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少し前に下記の質問がありました。
【「~せて/させて(ください)」の形にして不自然な動詞は?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9126864.html

 関係のない話が延々と続き、本題はいっこうに進まずに終わってしまいました。
 ずうっと気になっていて、いろいろ考えてみました。
 質問者が訊きたかったのはこんなことだったのかも……というのを少し思いつきました。まだよくわからず、とりあえずのメモです。まったく的外れなら申し訳ない。

 ブログに書いたことから抜粋します。下記のような例はほかにありませんか?

 ポイントになりそうなことが2つ。
1)質問者が【補足】で書いた〈自動詞にも関係あるかも知れませんが、「意志動詞」と「無意志」動詞の問題かも知れません。例「落ちさせて」〉
2)No.で出た「出る」
 質問者が求めていたのは、下記のようなことかもしれない。

 ほかにもいろいろな要素があると思うが、主体?と客体?で一組になっている動詞で考えると摩訶不思議なことがある。理由はまったくわからないが、意味がよじれることや、一方が「~(さ)せて(ください)」の形にしにくくなることがある。
 以降、「自動詞」は「自」と表わし、「他動詞」は「他」と表わす。上二段活用動詞と下二段活用動詞は「二」と表わし、五段活用動詞は「五」と表わす。

■出る(自・二)→出(で)させてください ×
 出す(他・五)→出(だ)させてください(「出(だ)・させてください」ではなく、「出(だ)さ・せてください」)
 本来「出(だ)させてください」は「出す」を「~(さ)せて(ください)」の形にしたもののはず。これを使えるのはキャスティングする立場の人のはず。出演依頼のお願いに使えなくはないのかも。実際には「出てください」「出演してください」になるだろうが。
 ところが、実際には「出(だ)させてください」は「出る」の「~(さ)せて(ください)」形として使える印象がある(ちょっとおかしいけど)。たとえば、プロダクションの社長が売り込みにきて、自分のところのタレントの出演を頼み込む……。
 もちろん、「出してください」のほうが素直なんだけど。
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ 。ややこしい(泣)。
「出る」を「出演する」にかえるとわかりやすい。「~(さ)せて(ください)」の形は「出演させてください」。

■入(はい)る(自・五)→入(はい)らせてください
 入れる(他・二)→入れさせてください
 これは両方ともアリだな。

■落ちる(自・二)→落ちさせてください △
 ※文法的には間違っていないが、相当強引な場面設定が必要? なんだかダチョウ倶楽部的な話になりそう(笑)。
 落とす(他・五)→落とさせてください(「落とさ・せてください」)

■借りる(他・二)→借りさせてください △
 貸す(他・五)→貸させてください ×
「借りさせてください」は通常「貸してください」だろう。
 一方、「貸させてください」は「借りてください」ならかろうじてアリ?
「借りさせてください △」だから、「拝借させてください」も△のはず。ところがこれは文化庁が認めている。この話はまた今度。

■もらう(他・五)→もらわせてください △
 ※文法的には間違っていないが、相当強引な場面設定が必要?
 くれる(他・二)→くれさせてください ×

 自然現象(たいてい自動詞?で無意志動詞)は、たぶんほとんどが ×。
 太陽が「暮れさせてください」、風が「吹かせてください」etc.……ナシだろう。
 映画監督が演出の指示を出す……ならアリかなぁ。かなり微妙。木の実〝を〟「落ちさせてください」は、「落としてください」だろう。

 改めて書いておくと、下記も関係する気がします。
【「~させていただきます」この使い方って間違い?】
http://allabout.co.jp/gm/gc/395394/

A 回答 (8件)

わたしが前回にした質問の後を、引き受けてくださりありがとうございます。

前回の失敗は、原則的なところを抑えておかなかったところにあります。
 「~せて/させて(ください)」は「~せて/させて(いただく)」と「~せて/させて」という共通部分があります。これはそのまま「相手の許可を得る」・「相手に受諾してもらう」言い方です。その時、「敬語の指針」にある説明は、

 『【解説1】「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は,基本的には,自分側が行うことを,ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる。』
 
