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先日、ホームページでさがして歯科に行きクラウン(メタルボンド)を作成しました。
ホームページには、プレシャス、セミプレシャス、ノンプレシャスと3段階がありそれぞれ
料金が記載されていました。
訪問前に電話をしてそれぞれの違いは?と確認の意味で伺ったら金の含有量の違いですという
事で、プレシャスは金の割合が80とか90%とか高いものですと言われ、型をとるときにプレシャスでお願いしました。

取り付けの際は前の白い部分しか見えなかったのでとりあえず仮りづけをお願いして、料金はその時
支払ってほしいとの事でしたので支払は完了して、後日高さなど問題がなければ本づけするとの事で帰りました。

帰って歯の裏を鏡で見ると金属の部分があるのですが、金色はしていません。ほぼ銀色でした。
24金でなくとも含有量の高いものは金色かと思っていたので疑問に思いました。
例えば、普通の金ではなく白金が多く含まれていた場合は銀色になるのでしょうか?
わざわざプレシャスにしたのに。
技工所に聞いてもらえば、何の金属が何パーセントという情報はきちんと教えていただけるのでしょうか?

以前、奥歯のゴールドをかぶせたものと全く色が異なるのでかなり疑問なので、
どういう場合があるのか教えてください、お願いします。

A 回答 (1件)

基本的に、使用した金属が判れば金の含有量が判ります。


ご存知かもしれませんが、それぞれ用途も異なります。
プレシャスメタルは金75%(18K)以上の高純度金合金で、
銀色より目立たず、非常に変色しにくい修復物です。
セミプレシャスは金50%(12K)程度の合金で、銀色です。
殆ど変色せず、強度も十分に期待できます。
ノンプレシャスはコバルトクロムやニッケルクロムの合金で
強度が高く、保険でも使用されます。



>普通の金ではなく白金が多く含まれていた場合は
 銀色になるのでしょうか?

石福金属さんの場合、メタルボンド(陶材焼付前装鋳造冠)に
使用される金属は次のようなものです。
https://www.ishifuku.co.jp/dental/material/
金色なのは上3つで、4つ目のKIK(白色ハイプレシャス)は
金の含有量が85.5%ですが銀色です。

(株)ルビーさんです
http://www.ruby-dental.jp/products/list/products …
「タフボンド78GH」もプレシャス系で金が78.3%ですが銀色です。

こちらはヤマウラ金属さん
http://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/alloy …
プレシャス系(白色タイプ)で、スーパークリスタルKP-5の
組成をみると、金の含有量は75%で銀色です。
(こちらはセミプレシャスです)

この他にも、徳力本店の「トクリキポーセラW」も金が85%で
白色(銀色)になります。
このように、金の含有量が75%(18K)程度の高品位金合金でも
銀色になることがあります。



>技工所に聞いてもらえば、何の金属が何パーセントという
 情報はきちんと教えていただけるのでしょうか?

通常の技工所であれば、使用した金属は技工指示書に
記載されています。自院での技工であれば、技工指示書が
無いこともありますが、担当医がカルテに記載しているはずです。

ただし、使用した金属の組成の全てを把握しているかは
技工所によると思います。
おそらく歯科医も漠然と理解しているでしょうが、
何%かを正確に把握しているかは、その医院が組成表なり
金属の包装や添付文書(注意書き)の記載を保存するなり
していないと判らないと思います。



私見ですが、金色の方が歯肉と色調が調和しやすく、、
高級感があるのですが、見た目の派手さを考慮して
あえて銀色にすることもあります。
また、高品位の金合金は生体親和性などに優れますが、
硬度や耐力、引張強さなどで劣ることがあり、
技工所によっても機械的性質から銀色のものを
選択することがあります。
ご不明な点は担当医にご相談ください。

おだいじになさってください。
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この回答へのお礼

大変詳しい解説ありがとうございました。
プレシャスでも銀色はある。とうゆ事がよくわかりました。
このように明快に返答がいただけると患者としては安心なのですが。
歯科医のかたでしょうか?
参考にさせていただきます。

お礼日時:2015/10/19 22:08

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