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国際問題で分からない事が3つ有ります。ドイツは労働時間が短いのに経済が何故上手くいっているのでしょうか?ユーロのタメだけですか?中国はスーパーコンピュータでいつも一番になるのでしょうか?高速鉄道は本当に日本を抜いて最高レベル?教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (3件)

ドイツが好調なのはユーロのおかげで、ドイツ経済が割安になっているためですが、労働時間については、生産性が高いのも特徴です。

ちなみに、日本とドイツの工場労働における生産性はほぼ同じか日本のほうがちょっとよい、ぐらいなのですが、日本は事務労働や営業活動などの生産性が恐ろしく低く、ドイツは高い傾向にあります。これが「時短でも好景気」の一番の理由です。

中国がスーパーコンピューターで1位になれるのは、スーパーコンピューターが技術集積型システムだからです。つまり最先端の技術開発が必要なわけではなく、冷却システムのノウハウ(これだけで能力が1桁違ったりする)や集積回路ハウジングの作り方などでも、相当に能力が変わってくるのです。
ですから、炭素繊維素材とかものすごく細かいメモリー回路の転写技術などの最先端技術ではないので、中国の優秀な頭脳を集めることでも実現できるわけです。中国は人口10億人、アジア人はそもそも理数が得意ですので、MITなどの卒業生を集めることで対応できるのです。

高速鉄道についていえば、そもそも日本が250Km/hをだしたのが50年前です。そこから段々スピードが速くなったといっても、時速300キロの営業運転はTGVが1993年から行なっています。
高速鉄道技術は、すでにある程度「完成された技術」であり、レールの曲率や車輪の精度などをどの程度まで追い込めば安全に高速走行ができるか、すでに分かっているのです。

また、1990年代の工作機械と今の工作機械では作れる精度がぜんぜん違いますので、ノウハウを理解して、どの程度のレベルのものを設計すれば360キロに耐えられるか、が分かっていればそれほど難しい技術ではないといえます。

中国の高速鉄道はたしかに事故を起こしましたが、あれは信号機故障による追突脱線であり、スピードを出しすぎたゆえに脱線したわけではありません。
今のところ、中国はスピードを300キロに押さえたという理由もありますが、高速運転や部品の不良による脱線死亡事故は起こしていませんし、すでに1万8千キロにおよぶ路線で営業しています。日本の新幹線は金沢延伸を含めても3300キロぐらいですので、中国は日本の6倍の営業経験を毎日積んでいるともいえます。

この営業距離数で、事故を起こしていないのですから、日本のノウハウ蓄積の10年分以上はあるといえます。

これらのことから、中国の高速鉄道ノウハウを「安かろう・悪かろう」と決め付けるのは危険です。新幹線は確かに50年無事故ですが、中国の高速鉄道と比べて、インドネシアのニーズに対応できるか未知数です。

ちなみに、アメリカの高速鉄道事業は日本の新幹線方式が有利ではありますが、アメリカの審査機関は自動車などにぶつかったときの安全性を求めています。日本の新幹線にはそのようなノウハウはありません。しかし、TGVをはじめとするヨーロッパの高速鉄道は、実際に踏切での衝突事故を何度も経験していますので、ノウハウも実例も衝突時にどうなるかの具体例もあり対策ができます。中国も一時期TGVなどや日本の新幹線の技術を取り入れていますので、前面の設計の比較をするだけでも衝突対策のノウハウを得ることができるでしょう。

そういう意味で、中国は侮りがたい、のはたしかです。
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”ドイツは労働時間が短いのに経済が何故上手く


いっているのでしょうか?ユーロのタメだけですか?”
     ↑
1,御指摘の通り、ユーロに入っている、というのが
 大きいです。
 ドイツの輸出比率は日本の倍もあります。
 だから輸出が好調なら、ドイツ経済も潤います。
 そして、怠け者ギリシアの頑張りで、ユーロ安になって
 おり、ドイツの輸出増加に貢献している、という
 図式です。

2,アジェンダ2010というのがあります。
 東ドイツを吸収したドイツは、欧州の病人と言われる
 まで経済が落ち込みました。
 そこで、企業を優遇する一方、生活保護、失業手当を
 減らし、解雇しやすくする、など、労働者に厳しい
 政策を採りました。
 これがアジェンダ2010という経済改革です。
 これが成功して、ドイツは今やEUの牽引役です。
 ちなみにですが、安倍政権もこの政策に倣おうと
 して、企業減税、残業ゼロ法案、派遣法改正などを
 やり出しています。


”中国はスーパーコンピュータでいつも一番になるのでしょうか?”
     ↑
いつもじゃないですが、最近は一番が多いですね。
あそこは独裁国家ですから、国家の一存で、膨大な
人員と資金をつぎ込むことが可能です。

習近平主席を始め、幹部の多くは理系で、科学技術立国を目指して
います。
その為に、スパコンは必須であり、メンツもあるので
集中投資しているわけです。


”高速鉄道は本当に日本を抜いて最高レベル?”
    ↑
インドネシアのことでしょうか。
あれは、ほとんどタダ同然にして、強引に契約した
ものです。
つまり、値段が破格だったので、財政が苦しい
インドネシアとしてはやむを得ない結果でした。
技術的には、日本とは比較にならないぐらい
劣ると言われています。

中国はどうしてそんなに強引に契約を取ったのか。
それは、一帯一路政策の一環だからです。

中国は壮大な構想を抱いています。
それが一帯一路構想です。

陸からは、ユーラシア大陸を横断し、遠く中東、
欧州まで、
海からは南沙諸島、インド洋経由で、アラビア湾を
通り、中東、欧州まで、中国を中心とする大経済圏を
打ち立てようとしています。

インドネシア鉄道はその一環で、中国としては
どうしても取りたかった契約だったのです。
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この回答へのお礼

有難うございます。中国は未だ車も世界的には劣っているなど科学、技術の基礎的な部分で充分ではありません。金を掛けて集中せればコンピュータ、高速鉄道、ロケットなどをかなりの程度迄もっていけるものでしょうか?アメリカはもっと金を使ってコンピュータの性能を研究しているのではないのでしょうか?教えて頂ければ幸いです。

お礼日時:2015/12/01 09:39

労働時間が長ければ確実に利益が出るというわけではありません。


ドイツがベンツを1台作ったら日本ではプリウスを3台ぐらい作らないと同じ利益になりません。
コンピュータのことはよく分かりませんが、1万個の計算を100台でするのと1000台でするのでは当然1000台の方が速いと思います。しかし10倍の値段で10倍も速くないコンピュータが商売になるのかとなると疑問だと思います。
 新幹線の場合は明らかなにバックマージン・リベートです。中国の会計システムならそんなことはいくらでも出来ますが、日本でそんなことをしたら違法になります。
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この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時:2015/11/30 14:41

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