 ということです。
  『○○○(さ)せて』について
1.「○○○」という動作は「自分側が行うこと」である。言い換えれば、「依頼主」の動作である。
2. 「(さ)せ」という使役の動作主は依頼された相手側(又は第三者)、言い換えれば「被依頼主」である。
 この点を固定せずに、話を始めてしまったことによって、「犬を歩かせて」のような、「犬が依頼主」とも取れる発言があり、(勿論犬は依頼主にはなれませんが、「歩く」は犬の動作です。)それでは、「被依頼主」はいったい誰なのか、話が複雑になりました。それに紛れて「あの人たちに酒を飲ませて下さい」と私までが言い出してしまいました。後で気がついて「あの人たちに酒を飲ませて上げてください」と言い直しましたが、これだと文型が変わってしまいます。
 「敬語の指針」の解説が「第三者」を持ち出したのは、許可を得る相手側に第三者が含まれるのであって、「第三者」の動作について許可を得るのとは別のことです。
 (「依頼者」と「被依頼者」という名称はあまりぴったりしない言い方なので、言い言葉があれば教えてください)

 さて、No.1の方の正論も含めて、考えると自動詞の「無意志動詞」はまず不自然な使い方になるものと考えられます。しかし世の中には困ったことも多いのです。雨や雪が「降る」風が「吹く」は自動詞です。ところが「降らせる・降らす」「吹かせる・吹かす」という他動詞もあるのです。(この種の他動詞は「泣かせる・泣かす」など多数あり、辞書も取り扱いに困っているようです)したがって、「風を吹かせてください」が成り立つかというと、そうではありません。「吹かせる」が動作であって、その中に含まれる使役の意味は、(人の動作+使役)を兼ねることは出来ません。

>■出る(自・二)→出(で)させてください
  出す(他・五)→出(だ)させてください

 この件も前に触れましたが、「出る」は依頼者の動作、「(映画に)出す」はキャスティングする人の動作、とすればむしろ「出(で)させてください」が正しい。(勿論、語呂はよくない)「出演させてください」がいいでしょう。

>プロダクションの社長が売り込みにきて、「うちの子を出演させてください」

 「私の息子を入学させてください」と同じ言い方。自分ではなく「うちの子」という身内意識が成立するかどうか、あまり見聞しないので、「~させてやってください」がいいと思います。ただ、そうなると、文型が違ってきます。

>■入(はい)る(自・五)→入(はい)らせてください
 入れる(他・二)→入れさせてください
 これは両方ともアリだな。

 そうですね。「部屋の中に入らせてください」「これを鞄に入れさせてください」(密輸入です。笑) 

>■「拝借させて」「拝見させて」「拝聴させて」「拝観させて」「拝領させて」などはいいのではありませんか。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
 中途半端に分割するとかえって煩雑になりそうなので、すべて下記に書きます。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3335. …

お礼日時:2015/12/23 22:00

いろいろ発言してみましたが、あまり役に立たないような結果に終わりました。

あなたのブログを読んでいてきがついたことを、書いておきます。場所とりついでに、わたしがまとめてきた「自動詞・他動詞対照表」を書いておきます。(このサイトでは文字が揃えられません)

