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韓国語の平音の発音方法について教えてください。
今まで韓国語の平音を、語頭では日本語の清音、語中では日本語の濁音として発音していたのですが、
それは正確な発音ではないことを最近知りました。

平音は、日本語の清音よりも息を出さずに発音するそうですが、どうやって吐く息の量を少なくすれば良いのかわかりません。
また、語頭でも、日本語の濁音ほど濁らないそうですが、濁りを減らすにはどう発音すれば良いのかも知りたいです。

また、いろいろ検索してみたところ、中国語の無気音と韓国語の平音が似ていることがわかりました。
それで、中国語の無気音の発音のコツを見つけたのですが、それは"息を詰めてから、日本語の濁音を出す"というものでした。
これを韓国語の平音を発音する時に当てはめるのは正しいのか疑問に思いました。
韓国人の方は、平音を発音する時にも、濃音の時程まではいかなくても息を詰めるというか、喉に力を入れているということなのでしょうか?
それとも腹式呼吸の要領で息の量を無意識のうちに調節しているのでしょうか?
(日本語は胸式呼吸、韓国語は腹式呼吸だと聞いたことがあります。)


質問が多くて申し訳ありません。
1.平音を発音する際の息の調節方法
2.濁りを減らす方法
3.平音を発音する際、喉に力を入れて息を詰めているか否か
4.腹式呼吸で息の量を調節しているのか

以上、重複している内容もありますが、韓国語ネイティブの方、韓国人の方に発音が完璧だと言われたことがある方、韓国語の発音を研究されている方など、回答よろしくお願い致します。

長文失礼しました。

A 回答 (2件)

拙文を高く評価して下さったこと、誠にありがとうございます。


まず、腹式呼吸/胸式呼吸の意味が、世間でズレて使われていることが多い点を指摘しておきます。肺の体積拡大↔縮小を、前者は横隔膜の上下によって行うものを指し、後者は肋骨に囲まれた(上から見て)楕円形部分の拡大↔縮小によって行うものを指す、というのがオーセンティックです。
この生理学的定義によるなら、「日本人はどっち」「女性はどっち」といった2分法は全て間違った俗説です。地球上の全人類が、(身体障害がない限り)胸式腹式両方で常に空気を取り入れ、吐き出しているからです(胸/腹の比率の性差等々はあるでしょうが)。
そもそも、両者共に不随意筋が関与していますから、どちらかだけを意志的に使うことなど絶対できません。
俗に、
“随意筋である、腹筋と一部背筋も使って、不随意筋だけの呼吸の吸排気量を補う方法”
を、イメージによって「腹式呼吸」と呼んでいるみたいですね。私は「腹筋呼吸」などと読んだ方がいいような気がしますが、さりとて腹筋の動きが横隔膜を大きく動かす作用もあるでしょうから、この俗用も全くの誤用とは言えません。以下、腹筋・背筋を意図的に動かす、よく、カラオケで使うと上手に聞こえると言われる、あの呼吸法を、「腹式呼吸」という用語が指すものとして、私見を述べます。

