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成人矯正を考えています。上の右側3番目の八重歯の根元の歯茎が退縮しています。そのため矯正医から矯正後その歯が抜ける可能性があると言われ抜歯を勧められました。矯正後に歯が抜けることってあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

歯科医ではありませんし、お口の中を拝見していないうえに、


専門家の先生が回答されているようなので、参考程度にしてください。

矯正治療におけるメカニズムは、歯にある程度の力をかけると、
力がかかった側に破骨細胞が活性化して、骨の吸収が起こります。
反対側は、骨と歯が引き離される力が働き、造骨(骨芽)細胞が
活性化して骨ができます。
この作用によって歯が動いていきます。

歯周病の場合、破骨細胞が活性化しているため、歯の周囲にある
歯槽骨が浸食され、歯を支えにくくなっていきます。
矯正で歯に矯正力をかけると、より周囲の骨がなくなっていく
危険かあります。

また、犬歯はかみ合わせにおいて非常に重要なので、
かみ合わせによっては咬合性外傷というかみ合わせによる
過重負担や、犬歯低位唇側転位(八重歯のこと)などによる清掃困難
などによって歯周病となると、クレフトといわれるV字やU字の
裂け目が生じたりすることがあります。
このような場合、唇側(外側)に大規模骨欠損(骨が無い状態)が
生じていることがあり、矯正時に造骨(骨芽)細胞が活性化せず、
大きな歯の露出が生じてしまう場合、矯正終了後であっても
一壁性骨欠損(この場合、外側だけ骨が無い状態)となります。
このような状態だと、犬歯は咬合時に外側への力がかかるため、
矯正後に抜けてしまう可能性が生じます。

また、あまり例はありませんが、過剰な矯正力や嚢胞などの疾患、
先天的な状態などによって歯の根が短いことがあります。
この時も矯正力をかけると歯が抜ける危険がある場合が
高くなります。
(ちなみに、上顎の犬歯は通常は最も根が長い歯です)

ただし、これは大規模な骨欠損を伴う場合で、小規模の場合は
可能な限り歯が抜けないように処置しますので、あまり抜けません。
担当医が抜ける危険を指摘されるのは、それなりの骨欠損が
あるからと思われますが、詳細は担当医にお尋ねください。

私の周りの矯正医は、矯正の装置を着けている期間は清掃不良に
なりやすいので、矯正処置にかかるまえに清掃指導を行い、
一定の清掃状態が維持できるまで矯正装置は装着しません。
歯周病の急性症状が発生していると思われる場合は、
矯正治療を中断しても歯周病治療を優先します。
それほど矯正にとって歯周病はやっかいな疾患です。
(矯正中に歯周病治療を行うことが間違っているわけではありません)

歯周病の場合、矯正後も後戻りなどが生じやすくなります。
歯周病で部位特異性がある場合、その部分はとくに要注意です。
一度抜いた歯は戻りませんので、少しでも不明な点は担当医と
よくご相談してください。
場合によっては、セカンドオピニオンも有効かもしれません。


おだいじになさってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。セカンドオピニオンを聞いてみたいと思います。

お礼日時:2015/10/25 09:04

矯正専門で開業している者です。

お口の中を拝見していないので明確な事は言えませんが。
八重歯の歯茎(歯肉)の退縮の程度にもよりますが、矯正後にそんなに簡単に歯が抜ける事はありません。もしも退縮の程度が重度ならば歯周処置を行いつつ矯正治療を行えば問題ありません。
八重歯である犬歯という歯はそれぞれ各1本ずつしかなく 咬み合わせにも最も重要な歯で犬歯の代用になる歯はないと考えられています。矯正治療により犬歯をどのように咬合させるかが咬合のゴールとなります。よって矯正治療後の咬み合わせの事を考えると犬歯を抜歯して矯正治療を行う事はないと思って下さい。
下記に良好な矯正治療により得られた咬合のブログを添付します。参考になさって下さい。
http://ameblo.jp/maruyama-ortho/entry-1204295253 …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。関西在住ですので参考にさせていただきます。

お礼日時:2015/10/25 09:05

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