合う     合わせる(合わす)
上がる  上げる
明く(開・空) 明ける
         預かる・預ける    他動詞専用
遊ぶ    遊ばす
預かる    預ける
暖まる    暖める
当たる    当てる
集まる    集める
改まる    改める
         浴びる・浴びせる    他動詞専用
現れる     現わす
荒れる     荒らす
言う      言う
生きる    生かす
急ぐ    急がす
入る    入れる
浮かぶ     浮かべる
受かる    受ける
浮く      浮かす
動く      動かす
移る     移す
生まれる    生む
売れる       売る
遅れる       遅らせる(遅らす)
起こる(起きる)  起こす 
          教わる・教える     他動詞専用
落ちる       落とす
驚く        おどす・おどかす
及ぶ        及ぼす
降りる(下)    降ろす
折れる       折る
終わる       終える
帰る        帰す
掛かる       掛ける
隠れる       隠す
重なる       重ねる
かたづく      かたづける
傾く        傾ける
          悲しむ・悲しめる    他動詞専用
通う        通わせる(通わす)
     被(かぶ)る・被せる  他動詞専用
絡まる       絡む・絡める
枯れる       枯らす
乾く       乾かす
代わる(替)    代える
変わる      変える
消える       消す
決まる       決める
切れる       切る
(聞こえる)     聞く(聴・利)・聞かす
          着る・着せる      他動詞専用
崩れる       崩す
砕ける       砕く
下る        下す
苦しむ       苦しめる
包まる       包む
加わる       加える
削れる       削る
          超える・越す      他動詞専用
擦れる       擦る
こもる       こめる
転がる       転がす
壊れる       壊す
下がる       下げる  
咲く        咲かせる(咲かす)
刺さる       刺す
指される      指す
          授かる・授ける     他動詞専用
覚める       覚ます  
沈む       沈める  
従う       従える  
死ぬ        死なせる(死なす)
閉まる       閉める       
          知る・知らせる     他動詞専用
過ぎる       過ごす
進む       進める
済む        済ます
育つ       育てる
揃う       揃える
絶える       絶やす
倒れる       倒す
高まる       高める
炊ける       炊く
助かる       助ける
立つ       立てる
建つ       建てる
溜まる       溜める
足る        足す 
近づく       近づける
縮む(縮まる)   縮める
散る        散らす・散らかす
捕まる       捕まえる
つかまる      つかむ
尽きる       尽くす
付く        付ける
浸かる       浸ける
伝わる       伝える
続く        続ける
勤まる       勤める
つながる      つなぐ・つなげる
詰む        詰める
照る        照らす
出る       出す
通る        通す
解ける      解く
溶ける       溶く・溶かす
閉じる       閉ざす
届く       届ける
飛ぶ       飛ばす
泊まる       泊める
止まる       止める
治(なお)る   治す 
流れる       流す 
鳴く        鳴かす
無くなる     無くす
悩む       悩ます
並ぶ        並べる
鳴る       鳴らす
慣れる       慣らす
煮える       煮る 
逃げる       逃がす
脱げる       脱ぐ・脱がす
抜ける       抜く
濡れる       濡らす
寝る       寝かす
残る        残す
延びる       延ばす
          飲む(飲ます)     他動詞専用
乗る        乗せる
入る        入れる
生える       生やす
          履く・履かす      他動詞専用
          吐く・吐かす      他動詞専用
挟まる       挟む
始まる      始める
はずれる      はずす
離れる       離す 
はまる       はめる
晴れる      晴らす
冷える      冷やす
広がる       広げる
増える      増やす
吹く      吹かす
含まれる      含む 
塞がる       塞ぐ
ぶつかる      ぶつける
減る        減らす
掘れる       掘る
滅ぶ        滅ぼす
曲がる       曲げる
負ける       負かす
混じる・混ざる   混ぜる
          待つ・待たす      他動詞専用
まとまる     まとめる
回る        回す  
(見える)      見る・見せる
見つかる     見つける
向かう       向く・向ける
          持つ・持たす      他動詞専用
燃える       燃やす
戻る        戻す 
漏れる       漏らす
焼ける       焼く 
休む       休める
破れる       破る・破く
止む        止める
緩む(緩まる)   緩める
揺れる       揺らす
汚れる       汚す 
寄る        寄せる
分かれる      分ける
沸く(湧く)    沸かす
渡る        渡す 
割れる       割る

  自動詞をさらに「受け身」「可能」などにわける必要はないと思います。分析し出すと切りが無くなります。
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この回答へのお礼

元々はOKATさんが提示したテーマですから……。
「ブログを読んでいてきがついたことを、書いておきます。」……の内容はどこでしょうか。

 膨大なリストですね。
 やはり、問題はこれをどう分類するかでは。

 たとえば……。
合う     合わせる(合わす) 
 →乗る/乗せる の仲間?
上がる  上げる
 →両方とも「〜(さ)せてください」にできる
明く(開・空) 明ける
 →「あける」は「あけさせてください」にできる
 ただし、「明ける」(自動詞)は×

 (略)

お礼日時:2016/01/10 13:02

>これが「明日も行かせてください」だと、


1)明日も私に行かせてください
2)明日も部下に行かせてください
 のどちらもアリでしょう。
 当然、
3)明日も私が行っていいですか
4)明日も部下が行っていいですか
 もアリでしょう。
 1)2)と3)4)のどちらが自然なのかは、なんとも言えない気がします。