腹式呼吸の本質を、結論から申し上げると、声量確保の1つだと認識しています。従って、声量を豊かにする方法、遠くまで声を届ける方法は、腹式呼吸だけではありません。
それから、「韓国語は腹式呼吸」という気持ちはわかりますが、あまり頭の緻密な人の言葉とは思えません。或る言語の一属性が呼吸法の如何で示されるのなら、言語学が研究対象とする筈ですが、そういう話は聞かないからです。
「韓国人は腹式呼吸」という言い方はまだマシですが、個人差・性差も大きいので、調査もせずに印象で出された意見ではないでしょうか。
結局、どうしても規定するなら、
「韓国で生活している、韓国語話者は、特に成人男性の場合、静かな屋内にいるような時を除いて、声を張って喋ることが多く、かつ、そう期待されているケースが多い」
といったところでしょうか。これなら肯定できます。逆にいうと、日本での生活が長い韓国ネイティブは、遊びに日本へ来た同胞と話し、「いつからそんな押しの弱い声になったの?」とでも訳すべきからかいを浴びる、ということも起こらないと言い切れません。ただそれは、言語固有の問題でもなければ、人種の問題でもなく、日本の大学への韓国人留学生が「帰国すると、キムチが辛くてしばらく食べられない」というよく聞く感慨と、何ら変わらない単なる「慣れ」の問題です。言語能力の一側面と過大評価すると滑稽です。
なお、誤解のないように申し上げますが、腹式呼吸の習慣自体は、声帯に負担がかかるのを避けられるので、必要なとき使えるよう練習しておいて損は無いと思っており、意義を否定してはいません。ただし、それはあくまでボイストレーニングの一環としてであって、韓国語の上手下手とは関係のない次元ですし、仮に「腹式呼吸で激音が巧くなる」等という人がいたら、まともに韓国語の発音習得と格闘したことのない人が、観念的に出したデマと言って差し支えないと思っています。(先の回答の)①②混同もはなはだしいからです。
要は、声が小さすぎて何度も聞き返されるといったことのない程度に声量があればいいのです。
ボイストレーニング関連の本は、NDCで配架している図書館なら、809.4の棚にあります。また、声楽家の行うボイストレーニングの本も音楽の中分類にありますが、私は読んだことがありません。
上野由紀著『あっというまに好かれる声になる』ヤマハミュージックメディア刊2012 はいくつか参考にさせてもらった本です。
私個人は、やかましい場所で話す時は、大きく息を吸ってから、ゆっくりめに(=単音ごとに丁寧に)話す程度で充分だと思っています。むしろ、寒い冬の日、あるいは喉が乾いているときに極めてしばしば「唇と舌」という例の要コントロール器官が、脳の命令通り動いてくれんな、と自分でもわかることがあって、そっちに自己管理の方が「通じる外国語」を喋るのに大事かもしれません。
激音、2つのオ、2つのウ、ㄴとㅇなど、確かに疲れます。これは当然です。でも、どう考えても、日本語にない発音にために費やされるカロリーが、日本語にもある音に比べて顕著に大きい、とは思えません。これも慣れ、せいぜい、神経が疲れるのと違いますか? ならば、1つ1つ、それらの単音を100%通じさせられるようになっていくにつれ、「ヤッター、また1つクリア!」が促す脳内モルヒネ分泌で、昔のしんどさを埋め合わせる日が来る、と信じて試行錯誤を惜しまない。私にはこれしか思いつきません。

ご不明の点、お尋ねの主旨と乖離した記述があれば、また補足Q、お願いします。ほんのご参考にという前回答のお願いを今回も踏襲しておりますこと、言うまでもありせん。
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いきなりですが、根本的にお伺いしたいこととして、質問者さんは次のABのどちらを当面の(何年も先は措いといて)目標としておいでなのだろうか、という点があります。


A:平音を発音したつもりで、濃音や激音に聞こえてしまわない発音
B:平音だということは百発百中で伝わるようにする段階を卒業して、聞き手の韓国人から「この人は韓国人だろう」と思われるレベルの発音

質問内容の箇条書きから見ると、Aのようにも思える一方、回答希望者を読めば、Bなのかなと感じました。
もしBが目標なら、私がそのレベル未満の人間である以上、何のお役にも立てそうにありませんから以下は読まずに別の御用に時間を当てて下さい。

このパラグラフに読み進んで下さったということは、Aが当面の目標ということですね。それでは遅ればせのご挨拶を。
私は朝鮮半島の言語のネイティブスピーカーでもなく、「発音が完璧」と言われたこともありません。韓国に語学留学中に선생님から「激音に関しては、よっぽどたくさん練習を積んだんだろうなと思える発音に達している」と言って頂いたことがある程度です。日本人としてはマシだというほどの意味でしょうか?
今は、市民講座で韓国語講師を細々と続けております。大学の専攻は国語学。初めての海外旅行で1982年に渡韓するにあたって片言を覚え、文字の基本音価を覚えたのが学習の端緒ですので、大学の第二外国語さえ韓国語ではありません。
現在最も関心を持ってデータを集めているのは濃音化の現象でして、正しい発音の心得やコツとは似て非なるテーマであることは自覚しつつ、まぁ1つくらいはお役に立てる可能性がなくもあるまいと楽観視し、思う処を述べます。ご希望の回答者像をお書きでしたので、ご満足とはいかないでしょうが、よろしければ以下、ご高覧ください。
御質問者さんは、真摯に、かつ本格的に韓国語のマスターに取り組もうとされていることが文面から感じ取れますので、私も韓国語を生涯勉強していこうと決めている者の端くれとして しかるべく緊張感をもって回答させて頂こうと思いますが、上記の通りアマチュアに毛が生えたレベルですから、ほんのご参考にとどめて下さるよう予めお願い申し上げておきます。

