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合成界面活性剤についてですが、繁用される原料のココナツオイルには、50%以上ラウリン酸が入っていると聞きましたが、なぜわざわざ還元して危険な1-ドデカノールを使うのでしょうか?

どう考えても、理由がわからず質問させていただきました。

A 回答 (3件)

ラウリン酸のままでは、石鹸にはなるが、合成洗剤にはならないから。



https://ja.wikipedia.org/wiki/ラウリル硫酸ナトリウム
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この回答へのお礼

わかりました。
明快なご返事感謝いたします。

お礼日時:2016/03/15 11:29

確かに、1-dodecanolは炭素数14の高級アルコールで、(人によったら好き好んで飲んている猛毒の)エタノールの半分の毒性があります。


 しかし、洗剤に使用される界面活性剤は、ラウリン酸(ドデカン酸 dodecanoic acid)ですよ。
あなたの質問をC₂の低級アルコールで翻訳すると
 「酢酸はお寿司に使われますが、なぜ危険なエタノールを使うのでしょうか」
となるのはお分かりですか?
 塩素は猛毒なのに、なぜ食塩を料理に使うのか・・・と同じこと。化学の初歩の初歩ですが、物質には単体と化合物があり、化合物には様々なものがあります。単体に(ダイヤモンドと黒鉛)同素体があるように、同じ組成式でも全く異なる物質はたくさんあります。
 化学を学ぶと「 ウェルナーとリービヒのシアン酸銀と雷酸銀(いずれもAgCON)の話」は必ず授業で聞いているはず。
 ましてや、酢酸CH₃COOHとエタノールC₂H₅OH、ラウリン酸C₁₁H₂₃COOHとドデカノールC₁₂H₂₃OHは組成式も異なる別の物質です。

 まず、洗濯の化学ですが
1) 脂溶性の部分と水溶性の部分が結合した物質は界面活性剤となる
2) 石鹸は高級脂肪酸のナトリウム塩
3) 油脂は高級脂肪酸とグリセリンのがエステル結合したもの
4) 水酸化ナトリウムなどでエステルを加水分解して石鹸を作る
  ステアリン酸ナトリウムとか・・
5) 脂肪酸の炭素数が小さいほど融点が低い
6) 融点が低いものほど洗浄能力が大きい。
7) 合成洗剤にはラウリン酸ナトリウムが使われる。
8) ラウリン酸(のグリセリド=)はパーム【核】油やココナツ(ヤシ)油に多く含まれる
  パームヤシの果肉から得られるパーム油と混同しないように--こちら文字はしばしばヤシ油と言われる
  ココナツヤシの胚乳やパームヤシの核から得られるのがヤシ油
9) ヤシ油の脂肪酸の50%はラウリン酸である。

 ラウリン酸を還元するとドデカノールが得られますがそれは洗剤ではない。

 なにをどう誤解されているのか・・・そもそもエタノールはラウリン酸よりもっと海洋生物に有毒ですけど・・(^^)
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この回答へのお礼

かみ砕いてのご説明ありがとうございます。
私も化学を修めていたはしくれですのでイロハのイくらいは知っています。

何でこんな質問したのかというと、なぜラウリン酸を還元させるのか理由を
どうしても知りたかったからです。

お礼日時:2016/03/15 10:19

ドデカノールのどの部分が危険ですか?

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この回答へのお礼

水生生物に有害のところでしょうか?

お礼日時:2016/03/14 22:00

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