3)明日も私が行っていいですか、4)明日も部下が行っていいですか
これで済むなら,こちらが意味がはっきりしていて、いいのは言うまでもありません。今、話は限定的で、「~せて/させて(ください)」の文型にして自然か、不自然かということを話題にしています。
 そういう点から言えば、2)明日も部下に行かせてください は、「行く」が部下の動作で、《基本的に、自分の側の動作》ということから はずれます。敬語の場合「部下が参ります」と言ってもかまわないという「身内の意識」はこの場合も通用するのでしょうか。
 「~せて/させて いただきます」を論じた例文で、「自分」以外の動作を使った例があったら教えてください。(今、即興的に作るのでなくて)そういう例を挙げて説明している本やサイトを。「部下を行かせて」や「犬を歩かせて」のような例です。
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この回答へのお礼

>「行く」が部下の動作で、《基本的に、自分の側の動作》ということから

「部下」なら「自分の側」だと思いますが……。
 ただ、たしかにこのテの話をする場合、ほかの人に「させる」文例はほとんど見ません。当方の不注意ですかね。
 ほとんど「させてください」の形ではなく「させていただく」の形だからかもしれません。あるいは「させていただく」に、使役のニュアンスがなくなっているから(当方はそう感じています)かもしれません。このへんはわからないことが多くて……。

 ただ、いずれにしても、「明日もここに来させてください」は不自然に感じます。
 個人の語感にかかわる問題の気がするので、強く主張する気はありません。

お礼日時:2016/01/02 22:09

■来(こ)させて


 明日もここに来させて ○と思います。

次のような形の他動詞「…す」は使役形にすると「サ入れ言葉」の形になってしまうという特徴があります。
(他動詞しかない者が含まれています。)

 自    他       使役形   「…す」の使役形
-------------------------------------------------------
合う   合わす      合わせる  [合わさ・せる]
遊ぶ  遊ばす     遊ばせる  [遊ばさ・せる]
急ぐ  急がす      急がせる  [急がさ・せる]
咲く   咲かす     咲かせる  [咲かさ・せる]
死ぬ   死なす     死なせる  [死なさ・せる]
済む   済ます     済ませる  [済まさ・せる]
散る   散らす     散らせる [散らさ・せる]
照る   照らす     照らせる [照らさ・せる]
飛ぶ   飛ばす     飛ばせる [飛ばさ・せる]
鳴く   鳴かす     鳴かせる [鳴かさ・せる]
鳴る   鳴らす     鳴らせる [鳴らさ・せる]
  脱ぐ(脱がす)  脱がせる  [脱がさ・せる]
  飲む(飲ます)  飲ませる   [飲まさ・せる]
  履く(履かす)   履かせる  [履かさ・せる]
    吐く(吐かす)   吐かせる [吐かさ・せる]
吹く   吹かす     吹かせる   [吹かさ・せる]
 待つ(待たす)  待たせる   [待たさ・せる]
 持つ(持たす)  持たせる   [持たさ・せる]
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この回答へのお礼

「明日もここに来させてください」
 ○ですかね。かなり不自然なような……。
 フツーの形は「明日も来ていいですか」あたりですかね。

 これが「明日も行かせてください」だと、
1)明日も私に行かせてください
2)明日も部下に行かせてください
 のどちらもアリでしょう。
 当然、
3)明日も私が行っていいですか
4)明日も部下が行っていいですか
 もアリでしょう。
 1)2)と3)4)のどちらが自然なのかは、なんとも言えない気がします。

お礼日時:2016/01/02 16:36

■覚める(自・下一)  覚ます(他・五) 