さて、質問の中に、「語頭でも濁音ほど濁らない」とお書きですが、「語頭以外でも・・・」の脱字と判断して、先に進みます。

まずは「吐く息の量」の意味から吟味します。2つの意味が考えられます。なお、以下、例示は全て바に統一します。
①“韓国語話者(ネイティブスピーカーとしての、の意味。以下も同様)が韓国語を話す時の、絶対的な呼気の量。具体的には、바1個に何ccなどと表せる”
②“바でいえば、子音pが発せられてから、母音aに移るまでの間の数分の1秒に、pの破裂の勢いに伴って息だけが、開いた口から出て行くとした場合、その量”
その上で、「平音は、日本語の清音よりも息を出さずに発音するそうですが」という、どこかで聞くか読むかなさった発声法の「息を出さずに」の部分を、もし①の意味と解するならほとんど意味がありません。肺活量の大小が、韓国語の発音の上手・下手を決することになってしまうからです。
ならば②の意味で「日本語の清音(パに限定例示)が発音される時の息の量」と解するのなら問題はないか? 私はそれでもなお不正確な記述と考えます。なぜか?
仮に、思考実験として、「全日本語話者がある1日に発音するパの音を一つ残らず採録し、同じ日に韓国でも全韓国語話者が発音する 바 を全部採録して、1つ1つ吐く息の量を計量する手法が可能であり、それを実行した」としましょう。その結果、『全「パ」のうちで最も「息の量」が少ないパよりも、바のうちで最も「息の量」が大きいものの方がなお息の量が少ない』という実験結果が出るでしょうか? 言うまでもなく、個人差のためにそんな結果は出ません。
では、平均値?
違います。もし息の量の平均値の日韓差を問題にしているのなら、韓国人で、韓国平均以上に息を伴って바 を発音する習慣のある人は、韓国人でありながら、바を発音したつもりで喋ったら他の韓国人が聞いて 파だと思ってしまった、という奇怪な現象が頻発してしまうでしょう。現実にはそんなことは起こらない。とすれば、推論に間違いがある筈です。
平均と言っても、パの平均息量VS바の平均息量なら、左が大きいのではないか、と反論されるでしょうか? それは多分その通りでしょう。しかしだからといって、我々日本人の韓国語学習者が目指すべきは、『息の量を少な目にパを発音する日本人のマネをして韓国語を話すこと』でしょうか?
確かに、平音と清音の比較で日本人の癖に気づくところから始めるのもいいでしょう。しかし問題は、바とパのギャップにあらず、바と파のギャップなのです。これを外さないコツ探しが原点です。日本人が「このパンとあのパン、どっち好き?」と言う時のように、言及しているのがパンであることは話し手・聞き手の了解事項であって、アクセントは「この/あの」に置かれる時など、①の意味での息の量が極めて小さいパに自ずとなっていますね。②の意味でならゼロに近似でしょう。この時、パのpは、あまり上下の唇を強く閉じずにだらしなく、というか、上唇の下のふちと下唇の上のふちだけを軽くくっつけて、破裂させています。これだと、呼吸法の問題ではなく、口の筋肉のコントロール1つです。そして平音に転用可能です。
逆に「パアーンという銃声が響いた」などの文頭のpは、韓国語の激音顔負けの、①の意味での息の量の多いパであるのがほとんどです。その量は、pを響かせるエネルギーで使い切れず、pとaの間にも出て来て、②の意味での息の量も大きくなるのを避けられません。こういうパを平音として発しなければいいわけです。
だから韓国人は「同じカナでも、日本語には바に聞こえるパと、파に聞こえるパがあるな」と思っています。
結局、「平音は、日本語の清音よりも息を出さずに発音せよ」という指導法は、「日本語の清音には韓国人にとって平音に聞こえないものがあるから、注意せよ」と言うべきだったのです。

