いけず言葉しりとり

ものすごくうろ覚えなんですが「蝦蟇ガエル」のような生き物が、
「何か(蛇っぽい生き物)に飲み込まれつつある」状況を語っている作品がありました。
「ああ、自分は今、飲み込まれていくんだなぁ」との感想をその生き物は持っています。
多分ですが「今まで自分はいろいろな生き物を食べてきたけれど、今度は自分が・・・」みたいな
心境をリアルタイムに綴ってあり、中学生だった私は、「怖い」との印象を受けました。

作者は、宮沢賢治ではありませんが、日本の作家の作品でした(それはハッキリ覚えています)。
作品全体の印象としては「萩原朔太郎」に近いのですが、萩原朔太郎でそういう話はない気がします。
思い出せなくてモヤモヤしています。蝦蟇と蛇ではなかったかもしれませんが、
状況的には、そんな感じの生き物の話で、ごく短い小説でした。

教科書に載るくらいなので、比較的有名な作品ではないかと思っています。
漠然とした質問で、申し訳ありませんが、お心当たりがありましたら、
タイトルや作者名をお教えください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

芥川龍之介の『蛙』ですね。


哲学する蛙って、いかにも彼らしい。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
早速『蛙』を青空文庫で読んでみました。

ストーリーとしては、まさに「そのもの」に近いのですが、私が読んだ作品は、
呑み込まれる蛙(か何か)は「ああ、自分は今、呑み込まれてゆく」「自分の足は、少し溶け始めている」みたいな、
ことを考えつつ(独白しつつ)、呑まれていきます。その状況が怖かった記憶があります。
呑みこまれる側の視点で、すべて描かれており、芥川龍之介の『蛙』のように、他者の視点はありませんでした。

草野心平の『秋の夜の会話』的な印象もある作品だったような気もします。
引き続き、お心当たりがありましたら、お教えください。よろしくお願いいたします。

■秋の夜の会話

さむいね。

ああさむいね。

虫がないてるね。

ああ虫がないてるね。

もうすぐ土の中だね。

土の中はいやだね。

痩せたね。

君もずゐぶん痩せたね。

どこがこんなに切ないんだらうね。

腹だらうかね。

腹とったら死ぬだらうね。

死にたかあないね。

さむいね。

ああ虫がないてるね。

お礼日時:2016/01/23 16:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報