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先日テレビで台湾の金門島では、民間人が不発弾を原料にして鉄製品を作っているとの放映がありました。
日本などでは、不発弾が見つかると住民の安全確保で大騒ぎですが、なぜこうも不発弾への対応が違うのですか?対処技術をご存じの方いらっしゃいましたら、教えてください。

A 回答 (3件)

金門島の鉄製品(主に包丁)は島の名物となっていますが、これは中国との戦争の際に大量に撃ちこまれた砲弾の「断片」や模擬砲弾が主な材料で、別に好んで不発弾を材料としているわけでは無いようですよ。



 この金門島をめぐる戦いというのは非常に複雑な経緯があるらしくて、1958年の事件は本当の砲撃、その後20年続いた事件(月・水・金の砲撃というそうです)はプロパガンダ的要素が強くて、もっぱら模擬砲弾を撃ち込んでいたという話です。
 したがって、現地の人が材料として使っているのは初期に撃ちこまれた砲弾の場合はその破片、後期に撃ちこまれた模擬砲弾は火薬が入っていないためそのままバーナー等で解体して使っているようです。
 いくらなんでも火薬の詰まった本物の不発弾を好んで使うはずもありませんので、もし本物の不発弾が見つかったら軍に連絡して対処、というごく当たり前の方法がとられていると思います。

 ちなみに日本の場合は不発弾が見つかると自衛隊に連絡、様々な方法で信管を無力化します。
 参考→http://www.mod.go.jp/rdb/n-kanto/kouhou/pdf/77ko …
 自衛隊の技術レベルは世界屈指といわれますが、方法自体は外国とさして違いがあるわけではありません。台湾軍は非常にレベルが高い軍隊と言われますので、おそらく同じような方法をとっていると思います。
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この回答へのお礼

大変よく判りました!詳しいご説明もいただき、感謝いたします。

お礼日時:2016/02/03 16:37

もちろん不発弾や地雷は台湾の国防部(国防省)が組織的に行っています。


金合利鋼刀が包丁の原料に使っているという砲弾は、軍によって信管・火薬を取り除かれて、払い下げられた単なる鋼のケースです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/03 16:40

恐らく、不発弾の信管と火薬を抜いたものを払い下げてもらって、民間で加工しているのでしょう。


処理自体は、軍なり警察なりの専門部隊が行っていると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/03 16:40

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