当たり前のことながら韓国語は、韓国語の全音韻どうしの相対的な差異で、意味の違いを伝えます。日本語は日本語の全音韻どうしの相対的な差異で、意味の違いを伝えます。中国語も、他のいかなる言語も同じです。
腹式呼吸を採り入れるべきか、とかのご質問を読むと、「息の量」の概念を①の意味で考えていらっしゃるか、もしくは①②を区別できていらっしゃらないのではないか、と思われたものですから、くどいことを述べました。まして、日本人が韓国語を学ぶのに中国語のコツを採り入れるのは、益ほぼゼロでしょう。質問者さんが中国語学習者で、目標Bをクリア済なら話は別ですが。よって、お書きになった「疑問に思います」は けだしご賢察です。中国語の無気音のコツとして「息詰め」が有効なのは、中国語に濃音に当たるものが無いからです。

こう考えてくると、語頭以外の平音の濁りを減らす方法は、目標Bに進んだ時の楽しみにとっておいても充分ですよね…。

平音を発音する際、喉に力を入れて息を詰めているか否か、は確かに目標Aの範囲。でもこのコツは、諸刃の剣、といったところでしょうか? 『바のつもりが 파に聞こえた』を防げる反面、빠と誤解されるおそれが大変大きくなるからです。
両方の誤伝達を同時に防ぐ方法として、私が知り、かつ努めているのは、既に述べた「唇の閉じ方を弱く」だけです。もちろん、다・자なら歯茎と舌先のくっつけ方を、가なら上顎と舌奥のくっつけ方を、ですね。
なお、私は、①の意味での息の量を減らすのが、コツとして無効だとは思いません。ただこのコツだと、必然的に、小声になります。韓国人はどれだけ大声で怒鳴っても、바は바です。発音のコントロールは口・舌で。これが大原則です。肺で、ではありません。
最後に、ネイティブに発音を教わる時は、はっきり、目標をAかBか伝えてください。伝えてあってさえ、Aの学習者に教えるべきコツと、Bの学習者に教えるコツとを区別できず、あたかも普通免許教習の仮免走行でA級ライセンスのテクニックを教えるかの如き「コツ」を開陳し、すごく役立つことを伝授したと心から思い込む人が少なくないからです。ご自分が日本語を外国人に教えることになった思考実験をちょっとなさって見れば、この事を了解するのに難しくはないこと、そして、高級テクニックを親切心から教えてくれるネイティブを決して責められないことに気づいて頂けるかと思います。

生意気な表現もあったかもしれませんが、意図する処をお酌み取り下さい。ご一緒にB目標に進める日を夢見ましょう。これにて。
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この回答へのお礼

助かりました

丁寧に回答してくださり感謝いたします。全文読ませていただきました。

「息の量」についての解釈、"平音では息を出さない"ではなく"韓国語母語話者にとって日本語の清音は平音に聞こえない音があるから注意する"といったご指摘、また平音を発音する際回答者さまが気をつけている部分まで教えてくださり、とてもスッキリしました。
勘違いしていた部分が多々あったようです。韓国語講師という私より遥かに経験豊富な方に色々と教えていただき本当に光栄です!

一つだけお伺いしたいのは、腹式呼吸の点についてです。韓国人は腹式呼吸で話しているなどの情報を、ネット上でですが見かけました。
中には、韓国語母語話者の方がそう言っていた、という記述もありました。彼らが言うには、韓国語は腹式呼吸で話す故、"日本語より韓国語を話した後の方が疲れる"と言っていたという情報もありました。
もちろん腹式呼吸だけでなく、のどを使う濃音や息を強く出す激音、また母音の口の形など、日本語にはない発音なので、これらの要因も疲労度には関係していると思いますが。
以上の点に関してはどうお考えでしょうか?少し気になりましたので宜しければ回答よろしくお願い致します。

最終目標は、韓国人が聞いても日本人だと気付かれないほど完璧な発音を身につけることであります。達成に向かって日々努力していこうと思います!

お礼日時:2015/10/29 20:18

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