 覚めさせて×      覚まさせて○
■死ぬ(自・五)   死なせる(他・下一)、死なす(他・五)
 死なせて○     死なせさせて×、死なさ・せて△(「サ入れ言葉」の形)  
■知る(他・五)   知らせる(他・下一)  →自動詞がない。
 知らせて○     知らせ・させて(不自然)
■過ぎる(自・上一)   過ごす(他・五)
 過ぎさせて△(「通り過ぎさせて」なら○) 過ごさせて○
■育つ(自・五)     育てる(他・下一)
 育たせて×(不自然)  育てさせて○
■倒れる(自・下一)   倒す(他・五) 
 倒れさせて×(不自然) 倒させて○
■炊ける(自・下一)    炊く(他・五)
 炊けさせて×(不自然)   炊かせて○
■助かる(自・五)    助ける(他・下一)
 助からせて×(不自然) 助けさせて○(cf 「助けて」)
■建つ(自・五)     建てる(他・下一)  
 建たせて△(立たせて○) 建てさせて○
■溜まる(自・五)    溜める(他・下一)  
 溜まらせて×(不自然) 溜めさせて○
■足る(自・五) 足りる(自・上一)   足す(他・五)
 足らせて×   足りさせて×   足させて○
■伝わる(自・五)    伝える(他・下一)
 伝わらせて△      伝えさせて○
■出る(自・下一)    出す(他・五)
 出・させて○       出さ・せて○ 読みは違うが同形になる?
■解ける(自・下一)   解く(他・五)
 解けさせる△      解かせて○
■溶ける(自・下一)   溶かす(他・五)
 溶けさせて○      溶かさ・せて×
■閉じる(自・上一)  閉じる(他・上一)  閉ざす(他・五)
 閉じさせて○   閉じさせて○←自他同形  閉ざさ・せて○
■煮える(自・下一)    煮る(他・上一) 
 煮えさせて△      煮させて○
■脱ぐ(他・五)     脱がす(他・五) →自動詞がない。
 脱がせて○       脱がさ・せて?(「サ入れ表現」になる)
■寝る(自・下一)    寝かす(他・五)
 寝させて○       寝かさ・せて? (「寝かせて」なら○)
 どこまで続けようか、悩んでいます。必要なら続けます。
《問題》 自動詞は対格「の」を取りませんが、使役形にすると対格を取ることが出来ると、発言したことがありました。例 「人を泊る」は×だが、「人を泊まらせる」は○。しかし、この「使役形」と「~せて/させて」とはどうシンクロしているのでしょうか。「寝させて」は「<わたしを>寝させてください」と言っていいのでしょうか。多分いいと思うのですが。
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No.2で言った「降らせる・降らす」「吹かせる・吹かす」の動作主体は(機械や技術を用いた)人間か、「六大竜王・風神」のような人間離れした存在のいずれかです。



 前回の続きです。間違いがあれば訂正してください。
■言う(自・五)と 言う(他・五)「言う」は自他同形
 言わせて○(「……」と言わせて) 言わせて○(愚痴を言わせて)
■売れる(自・下一)と 売る(他・五) 
 売れさせて×(非現実的) 売らせて○
■起こる(自・五)と 起きる(自・上一)と 起こす(他・五)
 起こらせて× 起き・させて○ 起こさ・せて○
■教わる(他・五)と 教える(他・下一)→自動詞がない。
 教わらせて○ 教えさせて○
■折れる(自・下一)と 折る(他・五)
 折れさせる×(非現実的) 折らせる○
■掛かる(自・五)と 掛ける(他・下一)
 掛からせて△(「寄り掛から・せて」「取り掛から・せて」なら自然)
 掛けさせて○
■かたづく(自・五)   かたづける(他・下一)
 かたづかせて△(「嫁に行く」の意味なら○) かたづけさせて○
■悲しむ(他・五)  悲しめる(他・下一)→自動詞がない。
 悲しませる○  悲しめさせる×
■被(カブ)る(他・五)と 被せる(他・下一)→自動詞がない。
 被らせて○ 被せさせて○
■乾く(自・五)と  乾かす(他・五)
 乾かせて○     乾かさせて(サ入れ言葉と同形)?   
■決まる(自・五)と  決める(他・下一) 
 決まらせて×  決めさせて○
■切れる(自・下一)と 切る(他・五)
 切れさせて△(男女を別れさせる言い方なら○) 切らせて○
■崩れる(自・下一)と 崩す(他・五)
 崩れさせて×(不自然、砂山を崩れさせて) 崩させて○
■着る(他・上一)と 着せる(他・下一)→自動詞がない。
 着させて○  着せさせて△(着せてでいいのでは。しかし、これでは文型か らはずれる)
■削れる(自・下一)と 削る(他・五) 
 削れさせて×(不自然) 削らせる○
■壊れる(自・下一)と 壊す(他・五)
 壊れさせて×(不自然) 壊させて○
  やっとカ行の終わりです。切りが無いですね。
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■助かる(自・五)と 助ける(他・下一)


