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大和言葉を漢字であらわすときにニュアンスを変えるためにいろいろ書き分けることはよくありますよね。
たとえば「計る」、「図る」、「測る」などです。

一見よく似た例なのですが、「思量」と「思料」はどういう関係なのでしょう。
どちらも「と思います」や「と考えます」という、まったく同じ意味のようですが、どう考えても大和言葉とは思えません。
昔から China で使われてきた言葉のように見えます。
どういう経緯で同じ意味を表す言葉が二通りの書き方で表されるようになったのでしょう。

A 回答 (2件)

経緯はさっぱりわかりませんが、諸橋の大漢和辞典だと


【思量 シリヤウ
❶意志と局量 ❷おもひはかる。かんがへをめぐらす。種々に考案する。思料 ❸思慮の量度 】

【思料 シレウ
おもんばかる。かんがえはかる。思量 】

このように説明されています。
これから想像出来ることは、諸橋博士は、思量と思料は意味が異なる場合があり、思料は思量の意味の1つのケースだとお考えだったらしいことです。

なお廣漢和辞典(これも諸橋が関与してますが、大漢和辞典のような辞典ではなく、かなり小規模です)には、
【思料 シリョウ シレウ 思いはかる。考える】
【思量 シリョウ シリヤウ 思いはかる。考える。また、考え。思料 】と書かれています。

どちらも、思量は思料を含むがもっと広い意味での熟語というスタンスで書かれているようです。

どちらにも、思量の用例がいくつか記載されているものの、思料の用例が記載されておらず、使い分けることになった経緯はわかりません。

思量は、一般人が考えてもはじまらないというようなケースで使われることもあったようです。
法華経 方便品 http://yoshiok26.p1.bindsite.jp/bunken/cn14/hoke …
「思を尽して共に度量(はかる)とも 仏の智は測ること能わざらん」
「共に思量すとも 仏の智を知ること能わざらん。」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>使い分けることになった経緯はわかりません。
>諸橋博士は、思量と思料は意味が異なる場合があり、
>思料は思量の意味の1つのケースだとお考えだったらしいことです。
うーん。
このまま覚えてよいものかどうか悩んでおります。
とりあえず、思量の方を使っておけば間違いがないようですね。

お礼日時:2016/01/12 20:42

こういうのを見つけました。


なるほど、元は「思量」だったのが、
日本で明治頃「料」があてられたのですか。

http://www.ytv.co.jp/blog/announcers/michiura/20 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
同じようなことを考える人っているものですね。

お礼日時:2016/01/12 20:37

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