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ある若い医師で、総合病院で週に2~3日の外来診療を担当し手術も行っている方がいます。その方の名前をネットで検索すると医局のページがヒットし、それによると大学院生となっていました。良い先生ですが、学生が診察や手術?と思うと違和感もあり、ここに質問しました。

工学部などでは、大学4年卒業→大学院(修士課程2年)→企業に就職、または(修士課程2年)→(博士課程2年)→就職または大学に残り助手、などの流れで、あくまでも大学院を卒業してから企業や大学に就職し給料を貰う順序だと思います。
① 医学部4年在学中に医師国家試験を受験して合格し、卒業と同時に「初期研修医」として何処かの病院に「就職」し、病院での2年間の研修が過ぎてから、大学院に籍をおいて研究しながら週に2日くらい病院で診療や手術を行う、というパターンはあるのでしょうか?
違う箇所があれば指摘してください。
② 初期研修医があれば、後期研修医のようなものもあるのでしょうか?
③ 博士号を持っている医学博士という肩書に関して教えてください。 持っていると、患者にとって、または業界での医師自身の立場などかなりプラスになるのでしょうか?
④ 臨床医師の場合、どういう目的で博士号を取ると考えられるでしょうか?
⑤ 20代ではなく、30代、40代になってから臨床医師として働きながら大学院で博士号をとるケースもあるのでしょうか? あるとしたらどれ位の比率であるのでしょうか?

A 回答 (4件)

医師のキャリアにとって、大学院は勉強をする期間と言うよりは、研究をする期間といった位置づけです。


ですから、一般的にはある程度臨床経験をつんで、医師として仕事ができるようになってから大学院に行くことが一般的です。
医学の進歩と卒後研修制度の改革に併せて、医師としてのトレーニング期間は延びてきています。
それと、歩調を合わせるように、医師の大学院進学も遅れつつあります。
かつて(40年ほど前)は、大学卒後1~2年で大学院に行っていたものが、20年ほど前は大学卒後3~4年、現在では大学卒後6~7年になりつつあります。
さらに、来年度からはじまる新専門医研修が始まると、内科系を中心に大学院入学がさらに数年遅くなるのではないかと予想されています。

そのため、大学院に進学する平均的医師像として、30歳代前半で、すでに結婚し、子供ができているくらいの方が多くおられます。
40代の大学院生はぐっと減ります。
もちろん大学院からは給料はもらえませんし、逆に授業料を払う必要があります。
しかしさすがに30過ぎて親に学費・生活費を頼るわけにもいきません。
また、彼らはすでに医師としての技量を充分に持っています。
そして、世間は医師不足で、非常勤でいいから高給で医師を雇いたい病院は無数にあります。
結果的に大部分の大学院生は「大学院に籍をおいて研究しながら週に2日くらい病院で診療や手術を」行なっています。

初期研修は、内科・外科・産婦人科など、基本的に医師として必要な全てのトレーニングです。
そして、後期研修で各科の専門的研修を行ないます。

博士号は、「足の裏についた米粒」といわれます。
「とってもどうということは無いが、とらないと気持ち悪い」という意味です。
医師のキャリア形成上、研究に従事していた時期があった方が良いような気がするので大学院に行き、大学院に行ってしまったら博士号をとらないと格好悪いといった程度の話です。
医師としての仕事の上ではまず関係ありません。
ただ、一部の公立病院では、医学博士を取っていると給料がわずかに上がったり、部長になるには医学博士号が必要だったりしますが、普通は関係ありません。

ですから、あなたがご経験されたように、病院に勤務している優秀な臨床医が、実は大学院生ということは、珍しい話ではありません。
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この回答へのお礼

学生の「勉強」ではなく、プロの医師としての「研究」ですね。
"臨床経験をつんで、医師として仕事ができるようになってから大学院に行くことが一般的"
"医師の大学院進学も遅れつつあり・・・現在では大学卒後6~7年になりつつ"
具体的な年齢も書いていただき、足していくと30前半になるのがよくわかりました。
子供がいるかも、というのもリアルですね。
病院の外の人間(患者や家族)の浅い知識でしたが、だいぶ修正されたと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/03/25 14:06

④ 臨床医師の場合、博士号を持つ公務員は基本給が高くなり、


長く勤めると退職金も高くなります。(大したことは無いですが)
臨床医の実力としては、博士号より専門医の方が良いようです。
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この回答へのお礼

博士号もたしかに資格で、給料や退職金に影響するという事ですね。
サラリーマンが取得する資格というイメージとは全然違うものですが、反映のされ方はお金にもなっているのですね。
専門医について掘り下げてみようと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/03/25 14:07

①無い。

最終学年(6年)まで進級して、卒業することが受験するための条件。その後のパターンはいろいろある。基礎医学に進むか臨床医学に進むかによっても大きく変わるし、その辺のカリキュラムは大学(大学院、研究科)によってさまざま。次の記事が参考になるだろう(https://passnavi.evidus.com/medical/03/34_69/htm …

②ある。ただし後期研修医、と呼ぶとは限らない。診療科などによって期間は違う。

③患者にとってはあまり関係ない。医学に関する研究を修めて博士号を取得した方、という意味以上のものはない。医師でなくても、博士課程を修了して論文審査に合格したら得られる。人事では必要とされる事も多い。

④博士号を取ろうとしている、と思い込み過ぎじゃないですか?近年では、通常は「専門医」資格を取るために大学院に進む方が多いと思いますけど。

⑤前の回答と同じ。博士号を取る人も勿論いる。比率は知りません。何歳であろうと、カリキュラムのどこかの段階で入ってきたら、あとは他の人と同じ流れ。

あなたの遭遇した状況は別におかしくとも何ともありません。研修を修了して大学院に進むなんてルートは標準的なコースです。一度、色んな大学医学部(研究科)のカリキュラムを見てみると良いと思います。ネットで公開しているところが多いので。それぞれの研究科のカリキュラムの中に、大学院へ進学するコースが含まれているところも多いのです。
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この回答へのお礼

医学部は4年ではなく、6年でした。(薬学部が少し前に6年になったのですから医学部は当然6年のはずですね。)
紹介していただきましたパスナビのサイトも見ました。知りたい事がズバリ載っていました。
さらに別のページにも医師に関することがたくさんあるようでした。
これから詳しく読んでいきたいと思います。
色々とどうもありがとうございました。

お礼日時:2016/03/25 13:38

①医師国家試験は医学部、医科大学を卒業しないと受験資格がありません。

4年時に受験するという事は有り得ません。

卒業してから大学院に進学する事は有り得ます。医師国家試験に合格していれば、医師であり学生でもあるということは有り得ます。
ただ、医師国家試験に不合格になった場合、大学院の入学を取り消されるかもしれません。

現在の卒後研修システムがどうなっているのかわかりませんが、医師国家試験合格後、何年か臨床研修をつまないと患者を診る事はできないかもしれません。研究職は必要ないかも(わかりませんが)。

⑤あるとは思います。課程博士、論文博士の違い。
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この回答へのお礼

在学中に合格する人もいる弁護士の司法試験と、混同していました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/03/25 13:24

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