 助からせて× 助けさせて(「他人を」ということで)○ 普通なのは文型からはずれた「助けてくれ」(「助けてもらう」は×)
■見る(他・上一)と 見せる(他・下一)
 見させて△(言いにくい) 見せ・て◯(文型からはずれる)見て(これは関係ない)
■浮かぶ(自・五)と 浮かべる(他・下一)
 浮かばせて? 浮かべさせて○ 浮かべ・て(自然だけど文型からはずれる)
■浮く(自・五)と 浮かせる・浮かす(他・下一)・(他・五)←このような他動詞はない?
 浮かせて◯  浮かせさせて×・浮かさ・せて(サ入れ言葉の形と同じ)?
■合う 合わせる・あわす  これは上と同じタイプ
■現れる(自・下一)と現す(他・五)
 現れさせて×  現させて△(言いにくい)
■改まる(自・五)と 改める(他・下一)
 改まらせて× 改めさせて○
■浴びる(他・上一)と 浴びせる(他・下一)
 浴びさせて○  浴びせさせて△(言いにくいし、分かりにくい)
いくらでも問題はありますが、今回はこれで。
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この回答へのお礼

o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 コメントNo.4、No.5を合わせるといろいろありますね。
 問題はこれらをどう分類するのかですかね。

 これは主として
【仮説1】自動詞の無意志動詞は、原則として使役形にならない
 関係ですかね。
 少し考えたのですが、何がなんだか。下記をまとめるのが精一杯です。時間をください。

 当方はこのところバタバタしていて、別の方向から考えていましたがまとまっていません。
 下記に書きました。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3335. …

お礼日時:2015/12/27 21:06

まず、「自動詞の無意志動詞は、原則として使役形にならない。

」でまとめられるのではないでしょうか。

例えば、「走る」は自動詞ですが(「道を走る」など、前に「を」が付くことが多いのですが、この「を」は

対象を表すのではなく、通過点を表します。)意志動詞なので、「走らせてください。」と言えます。

これに対し、「消える」は自動詞の無意志動詞なので「消えさせてください」とは普通言いません。

また、「貸す」「借りる」、「あげる」「もらう」など、相手との貸借関係、授受関係により対となっている

動詞も「~(さ)せてください。」の形にはなりません。

わざわざ「借りさせてください。」「もらわせてください。」の形にしなくても、「貸してください。」「ください。」で

事足りるからです。

また、「~(さ)せてください。」は「謙譲使役」と呼ばれるものです。

例えば、社長が社員に「12月10日にボーナスを支給すること」を伝えたい場合、本来なら「12月10日にボーナスを支給します。」

と言えば済むことです。わざわざ社員の許可を得て、支給するものではないからです。

ところが「『ボーナスを支給します。』では、何か敬語として物足りないのではないか。」という気持ちが働き、

「12月10日にボーナスを支給させていただきます。」と言ってしまうのです。

この「謙譲使役」は文法的には何ら間違ってはいません。

ただし、「歌わさせてください。」と、五段活用動詞の未然形に「させ」を付けるのは、明らかに間違いです。

「歌わせてください。」が正しい言い方です。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

【仮説1】自動詞の無意志動詞は、原則として使役形にならない
 ここまで言い切れるか否か疑問だったのですが、とりあえずこれを【仮説1】とします。
 自動詞/他動詞の話や、「道を走る」などの話は下記ですかね。一応基本的なことは理解しているつもりです。
【自動詞と他動詞〈1〉〜〈5〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2936. …

 自然現象のほとんどがこれに当てはまりそうです。「落ちる」あたりもそうでしょう。

【仮説2】貸借関係、授受関係などで対になっている動詞は使役形にならない(ときがある)
 これもたぶん言えそうですね。
「借りる」「もらう」が典型ですかね。 
 問題は、「貸借関係」「授受関係」に準じるものがどの程度あるか……でしょう。

 質問文を投稿したあとに思いついたのが「来る」です。
「来させてください」はナシでしょう。「行かせてください」はアリですよね。
「往来関係」ですかね?

「謙譲使役」という言葉は、過去質問でyumenoukihashi0038さんがお使いになっていて、初めて見ました。1)「ボーナスを支給します」
2)「ボーナスを支給いたします」
3)「ボーナスを支給させていただきます」
 どれを使うのかは趣味の問題という気もします。
 この場合、3)はちょっと気持ちが悪いですね。よほど金額は少ないのと勘ぐってしまいます。

 文字数制限があるので、以降は下記に書きます。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3335. …

お礼日時:2015/12/23 20:48

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