える)

日本でテクノロジーが強い企業はドコモとかですね。わかりました。 ありがとうございます。

お礼日時:2015/10/02 23:28

おじさんです。


日本企業で40年弱IT企業にいました。
IT業界には、いろんな分野があります。
技術計算という分野、事務計算という分野、そのたネット社会での様々な利用エンジニアリングがありますね。
その中で、一般的な企業の業務システムが最もエンジニアが多いです。
日本のIT技術者は大きく3種類に分かれます。
・ユーザー系(銀行や商社のシステム部門)
・メーカー系(IBMや富士通などのコンピュータメーカー)
・独立系(システムの設計開発を請け負うIT企業)
上記に所属するIT技術者は、一般の大学卒(文系、理系)とIT専門学校卒がほとんどです。
IT専門学校卒は基本的なプログラミングを学んで就職しますが、大学卒のほとんどは入社後の社内教育でIT技術を学びます。
「SEがデザインを担当」と書かれていますが、SEの重要な仕事は、システム化する対象業務の知識です。
例えば、大手商社の会計システムを開発する場合に上流工程は会計、経理業務を分析することです。
ここで会計、経理を理解していない人はほとんど仕事ができません。
業務の分析が終わってから、基本設計、詳細設計というデザインに入ります。
欧米では、企業システムはほとんどパッケージソフトを導入しますが、日本では独自に設計開発する企業が多いですね。
プログラマーは詳細設計が終了してからのプログラム開発とテストが主な仕事です。
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この回答へのお礼

「入社後の社内教育でIT技術を学ぶ」、というのにびっくりします。
日本にいる友人らはたしかに大学の専攻と関係なく職業についてましたが、技術者も同じだとは思っていませんでした。

お礼日時:2015/10/02 12:26

10年ほどSEをしています。


まず、一般的に日本ではプログラマ(PG)とシステムエンジニア(SE)と呼ばれる職業に明確な違いはありません。
ただ、SEと呼称した方がクライアントに対して聞こえが良いため、大抵の会社では技術職は全員がSEという扱いになります。
(名刺にはチーフアーキテクトとかシニアエンジニア、○○スペシャリスト、○○アナリストとか仰々しい横文字が載ることが多いです)
私の知る限り「私はPGです」と自己紹介をされる方は見たことはありません。

各種ベンダーやパッケージ等を開発しているところは知りませんが、日本のITマーケットの半数以上を占めるSI(System Integrator)業界においては、
最初にどの企業に入社するかによってその後のキャリアが大きく分かれることが多いです。
一部上場のような大手の有名企業(NTTデータ等)ですと有名大卒、大学院卒でないと入社は難しいですが、情報工学系の学部でなくとも入社は可能です。文系学部の学生が入社することもあります。
そういった大手企業に入社した社員は基本的にはプログラミングを全くやりません。彼らはマネジメントのみが担当であり、プロジェクトの管理、クライアントとの折衝が主な業務です。(なのでコードを書けない人がとても多いです)
SEからスタートしてPL(プロジェクトリーダー)、PM(プロジェクトマネージャ)とランクアップしていくのが一般的なようです。
その中でも一握りの人間がGL(グループリーダー)、部長等になり、さらに一握りの人間が役員(取締役など)になるのだと思います。

一方、無名の中小企業等(ベンチャー含む)だと、高卒、専門学校卒、無名大学卒の学生が就職することが多いです。こちらも理系、文系問わずです。
こういった企業の社員は先述の大手企業の下請けとして仕事をすることが多いです。
もちろん自社が元請けになって仕事をすることもありますので、業務の範囲は多岐にわたります。
PGとして開発&テストをすることもありますし、PMとして顧客と仕様を策定したり、システム設計をしたりもしますので、求められるスキルの範囲は中小企業の社員の方が広いと思います。
こちらもキャリアとしては大手企業と変わりありません。SE→PL、PM→重役とキャリアアップしていくことが多いと思います。
大手企業と違うのは例え役員になったとしても、ベンチャー等小さい企業の場合は大手企業の案件にSEとして参画することがあるということですね。(プレイングマネジャーと呼ばれます)

質問者さんは
>いわいるソフトを作る人はSEとプログラマというのに2分割されていて、SEがデザインを担当、プログラマが実装する人と細分化されているようですが
と認識していらっしゃるようですが、実際は大手企業が仕事を請け、下請けの人間を使ってアプリケーションを作るというのが日本では一般的です。
大手企業側の人間がスケジュールを立て、顧客から要求を聞き取りシステム設計を行います。(いわゆる上流工程)
中小企業側の人間は詳細設計と実装、テストを行います。(いわゆる下流工程)
そこではスキルや経験、年齢などはほとんど関係ありません。会社の規模が物を言う世界です。

Wikipediaの”ITゼネコン”のページを見てみると日本のIT業界の構造が垣間見えるかと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%E3%82%BC%E3%83% …
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この回答へのお礼

大変わかりやすい回答ありがとうございます。
ITゼネコンのページ見てみました。 私は主に米系のWebの会社で働いた経験しかないので、なんだかあまり魅力的な仕事ではないように感じられました。 
テクノロジーが好きで、プログラムが好きでIS業界に入る理由は何故なのでしょうか? テクノロジーを軽視しているように思えて、自分の存在価値が見出せにくいのではないでしょうか?
プログラムを書く能力だけでエンジニアを評価するべきだとは思いませんが、(マネージメント、顧客対応など)、プログラムのノウハウをまったく解ろうとせずに製品を作ることは、無駄な仕事を増やす結果になりませんか。

うちはアメリカ大手のWEB系の会社なのですが、会社の重役はみな叩き上げのエンジニアです。
キャリアはエンジニア、マネージャーの2択があり、どちらの道も同等に上まで登れます。
エンジニアはエンジニアマネージャーになることはあっても、プロジェクトマネージャーにはなりません。

日本で働いたことがないので、転職するとしたらどんなマーケットなのかな。と思って質問した次第です。

お礼日時:2015/10/02 01:03

情報化人材像と国家試験をリンクする形で


インフラ整備をしています、

企業や大学がそれに伴う教育を提供するのが基本です。

http://www.oisa.jp/oisa07-2.pdf
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