プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

第九は嫌いではないのですけど、どういうわけか、この楽章だけは音楽に浸れません。ちんたらしていて後半だんだんイライラしてきます。長過ぎる。なので、第九のコンサートに行く気にもなりません。同じような感想を持つ方はいらっしゃいますか? また、同じ様な想いをしていたのに、聞き方が変わってよく聴こえるようになった方はいらっしゃいますか? あるいは、この楽章のおすすめの演奏というのはあるのでしょうか? よろしくお願いします

A 回答 (2件)

第九自体が長いのだから、それは仕方がないでしょう。

第3楽章が短かったら、どう考えてもアンバランスです。
第4楽章で「ああ、いよいよ第九が始まったよ!」とおもむろに身を乗り出す前に、ちょっと息抜きして、安眠するのもよいのでは。

でも、最近のピリオド系の演奏の第3楽章は、けっこうテンポが速いです。
ガーディナー、マッケラスとか。
ちょっと演奏時間を調べてみたら、こんな感じでした。(それぞれ1~4楽章)
フルヴェンは遅すぎかも。往年の大指揮者たちが「重厚長大」路線を作ったのだと思います。下に示したように、メトロノーム速度はけっこう速いです。

フルトヴェングラー/バイロイト: 17.47 / 11.57 / 19.36 / 25.09
ベーム/ウィーン・フィル   : 16.46 / 12.08 / 16.38 / 27.09
マッケラス/ロイヤル・リヴァプール・フィル: 13.50 / 13.41 / 11.55 / 21.30
がーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク:13.05 / 13.08 / 12.05 / 21.25

日本のプロオケの年末第九は、「年寄ファン」御用達の往年の遅いテンポがまだ主流のようです。
その中にあって、昨年末のヤルヴィ/N響の第3楽章は速かったですね。

この第3楽章は、A(4/4拍子、アダージョ、四分音符=60)、B(3/4拍子、アンダンテ・モデラート、四分音符=63)が各々交代しながら変奏され(といってもAは3回、Bは2回だけ)、Aの4回目(12/8拍子)で次第に興奮してファンファーレで頂点に達し、再び静まるという全体構成に、これだけの長さは必要だと思います。それでも、全体でたったの157小節しかないのですよ。
第3楽章の「全体構成」に着目して聴いてみてはいかがですか?
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご丁寧な回答有り難うございました。
まさにフルトヴェングラーで聞いてました。
あまりに長いので第四楽章へいく前に、気が失せてました。
第四楽章になっても目が覚めず(笑)

全体構成ですか
意識転換してみます

ガーディナー盤は昔買ったのがあるので、聞いてみます。

お礼日時:2016/01/18 11:19

長いのは演奏者も同じ気持ちです。

年末のNHK、Eテレで第九の演奏をしていた時に、オーボエ首席の茂木さんがこの曲は長いのだが、ヤルヴィの指揮で楽しかった、と言ってました。
一時代前の、大指揮者と呼ばれる人たちの演奏は、楽譜に忠実ではなく、自分の威厳を見せつけるような演奏が多かったです。ですが、最近では古楽器の奏法を現代のオーケストラに取り入れる演奏が主流になってきて、一つのブームになっています。
なかでも、アバド/ベルリンフィルの演奏は現代のオーケストラとしてはテンポが速いです。第一楽章の楽譜には♩=88が書かれており、そのまま演奏するとメチャ速いです。昔のピリオド楽器の編成ならいいのですが、現代のオーケストラの編成でテンポが速いと変になります。巨体で無理やり走らされているという印象になります。

前置きが長くなりましたが、3楽章が遅いのは4楽章の前ふりと考えてみてはいかがでしょう?あの、夢を見るような楽章があるからこそ4楽章冒頭が生きるのだと思います。確かに全体としては長いので、眠たくなりますが。

お勧めの演奏は、ノリントン/シュトゥットガルト放送響です。古楽器の奏法を現代のオーケストラに取り入れたことで有名ですし、演奏もスピード感があって3楽章も速いです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます

古楽器演奏のノリントン 探してみます

ヤルヴィさんの指揮 ネットの広告で見たリヒャルト・シュトラウスには興味がわきました

お礼日時:2016/01/19 11:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!