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120mm*200mm*8mm厚の銅板を軽量化するために肉抜き(座繰り)したいのですが、うまくやらないと反りが発生すると聞きました。
どのような座繰り形状にすれば軽量かつ反りなしが実現できるか、詳しい方、設計のポイントを含めてご教示ください。

A 回答 (1件)

板の反りは、内部応力が発生するかあるいは既存の内部応力が開放されることによって生じると考えられます。


板材料の製造方法により、材料に内部応力が働いていることがあります。例えば、圧延で製造された板だと、板の両表面に引張応力が働いていて、片面から加工を行なうと加工した面側の引張り応力が開放されて、加工した面側が凸になるように反ります。したがって、方法としては、①加工前か加工後に熱処理、または経時(時効)処理して内部応力を除去する、もしくは、②両面から対象に加工するなどして、応力を釣り合わせる方法が考えられます。また、反ってしまったワークに反りを取る曲げ加工を追加加工としてすることも現場ではよく行われますが、なかなか上手くいかないようです。
材料に残留内部応力がある場合は、ご質問のように座繰り形状の工夫で反りを防ぐ方法は、通常無理だと思います。
ただし、反りの程度がどの程度まで許容されるのかという問題はありますが。
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